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けいれんの対処法については、
『けいれん時の対処法について』 参照。

こどものけいれんの原因で最も多いのは、『熱性けいれん』 である。

今回は、『熱性けいれん』 について、である。




 ↓ クリック宜しくお願い致します。
  

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熱性けいれん


熱性けいれんは日常よくある病気である。


ただ、けいれん発作は見た目に派手で、親御さんは命の危険を感じる事も多いが、
単なる熱性けいれんのみで頭に障害が残る事は無く、
けいれん時間が長い、髄膜炎・脳炎によるけいれん
誤嚥による窒息、など、重症な病気・重症なけいれん発作の場合にのみ
危険がある。


初めて起こす、熱に伴うけいれんの場合、
単なる熱性けいれんか、髄膜炎・脳炎か、
しっかり判別しなければならない。



症状としては、発熱に伴い、意識が急に無くなり、白目をむき(眼球上転)、
唇が青紫になり(チアノーゼ)、全身が硬直、
手足がピクピクと周期的に震える事が多い。


通常は2-3分でおさまり、その後寝てしまうことが多い。


意識があり、小刻みに震えているものは高熱による悪寒戦慄の可能性があり、
震えが手で押さえて止まる のは悪寒戦慄の事が多い。


頻度は、日本では、7-10% と言われ、10-14人に1人に起こる

大体、こどもの 10人に1人 くらいはけいれんを起こす。

その内、70-80%が熱性けいれん である。

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生後6ヶ月~5歳で見られる事が多い。


60-70%の児では再発せず1回だけで終わり、
30%は2回、9%が3回以上の再発をする。


多くの児では1回だけであるが、
2回起こしたこどもでは、3回以上起こすと考えた方が良い



1年以内に70%、2年以内に90%が再発する。


再発の危険因子として、熱性けいれんの家族歴がある、熱性けいれん複雑型、
熱性けいれん発症以前の神経学的異常・発達遅滞、等がある。

熱性けいれんの場合、年齢が進めば発作は無くなる。


熱性けいれん複雑型とは、

・けんれん発作が6ヶ月未満・6歳以上、
・部分発作(身体の一部だけ)・左右対称でない、
・20分以上の発作持続、
・24時間以内にけいれんを繰り返す、
・てんかんの家族歴がある、
・発作終了後に意識障害がある、
  などである。


特に、熱性けいれん複雑型の場合は、
再発の可能性・てんかんの可能性も高く、
脳炎・髄膜炎によるけいれんかどうかもしっかり見極める
必要がある。



熱性けいれんからてんかんへの移行率は2-4%、
一般人口におけるてんかん有病率0.5%に比べると少し高くなる。


ただし、熱性けいれんを起こすとてんかんになる訳ではなく、
てんかんを発症するような素因を持つこどもでは
幼児期に熱性けいれんを起こし易い、または発熱により、
てんかんのけいれん発作が誘発されている、

と考えられている。


熱性痙攣の予防は、
基本的に2回目発作以降より予防となる。

家族の希望が強い、熱性けいれん複雑型の場合は、
1回目の発作から使用する場合もある。

実施期間は通常 2年間、もしくは4-5才までを目標とする。


ダイアップ座薬予防投与は、タイミングさえ逸しなければ、
熱性けいれんの再発予防には極めて有効である。


副作用として、眠たくなる、一過性のふらつき、興奮を認める。


解熱剤の坐薬を併用して使用する場合は、ダイアップ座薬投与後、
少なくとも30分以上間隔を空けて使用する。


万が一のけいれん時に使用する為に、予備としてダイアップ座薬を処方
することもある。



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コメント
この記事へのコメント
ちょっと難しかったのですが…
いつも「痙攣」ってどんな風になるのかな??
と、思っていたので、勉強になりました。
お礼にぽちり☆

2007/08/03(Fri) 22:48 | URL  | ぷっちの☆ #27oFWF9A[ 編集]
> ぷっちの☆ さん

ありがとうございます。
お役に立てて良かったです。
またお願いします。
2007/08/07(Tue) 22:26 | URL  | ドロロンえん魔くん #-[ 編集]
はじめまして。先生のコラム、大変勉強になり、早速ブックマーク致しました☆ 3歳2ヶ月の娘は(両親共乳幼児期熱性痙攣経験者)1歳5ヶ月(後に突発と判明)の時、2歳10ヶ月の時、ほぼ毎年熱性痙攣を起こし、救急車に乗り、それぞれ24h以内に再発し、5日間入院しました。いずれも脳波等の検査に異常は無し。2回目の退院時ようやく希望していたダイアップ坐剤を3本貰いました。(※最初の痙攣~1年半あらゆる個人の小児科医を廻りましたが、鹿児島県では特にダイアップ坐剤の処方がなかなか認められません★)先日も38.7度↑、休日当番だった初めての小児科医にかかり、上記を相談し、今後娘にはアンヒバ坐剤等の解熱剤を絶対に用いない約束で、ダイアップの使用が認められ、ジアゼパムのパンフレットを戴き、用法・用量をしっかり習いました。お蔭様で、解熱剤無しでも、ダイアップ1本だけの使用と、喉の抗正剤だけで娘の高熱は鎮まり、1W程、目力が無く、眠た気な感じをしていたのを除いては、興奮やフラツキ等の大きな副作用も無く、体質に合っていたのか、解熱剤を処方されていた今迄より、最も効果が高かったと実感しました。しかし、熱性痙攣二回目(←救急隊員も”どうせお母さんの見間違いでしょ★”と相手にしない位、7度弱での痙攣~だった)の総合病院退院時に、”もう二回痙攣を起こしたので、今後もダイアップは念の為常備しておいた方がいいですね”とアドバイスされたものの、(鹿児島県だけなのか…)実際、救急以外の小児科医では”ひきつけたらまた来れば?”の一点張り、もしくは、よくてもアンヒバ座剤の処方止まりで、なかなかダイアップを出してくれません★母子手帖片手にこれまでの症癖を説明しても”あんた医者か!?”で、いざ、予想された痙攣が出ると、掛かりつけでは”手に負えない…”と、最終的に救急病院に搬送→ダイアップやら栄養剤の点滴やら使って、避けたかった入院生活を送った訳です…お医者様のプライドを傷つけぬように、”念の為”のダイアップを処方して貰うには、何とお願いしたらよいのでしょうか!?高熱でグッタリした幼児を抱えての診察2時間待ちや、傾向・対策が解った今、いつまでもドクターショッピングを続けていられません★どうかご指導宜しくお願い致しますm(__)m
2007/10/03(Wed) 20:24 | URL  | みずたまチャン #-[ 編集]
> みずたまちゃん さん

ありがとうございます。

良いかかりつけ医が見つかると良いですね。
先生のご機嫌・プライドを気にしないといけないとすると、かかりつけ医としては寂しいですね。
いろいろ相談出来る、信頼出来る先生が良いですが、なかなか見つからない事もしばしばありそうです。

ダイアップについては、かなり以前より確立された治療ですので、処方頂けない理由が解りません。
患者さんのためにも、親御さんのためにも、よく御相談されるのが良いかと思いますが。

またお願い致します。
2007/10/03(Wed) 23:47 | URL  | ドロロンえん魔くん #-[ 編集]
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