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以前は患者さんが薬をしっかり飲んでいるかどうかについて、
『コンプライアンス』 という言葉を使っていた。

しかし、近年、『アドヒアランス』 という言葉に変ってきている。

今回は、『コンプライアンス』 と 『アドヒアランス』 についてである。



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まずは、『コンプライアンス』 と 『アドヒアランス』 の辞書的な意味である。


コンプライアンス compliance
1.(命令、申し出・要求などに)従うこと、黙従、屈服。
2.素直さ、従順。
3.応諾、承認。
4.協力;服従。



アドヒアランス adherence
1.密着、粘着、執着、固執、固守、愛着、支持。
2.粘着性、粘着力。



医療関係的な解釈では、

コンプライアンス
 服薬に関して、患者さんがキチンと薬を飲むかどうかについて使われる。
『服薬遵守』 と訳され、『コンプライアンスが良い』、
『コンプライアンスが悪い』 と表現される。



アドヒアランス
指示されたことに忠実に従うというより、患者が主体となって、
『自分自身の医療に自分で責任を持って治療法を守る』
という考え方である。

患者さん自身が病態を理解し、治療の必要性を感じて、
積極的に取り組むのが 『アドヒアランス』 である。

特に、生活習慣病の治療などの長期に渡って服薬の必要があり、
患者さんの主体的な意識が重要な分野で、この考え方が強調されるように
なってきている。

WHO(世界保健機構)でも、2001年にアドヒアランスに関する会議を開き、
『コンプライアンスではなくアドヒアランスという考え方を推進する』
という方向性を示している。



『コンプライアンス=服薬遵守』 という概念は、
『医療従事者の指示に、患者さんがどの程度 従っている のか』
という視点での評価がされている。

その判断の基準は、あくまでも医療従事者の側にあり、
指示通り服薬出来ない患者さんについては、患者さん側の問題として判断され、
『服薬遵守』 を高めるために、患者さんを説得するという行為が行われる。

しかし、non compliance(服薬非遵守)は、当然、全ての要因が
患者さん側にある訳ではなく、医療関係者と患者さんとの信頼関係の不足
(患者さん情報の収集不足、患者さんの生活習慣に対する無理解、
服用困難な処方・剤形の選択、事前の十分な服用意義の説明不足、等)
という事も多い。

これらの患者さんにおいて、服薬率を高めるためには、
『医療従事者の指示をいかに守らせるか』 だけではなく、
薬剤・患者さん・医療関係者側のそれぞれの因子を総合的に考え、
『患者さんが参加し、実行可能な薬物療法を計画、実行』 する事が
必要である。


つまり、『アドヒアランス』 は、医師が信頼関係の上に情報を提供し、
出来るだけ患者さん自身の理解を深めて、患者さん自身の決定を尊重する、
という今の医療事情にあった語である。

 

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コメント
この記事へのコメント
アドヒアランスという言葉を初めて知りました。最近、少しでも患者の声が反映され出したのはインターネットのおかげですね。携帯も一人、一台の時代ですし。
2010/08/25(Wed) 20:21 | URL  | あけぼの #-[ 編集]
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このコメントは管理者の承認待ちです
2011/03/19(Sat) 04:21 |   |  #[ 編集]
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