• 08<
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • >10

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。



今回は、遅まきながら、大流行中の 『麻疹 はしか』 についてである。


流行前に書いた記事ではあるが、『麻疹の現状』 も参照。





 ↓ クリックで救える命もあります。クリック宜しくお願い致します。
    

---------------------------------------------------------------------------

麻疹 はしか


感染後に 潜伏期10~12日 を経て発症する。

空気感染であり、感染力は極めて強い。

麻疹患者が在室して咳をしていた部屋では 2時間後位 までは、
感染力のある飛沫が空中を漂っている可能性がある。

患者から他の人に感染する力は強く、患者の身近の麻疹の免疫のない人は
90%以上の確率で感染する と言われている。

発疹出現の4日前位から、発疹出現の4日後位まで の間に
患者から他の人にうつる。


前駆期(カタル期)

38℃前後の発熱が2~4日間続き、上気道炎症状(咳嗽、鼻漏、くしゃみ)と
結膜炎症状(結膜充血、眼脂、羞明)が現れ、次第に増強する。

乳幼児では消化器症状として下痢、腹痛を伴うことが多い。

発疹出現の1~2日前頃に頬粘膜の臼歯対面に、やや隆起し紅暈に囲まれた
約1mm径の白色小斑点(コプリック斑)が出現する。

コプリック斑は診断的価値があるが、発疹出現後2日目の終わりまでに
急速に消失する。また、口腔粘膜は発赤し、口蓋部には粘膜疹がみられ、
しばしば溢血斑を伴うこともある。

masin



発疹期

カタル期での発熱が少し下降した後、半日位の内に 再び高熱が出る
とともに、特有の発疹が 耳後部、頚部、前額部より出現 し、
翌日には顔面、体幹部、上腕におよび、2日後には四肢末端にまでおよぶ。

発疹が全身に広がるまで、発熱が3~4日間続く。

発疹ははじめ鮮紅色扁平であるが、まもなく皮膚面より隆起し、融合して
不整形斑状となる。

発疹は次いで暗赤色となり、出現順序に従って退色する。

発疹期にはカタル症状は一層強くなり、特有の麻疹様顔貌を呈する。


回復期

発疹出現後3~4日間続いた発熱も解熱し、全身状態が改善してくる。

発疹は退色し、色素沈着がしばらく残り、僅かの糠様落屑がある。
カタル症状も次第に軽快する。

合併症のないかぎり7~10日後には回復する。

masin2




合併症

麻疹の二大死因は肺炎と脳炎であり、注意を要する。

麻疹の合併症は、5歳未満の乳幼児と20歳以上の大人で起こる確率が高い。

肺炎は、ウイルス性、細菌性、巨細胞性、など様々なタイプを呈する。

脳炎は、1000例に0.5~1例の割合で合併する。

発疹出現後2~6日頃に発症することが多い。
麻疹の重症度と脳炎発症には相関はない。

患者の約60%は完全に回復するが、20~40% に中枢神経系の後遺症を残し、
致死率は 約15% である。

亜急性硬化性全脳炎(subacute sclerosing panencephalitis:SSPE)は、
麻疹ウイルスに感染後、特に学童期に発症する事のある中枢神経疾患である。

知能障害、運動障害が徐々に進行し、ミオクローヌスなどの錐体・錐体外路症状を
示す。発症から平均6~9カ月で死の転帰をとる、進行性の予後不良疾患である。

発生頻度は、麻疹罹患者10万例に1人、麻疹ワクチン接種者100万人に1人である。

その他、中耳炎、クループ症候群、心筋炎、なども起こす事がある。


治療・予防

特異的治療法はなく、対症療法が中心となるが、中耳炎、肺炎など
細菌性の合併症を起こした場合には抗菌薬の投与が必要となる。

それ故に、ワクチンによる予防が最も重要である。

ワクチンにより98%以上の人が抗体を獲得すると言われている。

ただし、ワクチン接種後長期間経過した場合の効果は不明であり、
麻疹の流行期になると、ワクチンを接種したにもかかわらず麻疹にかかってしまう
人も出てくる。

そのため、MRワクチンの2回接種が勧められている。


麻疹の人と接触して 72時間以内 であれば、
ワクチンの効果が期待出来るという報告もあるが、発疹出現の4日前位から
感染力があり、現実的には難しい。


麻疹にかかった人は、学校や職場を休んで、外出を控える。

学校保健法での登校基準は、『解熱した後3日を経過するまで』
出席停止となっている。



スポンサーサイト




コメント
この記事へのコメント
麻疹
う~~ん怖いです・・。
私も3歳の頃かかりましたが、
幸い軽い熱と発疹程度ですみました。
0歳児でも感染するのですか?
うちも5ヶ月の赤ちゃんがいるので心配です。
1歳の誕生日を迎えたら早速予防接種を受けたいと思っています。
2007/06/03(Sun) 20:22 | URL  | すもも #-[ 編集]
> すもも さん

ありがとうございます。
1歳のお誕生日プレゼントに、ってキャッチフレーズでやってます。健康こそ最高のプレゼントですね。
またお願い致します。
2007/06/04(Mon) 20:52 | URL  | ドロロンえん魔くん #-[ 編集]
リンクのき許可をいただけますか?
初めまして。
私 関節リウマチサイトを運営しておりますなっちと申します。

2006/09/05(火)の“『標榜科』とは”の記事を 私のHPのブログ(日記)にリンクを貼らせて頂きのですがお許しいただけますか?

リウマチにも リウマチ科という標榜がありますが(昨今、削減の可能性も出てきましたが) リウマチ科=専門医とは限らないことを記事にしたいと思いまして。

よろしくお願いします。
2007/06/05(Tue) 16:28 | URL  | なっち #xUXz8C2o[ 編集]
> なっち さん

ありがとうございます。
お役に立てそうなら是非どうぞ。
これからも宜しくお願い致します。
2007/06/05(Tue) 22:56 | URL  | ドロロンえん魔くん #-[ 編集]
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。