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今回は、こどもに比較的多い、『鼠径ヘルニア』 、いわゆる 『脱腸』
について、である。





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鼠径ヘルニア そけいヘルニア ソケイヘルニア


腹部の臓器(腸、卵巣など)が飛び出し、鼠径部・陰嚢部が腫れてくる病気、
いわゆる 『脱腸』 である。

鼠径ヘルニアの発生頻度は0.8-6%で、男女比は2:1から10:1と報告者によって
開きがあるが、男児が女児を上回る。

大部分が1歳までに発症する。

左右別発生頻度は右側が60%、左側30%、両側が10%程度、である。

これは、まず左精巣が下降を開始し、少し遅れて右精巣が下降し始めるという
下降開始時期のずれによるとされている。


発症機序だが、お腹の壁の一番内側は腹膜という袋に包まれている。

赤ちゃんがお母さんのお腹の中にいる頃、この袋の一部(腹膜鞘状突起)が
お腹の壁にある左右2つの穴を通って陰嚢の方へ伸びていく。

その後、睾丸がこの 『鞘状突起』 に沿って下降し、陰嚢内へ到達する。

そして、この 『鞘状突起』 は自然に閉鎖し、生まれる頃には消えてしまう。

ところが、生まれた時にこの袋がそのまま 残っている ことがあり、
これを 『鞘状突起の開存』 と言う。

これが鼠径ヘルニアの原因となる。

女児に精巣下降は無いが、同じ現象が発生する。

腹膜鞘状突起が閉じずに残り、その袋の中に 腸がおりる 状態が
『ヘルニア』 で、腹膜の袋が細くて 水だけ 入った状態が 『水腫』 である。

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鼠径ヘルニアの症状としては、泣いたり力んだりした時にそけい部に膨隆が現れる。

通常出るだけでは痛みは無い。
手で圧迫すると、お腹の中戻る。

戻らない場合は、『嵌頓 =かんとん』 という状態であり、緊急性がある。

そのまま放っておくと、飛び出した臓器が通り道の狭い場所で締め付けられ
血行障害を起こす。

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この場合、鼠径部の皮膚が赤くなり、触ると痛みがあり、嘔吐を伴う事もある。

ヘルニア嵌頓を起こすと脱出した臓器はむくみ、硬くなり、お腹の中に
戻りにくくなる。


年少児の鼠径ヘルニアは自然に治ることもあると言われているが、
自然に治ることを過度に期待して手術時期を遅らすことは良くない。

嵌頓傾向のないこどもの場合、生後4-6ヶ月以降に予定手術としている
施設が多いが、各施設により手術時期・観察期間は異なる。

嵌頓時の手術の難しさ、幼児期ほど嵌頓を起こす率が高い事から、
3ヶ月以降 であれば発見され次第手術する施設と、
6-35% の自然治癒した報告から、ある程度の年齢まで待機とする
施設とがある。

月齢、年齢が 高くなるほど自然治癒し難くなり
自然治癒は平均 生後8ヵ月時 までに起こっている、
ヘルニアの症状がでてから 6ヶ月以上経つと自然治癒の
可能性は低くなる
、と言われている。

生後8ヵ月時までは外来などで経過を診ても良いが、
自然治癒がみられなかった時は、1才までに治す方が良いと思われるが、
施設により考え方が異なるので、近くの小児外科で相談されるのが良い。


一般に、健康な人の20-50%は鞘状突起が開いたままで残っているが、
ヘルニアの人は1-6%にすぎない。

鞘状突起の開いている人の大部分はヘルニアにならない。

それは腹壁の筋肉・周りの組織が腹壁にある穴を圧迫し、
ヘルニアになるのを防いでいるからである。

つまり、これらの組織が正常であれば、鞘状突起が開いていても、
ヘルニアは起こらない。

発育に伴いこれらの組織が発達、あるいは、鞘状突起そのものが自然に閉じて
ヘルニアが出なくなる。


出生時期が早い事による腹膜鞘状突起の開存の問題、筋肉の未熟性、などで、
低出生体重児にはヘルニアが多い。

治療は、手術により、ヘルニアの起こる穴を閉じる。

比較的簡単な手術であるが、小さいこどもの場合、全身麻酔となる。


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コメント
この記事へのコメント
9歳の息子のヘルニアについて
いろんな書き込みを読んだのですが、子供の場合、遅くとも幼稚園くらいまでにされている例がほとんどですね。うちの子の場合、9歳で、最近わかりました。危険性や、手術の難易度はどうなのでしょうか?教えてください。
2008/11/17(Mon) 23:42 | URL  | まるちゃんママ #-[ 編集]
> まるちゃんママさん

ありがとうございます。
全身麻酔の危険は年齢問わずありますが、一般的に小児では体が大きくなる方が有利です。
手術に関しても大きい方が有利です。遅れて悪化する病気でもありませんし、年齢が大きい事で心配が増える事はありません。
一般的にソ径ヘルニアの手術は簡単な部類です。
小児外科の先生とよくご相談下さい。
お大事にどうぞ。
2008/11/23(Sun) 00:00 | URL  | ドロロンえん魔くん #-[ 編集]
手術しました
おかげさまで、一昨日無事に手術を終え、昨日退院しました。ところが、また、術前と同じくらいの腫れが出ています。腸がもどる感じは無いようで(息子談)、硬いです。年末なので、1月5日が次の診察です。抗生物質を服用しています。傷跡はどうもありませんが、中で炎症を起こしているのでしょうか?心配です。
2008/12/28(Sun) 15:21 | URL  | まるちゃんママ #-[ 編集]
> まるちゃんママさん

ありがとうございます。
見てないので言いにくいですが・・・通常はそんなに腫れません。入口を縛るので手術の影響で水がたまる事も無いと思いますが・・・。
つらいようなら、悪化するなら、早めに手術をされた病院に相談して下さい。
お大事にどうぞ。
2008/12/31(Wed) 22:19 | URL  | ドロロンえん魔くん #-[ 編集]
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