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今回は、『みずぼうそう』 について、である。




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水痘  水疱瘡 みずぼうそう


水痘の病原体は、varicella-zoster virus (VZV:水痘-帯状疱疹ウイルス)である。

つまり、VZVは水痘と帯状疱疹との二つの病気に関わる。

水痘は初感染像で、帯状疱疹は再活性化像である。

最初の感染(水痘)が治っても、体内で潜在感染を続ける事が知られている。
水痘は、発疹が出現してから1-2週間で治るが、VZVが体内から全て消滅する
訳ではなく、水痘が治った後も神経節にVZVは休眠状態で存在する。
そして、その休眠状態からVZVが活性化して帯状疱疹が発病する事がある。
時々休眠状態から活性化するVZVがあるとしても、免疫の働きで通常は
抑え込まれてしまって帯状疱疹は発病しない。

免疫が弱ると発病する事になる。


水痘は 『アシクロビル=ACV』 という抗ウイルス剤を使用する事が出来る
数少ないウイルス感染症であり、ワクチンによる予防が可能な疾患でもある。


幼児期から学童期前半に多く、冬から春に流行、夏から初秋には
減少する傾向を示す。

多くが10歳までに感染し、成人の抗体陽性率は90-95%に達する。

伝染力は麻疹に次いで強く、家族内感染発症率は80-90%
不顕性感染は少ない


多くのこどもにとって 発疹の出現 が水痘の一番最初の症状である。

発疹は 頭皮部分 に最初に出現する場合が多く、ついで、体幹部、四肢に出現する。

発疹が僅かに出現する場合には、体幹部上部にのみ 出現する場合が多い。

発疹は紅斑から始まり、2-3日のうちに 水疱、膿疱、痂皮 の順に
急速に進行してゆくが、3-4日程発疹が新生するため、これらの発疹が同時に
混在するのが特徴である。


当初は虫刺されのような赤いものが徐々に水ぶくれになり、
半日-1日の単位で急速に増える場合、まず水痘である


時に頭(有髪部)に多く出来る場合、可能性が高い。


全身の発疹数は200-300個、家族内二次感染例は約2倍といわれる。

発疹は掻痒感が強い。

『細菌の二次感染を起こさなければ瘢痕を残さない』、とされているが、
皮膚の弱いこどもは結構跡が残る

鼻・喉の粘膜、目の結膜・角膜、膣粘膜等にも発疹が出現する事がある。

成人水痘は重症化傾向があり、約15%に肺炎を合併するといわれる。

合併症として頻度の高いものは、水疱部位の細菌性二次感染症で、
ブドウ球菌、A群レンサ球菌によるものが多い。

中枢神経系の合併症としては、髄膜脳炎や小脳性運動失調症があり、
発症頻度は水痘1000例中1例以下といわれる。

約80%は回復するが、後遺症を残す例、死亡例も存在する。


水痘の潜伏期は 10-21日(多くは14~16日) である。


感染源は患児の気道、水疱内容で、発疹出現1-2日前より
水疱が痂皮化するまで
 伝染力があるとされる。



水痘ワクチン

任意接種のため、我が国での水痘ワクチン接種率は 25-30%程度 である。

水痘ワクチンの有効率については多くの報告があるが、
軽症まで含めると70-85%、
中等度および重症者でみると95-100%
 と言われている。


水痘患者との接触後の予防処置

水痘の発症予防に関し、予想発症日の1週間前から
ACVの予防内服により症状を抑え、かつ免疫反応を獲得する事が報告されている。

つまり、接触後1週間程度後から予防内服を開始すれば軽症化出来る。


また、水痘患者に接触してから 72時間以内 に
水痘ワクチンを接種すれば、80-90%で水痘の発病を防止出来るとされている。

ただし、前述したように発疹出現1-2日前より伝染力があるとされているため、
家族内発症の場合は間に合わない事が多い



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コメント
この記事へのコメント
はじめまして。私は小児科の門前の薬局で薬剤師として働いています。
そこに移ったばかりで、小児は初めてなので、とても勉強になってます。
水痘についてですが、まだ赤ちゃんの場合、発疹出始めで抗ウイルス薬を飲み始めると免疫が獲得できないので、少し待ってから飲むようにという話をよく聞きます。私としては早く飲み始めたほうが重症化しなくていいような気がするのですが、実際どうなのでしょうか?また、先生はどうされていますか?
2007/07/14(Sat) 16:24 | URL  | ひまわり #-[ 編集]
> ひまわり さん

ありがとうございます。

仰るとおりです。

『水痘の赤ちゃんで発疹出始めで抗ウイルス薬を飲み始めると免疫が獲得できないので、少し待ってから飲むように』という話ですが、そもそも薬は重症化を防ぐためにあるものです。個人的には、疑いが強ければ早期から飲んで頂く方が良いと思って処方してます。

抗体がつきにくいからしっかり感染させるなどという考え方はワクチンの存在意義も脅かし兼ねないと思います。

水痘に関しては予防内服なる考え方もあり、やはり誰でも病気にはならないに越した事ないと思います。

こんなんで宜しいでしょうか?

今後も宜しくお願いします。
2007/07/15(Sun) 22:39 | URL  | ドロロンえん魔くん #-[ 編集]
ありがとうございました。やはり早め早めが大事ですね。接触者に予防で飲ませる話もとても参考になりました。またお邪魔します。
2007/07/18(Wed) 01:32 | URL  | ひまわり #-[ 編集]
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