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腸重積症も緊急性のある疾患のひとつである。

腸重積症とは、腸が腸の中に入り込んでしまう病気で、
最も多いのは小腸の末端(回腸)が、大腸の始まり(結腸)の部分に
入り込んでしまう形(回腸-結腸型)である。

めり込んだ腸は強く締め付けられている ので、
時間が経ち過ぎてしまうと、その部分に血液が行かないために
腸が駄目になってしまう(壊死) ので、
早期発見が大切である。

発症は、生後4ヶ月位の乳児から見られるが、ピークは2-3歳 で、
6歳以上には少ない。

男女比は4:1と男児に多く、頻度は1000人に1-4人で、春と秋に多い。

その殆どははっきりした原因が無いが、腸重積症の乳幼児からは、
アデノウイルス、ロタウイルスなどが便などから検出される事があるため、
ウイルス感染を引き金に腸のリンパ組織が腫れて
入り込み易くなるのではないかと考えられている。

腸重積を繰り返す場合、年長児で腸重積を起こす場合、
回腸-結腸型以外の場合は、メッケル憩室、消化管ポリープ、悪性リンパ腫、
アレルギー性紫斑病、などがある場合があるが、
何か腸に原因があるのは、2-4%程度 と言われる。


症状は、『間欠的腹痛』『嘔吐』『血便』が三大症状 である。

『間欠的腹痛』は、
『突然激しく泣く(数分)、ケロッとする(15-30分程)』
というような事を繰り返す。

『血便』は典型的にはイチゴジャムのような鮮血便となる。
時間が経過すると徐々にグッタリしてくる事が多い。

ただし、『間欠的腹痛』90-95%、『嘔吐』70-75%、
『血便』60%、三大症状が全て揃うのは40-50%程

と言われているため、全部揃う事は多くは無く、
疑わしい時は早目に受診すべきである。

小児科学会誌の最近の論文では、腸重積の症状のうち、
腹痛44%(不機嫌含む81%)、嘔吐55%、血便33%(浣腸血便含む84%)で、
3大症状揃うのは2%
(不機嫌、嘔吐、浣腸血便とすると35%)
 と報告されている。

年齢で症状の出方も異なり、
2歳未満では腹痛16%、嘔吐67%、血便42%、
2歳以上では腹痛97%、嘔吐32%、血便9%、と出難い症状もあり、
注意が必要である。

腸重積の診断は、大抵の小児科医なら、
超音波検査にてほぼ100%診断出来るが、
なかには紛らわしい例もあり、診断と治療を兼ねて、
『非観血的整復法』 を行う事もある。


『非観血的整復法』 とは、手術をせずに腸重積を治す治療法で、
発症から24時間以内であれば、9割以上 の例で整復する事が出来る。
お尻から空気、造影剤、などを注入し、圧力をかけて、入り込んだ腸を押し戻す。

しかし、この方法で腸が元に戻らなかったり、
発症後24時間以上経っている場合 には、
整復にて腸が破れてしまう危険性があり手術が必要となる。


再発は10%位 のこどもに起こり、
初回の発症から6ヶ月以内が殆どである。





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