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今回は、いわゆる 『点滴』 について、である。



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こどもの点滴について


いわゆる 『カゼ』 で受診されたこどもの親御さんが
『点滴をして下さい』 と仰る事がよくある。


点滴を希望される親御さんは、こういう理由で点滴を希望される。

  ・点滴をすれば早く熱が下がる。
  ・点滴をすれば元気になる。
  ・点滴は栄養補給で食事の代わりになる。



では、本当にそうなのか?



点滴は栄養補給になる?

そもそも、点滴には何が入っているか知らない人が多い。

外来にて行う点滴は、基本的には 『水分』+『僅かな糖分』のみであり、
普通は解熱剤も抗生物質も入れないし、アミノ酸なども入っていない。

そもそも小児で点滴で解熱剤を使う事は滅多にない。

いわゆる スポーツ飲料 みたいなものである。

量的にもこどもではせいぜい200ml
大人でも通常500ml程度しか点滴しない。


食事の代わりなどには決してならず、
少しずつでも食事を取った方がはるかに有利である


ちなみに、200mlの点滴のカロリーというのは、

・牛乳100ml
・ヤクルト1本強
・お茶碗 1/4 杯のご飯
・アイス・プリン 半カップ


程度でしかない。


しかも抗生物質はじめ薬剤を点滴に加えた場合、
極めて低い頻度ではあるが、薬のアレルギー発生の危険がある。



点滴をすれば早く熱が下がる?

いわゆる 『カゼ』 の場合、原因はウイルスであるので特効薬は無い。

もちろん、点滴してもウイルスは倒せない


脱水が改善したり、多少発熱物質が薄まったりして、熱が改善する事が無い訳じゃないが、
口から水分がそこそこ摂れていれば何ら変わらない。



点滴をすれば元気になる?

脱水症、低血糖になりかけの場合、点滴にて元気になる事がある。

それも口から水分が摂れている場合は、点滴して元気になるとは思えない。



点滴が必要な場合は、

 ①水分が摂れない時、脱水の危険がある時
 ②注射で薬を投与したい時  (内服より薬の濃度を高く出来る)
     例えば、細菌感染症が結構あって注射で抗生剤を使用したい、など。
 ③急いで薬を使いたい時
     けいれんを止める薬、アレルギーを抑える薬、血圧の薬、など。


つまり、水分が摂れていない場合、重症な病気の場合、だけ、
点滴が必要となる。


それ以外では点滴する必要はなく、水分をしっかり摂って、
家で安静にしてもらっている方が良い。

病院に来るのに体力を使う


しかし、実際には 『どうしても点滴をして欲しい』 と頑張る方もおられ、
説明して納得して頂けない場合は止む無く点滴をせざるを得ない。


ただ、水分が摂れているなら点滴してもメリットが無い事、
何より、こども自身が『痛い』、『怖い』という事、
病院に長く居る・じっとしていないといけないという苦痛、
長く居る事で病院で違う感染症を拾う危険、

などを良く考えて頂きたい、と思う。




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