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前回の、『産科医不足、大阪の都市部でも深刻』 に名前が出てきた、
オーク住吉産婦人科の 『分娩取り扱い終了のご案内』 についてである。

 『産科医不足、大阪の都市部でも深刻』 参照。


医師不足、産科不足、お産難民、などについては、

 『医師不足①②』『地方医療の崩壊』 
 『全国の8割 『産科医不足』 小児科、へき地医療も深刻』 なども参照。



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分娩取り扱い終了のご案内
http://www.oakclinic-group.com/info.html

当院は、2000年の開院から、『産科のオーク』 として多くの妊産婦様の
ご支持をいただいて来ました。しかし残念ながら、2007年3月末をもって、
分娩の取り扱いを終了することになりました。

これには、次の理由があります。

①厚生労働省看護課長通知によって、看護師による分娩時の内診が
 禁止されたこと。
②信頼関係のある患者様ばかりではなくなっていること。
③産科医療のシステムが破綻しつつあること。


 日本中の多くの産科施設において、数十年も前から分娩時の内診は
産科医の指示によって看護師が行ってきました。法文に明白な規定が
ないものの、当然に合法の診療行為とされてきました。
しかし、平成16年になって、厚生労働省は突然 『看護師による内診を禁止する』
という通達を出しました。あまりに実状とかけ離れた通達であり、
関係団体が再三にわたり撤回を申し入れたにもかかわらず、行政は指導を強行し、
刑事事件にまでなっています。


 私どもは、プライベートのクリニックであり、
信頼関係の築ける方においで頂きたいと考えています。私ども医師も看護師も、
生身の人間です。失敗もしますし、もっと知識や技術を持つ医師や看護師が、
他の病医院に大勢おられます。誠意を尽くし、全力を尽くすことだけが、
私どもが患者様にお約束できる、唯一のことです。

しかし、本当なら 『よくしてくれた』 と言われこそすれ、
クレームを受けるいわれがない場合でさえ、『納得いかないから説明せよ』
と激しい非難を受けることがあります。以前は、このようなケースは稀でしたが、
最近、急増しています。近隣の病医院が産科を閉鎖していく中、仕方なく
私どもを受診される方が増えているためだと思います。しかし、このままでは、
当院も防衛的対策をとらざるを得ず、私どもの考える、信頼関係を前提とした
安全な産科診療のスタイルを続けることが、困難になってきました。


 さらに深刻なことは産科医療のシステムが崩壊しつつあることです。
ご存知のとおり、産科医、小児科医の不足で、緊急時の受け入れ先がなくなろう
としています。ここ半年ほどで、緊急搬送の受け入れを次々と拒否され、
いくつもの病院に連絡をとらなければならないことが増えています。

信頼を置いていただいているわけではない方に、何か起これば、刑事、
行政罰の科せられる違法状態に置かれたまま、医学的リスクが更に高まっている
産科の診療を続けることは、私どもにはできません。

当院が分娩をやめることで、産科医療システムの崩壊が 一層進む ことに
なるかもしれません。しかし、医療機関へのあまりに 理不尽な批判、制裁が
相次ぐ中、私どもにはこれ以上の努力を続けることができず、
苦渋の選択をしました。これまで、当院をご支援いただいてきた皆様には、
誠に申し訳ございませんが、ご理解のほどをよろしくお願いします。


今後、従来からのもう一つの専門分野である不妊治療、特に体外受精、
顕微授精に、一層の力を入れることになります。培養ラボラトリーの拡張と設備、
人員の増強を行い、体外受精センターを拡充します。入院設備を有することで、
切迫流産や不育症の入院治療に対応が可能です。

また、不妊症の大きな原因となる子宮筋腫や卵巣のう腫などの手術治療には、
サージセンターを設置し、さらに積極的に取り組んでいく予定です。

全身管理のできる重装備の設備と、充実のアメニティを生かし、
オーク住吉産婦人科は、高度不妊治療センターとして生まれ変わります。
皆様のご理解とご支援を賜りますようにお願い申し上げます。

もちろん、ご予約の皆様につきましては、最後まで責任をもって診療させて
頂きます。ただ、上記の点をくれぐれもご理解頂いた上で、当院をお選び
頂きますように、お願い申し上げます。予定日超過2週間までは、分娩誘発を
行わず自然に経過をみるため、分娩のご予約をお受けできるのは、予定日が
3月15日までの患者様となります。

最後のお一人が無事にご出産を終えられるまで、現在の態勢を維持し、
職員一同、全力を尽くす所存ですので、このまま当院でご出産予定の皆様も、
どうぞご安心下さい。

       医療法人オーク会 オーク住吉産婦人科 院長 中村 嘉孝

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これが、『産科医の本音』 である。

はっきりこう言える産科の先生は少ない。

解り易い・・・・。

ここまではっきり言えるなんて、すごいと思う。


納得されない患者様もおられるとは思うが、これが今の現状である。


さて、これから、日本の医療はどうするか?

現場の自分は、目の前の患者さんと全力で向き合うだけである。



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2006/12/19(Tue) 12:44:04 |  出産と出産予定日についての知識
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