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今回は、『当直』 についてである。

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『当直』 は大変である。



通常、昼間は普通に勤務した後、
そのまま休み無く 『当直業務』 に移り、
翌朝まで 『当直』 をして、次の日も通常の勤務の仕事をする。


何時間連続勤務だろうか?


連続36時間位である。


忙しい病院では・・・、重症の児が当たれば・・・、さらに延びていく・・・・。


当直の忙しさは病院・科によって異なる。

大抵の場合、時に数時間寝れる日がある程度である。

しかし、大抵の病院では当直室は窓がなく、狭く、かび臭い。


いつ呼ばれるか解らない緊張感と、部屋の不快さ、から寝苦しい事が多い。


つまり、時々しか呼ばれない 『寝当直』 でも疲労が残る事が多い。



患者さんは夜中までは多いが、明け方に受診される患者さんは少なくなる。

ただし、入院ボーダーの患者さんは、点滴・採血をして帰れるか・入院か、
その判断をするのに大体少なくとも2時間位はかかる。

その後、入院になれば、また小一時間はかかる。


仮に3時に1人だけ患者さんが来られても、
採血・点滴となれば、5時過ぎまでは寝られない。

入院となれば、もう朝である。


深夜から明け方でも最低でも数人は来られるので、
『当直』というものが寝れない事が多い事は解って頂けると思う。


さらに、忙しい病院は、新生児の立会い、NICUの重症新生児の管理、
重症の入院患者、救急車の対応、などに次々と追われ、
全く寝れない所か、食事すら出来ない事がある。

水分も取れずに、こちらが死にかける事もある。


こんな『当直』を大体の小児科医は月3-4回
多い先生では月6-7回をこなしている。


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『崖っぷちの小児医療(2) 労基法かいくぐる当直勤務』
                           産経新聞Web

自殺した小児科医、中原利郎さん(44)=当時=の遺族は今、
労働災害の認定を求めて争っている。認定が難航しているのは、
『当直』 が労働基準法上、通常は勤務に認められない
からだ。しかし、急患に対応する小児科の 『当直』 は未明に少し休める程度。
当直を含めた32時間連続勤務があたりまえという過酷な労働条件が、
小児救急をかろうじて成り立たせているのが現状だ。

『労働基準法を厳格に適用したら、救急病院はすべて、
つぶれてしまいます』


今年3月、東京・永田町の衆院議員会館。厚生労働省の担当者は、
民主党の衆院議員に病院で働く医師の過酷な勤務を緩和するよう求められ、
脅しとも悲鳴ともつかぬ言葉を発した。

だが、それは 脅しではなく、現実 だ。

中原医師の自殺の労災認定は一昨年、棄却された。勤務は過酷だったが、
同僚が同じ小児科で 『若干少ないものの、同様の当直回数をこなしていた』 ため、
過酷な勤務が招いた自殺ではないとされたのだ。原因は、『日本の社会に警鐘を鳴らし、
小児科医療の環境が改善されることを望んだもの』 とされた。

確かに、中原医師以上に当直をこなすケースはある。小児の急患を扱う病院では、
通常勤務の後に当直に入り、翌日は再び午後5時まで勤務する
『32時間連続勤務』 が当たり前 だ。
実態は明らかに労働基準法違反 だが、小児科の勤務医は
これを当然視している。

4月上旬の午後五時過ぎ、都市部の救急に対応するある病院。

昼まで外来の診察、午後は健康診断にあたった女性医師、佐藤清美さんは
医局で入院患者への対応を引き継いでいた。午後6時半に店屋物の夕食。
近隣の診療所から吐血患者の受け入れ要請があったのは、運良く、
食事を終わらせた直後だった。

午後7時には夜間救急の臨戦態勢に入り、30分後には吐血した2歳児を診察。
胸のレントゲン写真を撮るなどして、内科の異常がないことから、
耳鼻科の当直医に対応を依頼した。

この病院が午後10時まで併設している夜間診察室には、発熱や嘔吐などを訴える
子供が次々に親に連れられてくる。その中で、佐藤医師は比較的重い子供に対応する。
下痢で脱水症状を起こしている兄と妹には、研修医らの手も借りて点滴を行った。

小児科の点滴は修羅場になることも珍しくない。針を刺そうとすると、
子供は泣いて全力で抵抗する。赤ちゃんになると、脂肪が多いために、
細い血管も脈もなかなか見つからない。

結局、この夜十時までに夜間診察室を訪れた患者は10人。佐藤医師はそのうち
4人と、吐血で運び込まれた子供、昼間の外来から様子を診ていた1人の
計6人を診察した。

救急室で作業をしていると、午後11時前には血便のあった子供が運ばれてきた。
幸い、大したことはなかったが、入院した患者2人の対応などで佐藤医師は結局、
午前1時まで休む暇がなかった。

午前1時以降の急患はなかったが、佐藤医師は 『普段は午前2時とか、4時とかにも
患者さんは来ます。日が変わって新たな患者さんが来ない今日のような当直は、
年に2,3度あるかないかです』 という。

ほとんど眠れず、神経を張り詰める当直勤務
それでも当直あけの翌日も午後7時までは通常の外来診察をこなす。
小児科の勤務医には 『よくある』 連続34時間勤務 だ。

この病院の小児科には常勤医が部長も含めて8人。勤務医の数は多い。
それでも、佐藤医師の宿直は月3回程度、一番若い医師で6回だ。
これより激しい勤務を強いられる勤務医も珍しくない

しかし、当直は勤務時間にはカウントされない。勤務医ももはや、
それを望もうともしない。勤務時間に入れると、『労働基準法上、
残りの週の半分は働けなくなってしまうから』 だ。小児科の救急は、
まさに 医師の善意と良心に 『おんぶにだっこ』  が実態なのだ。

だが、それで救急が維持されるのも限界 に来ている。
新人医師が入らなくなっているからだ。2年前に研修が義務化され、研修医は
一つの診療科を長く経験するのではなく、期間内に多くの診療科を経験する
ようになった。その結果、『子供たちが退院して帰っていく喜びを経験する
機会がなくなり、大変さだけをみてしまう』 ようになったからだ。

今春、新しい研修制度の下、義務研修を終えた1年生が初めて、一人前の医師として
歩み始めた。小児科医を選んだ研修医は、国立大学病院などで3年前に比べて
40%も減った という。

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コメント
この記事へのコメント
そして一人医長は月30日…
正気の沙汰ではないです。
2007/02/16(Fri) 12:59 | URL  | ども #uvrEXygI[ 編集]
その実体を改善する動きは、まったく無いのでしょうか…。「そんなの当然」と言い切るのは、やっぱり違うような気もします。まったく素人目の意見ですけど^^;
2007/09/25(Tue) 16:34 | URL  | ドド #-[ 編集]
> ドド さん

ありがとうございます。

この記事を書いてもうすぐ1年になりますし、『医療崩壊』が叫ばれて、もう大分経ちます。

それでも、事態が好転している兆しは全くありません。いつ、どうように、手を打ってくれるのでしょうか?

またお願いします。
2007/09/26(Wed) 22:27 | URL  | ドロロンえん魔くん #-[ 編集]
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