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今回は、流行性耳下腺炎、通称、おたふくかぜ、についてである。

保育園、幼稚園などで爆発的に流行る事が多い。




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流行性耳下腺炎  通称 おたふくかぜ


『ムンプスウイルス』 によって起こる耳下腺炎である。

潜伏期間は、通常14-21日程である。

ムンプスにかかった事が無い兄弟などは 60%程 の確率で感染する。

当然、炎症を起こした耳下腺は触れると痛い。


耳下腺炎の進行と伴に、しばしば39-40℃に達する発熱が見られる。
この24-72時間の発熱の間は特に圧痛が強い。

噛んだり、飲み込んだりする時、
特に酢やレモンのような酸味のある液体を飲み込む時に痛みを感じるのが、
最初の症状の事が多い。


耳下腺だけで無く、顎下腺や舌下腺が腫れる場合もあり、
そのような場合には、顎の下の腫れも見られる。


耳下腺の腫脹は5-9日間続く。


両側が腫れる場合が多いが(60-70%)、片側のみ腫れる場合もある。
片側しか腫れなかった場合でも、ちゃんとした免疫がつく。

実はムンプスウイルスに感染しても20-30%は無症状である。
これを 『不顕性感染』 というが、それでもちゃんと免疫はつく。


流行性耳下腺炎には合併症も多い。


頭痛・後頚部痛、嘔吐、首の固さ、といった症状のウイルス性髄膜炎が
時に見られるが、大体3-10日で良くなる。

厳密に検査すれば、10-20%は軽い髄膜炎になっていると
言われており、入院になる程の症状の強い髄膜炎も2-3%で存在する。


また、血液・髄液検査でムンプスウイルスによる髄膜炎と診断された患者の
30-50%には、耳下腺炎の症状は見られない。


思春期以後の男性で、最も多い合併症は睾丸炎である。

睾丸の痛みと腫れは1週間で良くなるが、圧痛は数週間続くことがある。
患者の50%に睾丸の部分的な萎縮を認めるが、不妊はまれである。


膵炎も頻度は高くないが有名な合併症である。
嘔吐、腹痛を起こすが、1週間程で治る事が多い。

難聴はムンプス患者1-2万人に1人発生すると
推計されていて、80-90%が片側のみである。

逆に言うとムンプス難聴の10%は両側である。


なお、耳下腺炎は、ムンプスウイルス以外にも
様々な原因・病原体で起きる。



ムンプスウイルス以外のウイルス感染(パラインフルエンザウイルス、
コクサッキーウイルス、A型インフルエンザウイルス、EBウイルス、
アデノウイルス、など)、または、細菌感染=ばい菌によるもの、
反復性耳下腺炎といって原因のよく解からないもの、などもある。

その他、熱がある場合、『川崎病』 という事もあり得る。
 『川崎病について』 参照。


両側の耳下腺腫脹の場合、細菌感染よりムンプスの方が可能性が高い。


正確な診断はムンプスウイルスに対する抗体が作られているかを
血液検査で測定する事で可能である。


治療は、『熱』 と 『痛み』 に対する対症療法になる。


あとは、腫れている所を氷で冷やすか、冷えピタでも貼っておくという程度しかない。

しっかり腫れが引くまでは出席停止 となる。


耳下腺は唾を出す所なので、辛いものや酸っぱいものを口に入れると、
唾を出そうと耳下腺が収縮するために痛みが強くなる。

そのため、なるべく味の薄いものをあげる方が良い。


唯一の予防は予防接種であるが、ムンプスの予防接種は任意接種となっている。

実際の有効率は 70-80%位 ともともとやや低目で言われているが、
個人的な印象ではせいぜい60%位かと思う。

現在、ムンプスワクチンの副作用として、髄膜炎が1万人に1人発生する
と言われているが、自然感染により発症する髄膜炎の発生率が 2-3%程度
である事を考えて、ワクチンにより予防する方が安全であると言う人も居る。

合併症の 難聴についての予防効果は高い と言われている。



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