• 05<
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • >07

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。



毎日新聞の特集記事である。

11月2-4日、第56回日本アレルギー学会秋季学術大会が開かれ、
『子どものアレルギー・大人のアレルギー』 と題した市民公開講座が開催された。
講座ではアレルギー対策の参考になる話が多くあり、演壇に立った4人の
医師の講演内容を要約の形で掲載してあったため、紹介する。

もともとの記事は1個だが、長くなるので、3つに分けた。

『子ども・大人のアレルギー 効果的な対策・治療法①』 は、アトピー性皮膚炎、
『子ども・大人のアレルギー 効果的な対策・治療法②』 は、花粉症、
『子ども・大人のアレルギー 効果的な対策・治療法③』 は、喘息、

についてである。


 ↓毎日ポチッと応援宜しくお願い致します。
   

-------------------------------------------------------------------------------

子どものアレルギー・大人のアレルギー 
効果的な対策、治療法

                                 毎日新聞 2006.12.13
              http://www.mainichi-msn.co.jp/science/medical/news


アトピー性皮膚炎やぜんそく、花粉症などアレルギー疾患に悩む子どもや大人が
増えています。どのような治療法や対策をとれば、QOL(生活の質)が改善される
のでしょうか。11月2-4日、第56回日本アレルギー学会秋季学術大会が開かれ、
『子どものアレルギー・大人のアレルギー』 と題した市民公開講座が
開催されました。講座ではアレルギー対策の参考になる話が多く出ました。
演壇に立った4人の医師の講演内容を要約の形で報告します。



 子どものぜんそく

日記で症状を客観的に
日本大学医学部付属練馬光が丘病院小児科・橋本光司医師


子どものぜんそくは、もともとぜんそくやアレルギーになりやすい人が
風邪を繰り返してゼロゼロするようになり、発症します。この時の気道には、
大人と同じように慢性的な炎症があって、過敏な状態である事が分かってきました。
炎症を繰り返すほど気管支の構造が変化(リモデリング)して重症化しますから、
症状が重くなる前に 早めに炎症を抑えていく 治療が有効です。

以前は発作時の治療が中心でしたが、最近は抗炎症作用のある予防薬が重要で、
吸入ステロイド薬を基本に抗ロイコトリエン薬やインタール吸入薬などを
組み合わせて対処するようになりました。

子どものぜんそくは、今までの報告では 思春期になる頃まで
7-8割 くらいは治るといわれていますが、
約2割は成人まで持ち越しています。
今後、治療法の進歩でもっと治癒率が上がることが期待されます。
幸いぜんそくの死亡率は減ってきました。

ぜんそくと上手に付き合うコツは毎日、ぜんそく日記をつけることです。
小学生くらいからは家庭でも簡単に肺機能を測定できる機械
(ピークフローメーター)を使用することで客観的にぜんそくの状態を
評価することが出来ます。

吸入ステロイド薬については、副作用を心配される保護者も多いと思います。
子どもでも 通常の使用量 ならば、ステロイドホルモンを分泌する機能や
骨の成長が低下するといった副作用の心配はほとんどありません。

大人は噴霧式や粉末式の吸入薬を使用しますが、子どもは吸入薬を
上手に吸うことが出来ない 悩みがあります。
6歳以上 では粉末式ならば十分出来るようになりますが、
5歳以下 の子どもはうまく吸えません。粉末式では練習用の笛で練習したり、
噴霧式ではスペーサーと呼ばれる補助具を使うなど工夫がいります。

日本でも今年9月からステロイド吸入液を 使用出来るようになった
事は乳幼児のぜんそくには朗報です。

しかし、ある調査では 患者の半分 が吸入ステロイド薬を途中で
勝手にやめてしまうことが分かりました。どんなに効果のある薬でも
継続して使用しなければ 効果はあがりません。
中断しやすく、手技に工夫がいることが吸入療法の落とし穴であり、
医師にとっても悩むところです。




 大人のぜんそく

吸入ステロイド薬は継続して
同愛記念病院アレルギー・呼吸器科、鈴木直仁医師


ぜんそくは気管支を取り巻く筋肉がけいれんし、気管支が狭くなって
呼吸困難に陥る病気です。ぜんそくは発作が特徴ですが、症状がない時でも、
気管支の粘膜がむくんだり、はげ落ちたりする病的な状態が続きます。

症状がないからといって、放置すると 徐々に気道が過敏 になり、
発作が起きやすくなって、ついには慢性的な呼吸困難に陥る危険があります。
ですから、治療に当たっては、症状がない状態をいかに長く維持
するかがポイントになります。

吸入ステロイド薬を毎日吸入し、症状が悪くなった時、
早めに発作止めの気管支拡張薬を使う というのが
治療の基本になります。

吸入ステロイド薬は発作などの症状がなくても、気管のむくみなどを治してくれます。
吸っても効かないとすぐにやめてしまう人がいますが、
2週間続ければ、確実な効果が出てきます。

副作用を怖がって敬遠する方も見られますが、飲み薬のステロイドと違って、
吸入ステロイド薬では糖尿病や高血圧になるようなことはありません。
妊娠中でも安全に使えます
『風邪を引いたら使うな』 という医師もいますが、
ぜんそくを悪化させる風邪をひいた時こそしっかりと吸入してください。

薬を使っていて、効いていないと思ったら、危険な兆候なので
早く医療機関にかかる ことも大事です。

ぜんそくは子供の病気というイメージがありますが、実は 大人 に
圧倒的に多いのです。大人のぜんそくは都市部で多く、死亡者は高齢者に多い。
日本のぜんそく死亡者は 年間3200人 くらいですが、
若い男性の死亡率は 欧米の10倍以上も高い のです。
これは有効性の高い 吸入ステロイド薬の普及の遅れ が
最大の原因でしょう。
吸入ステロイド薬が普及するほど、ぜんそくの 死亡が減少 することが
世界中で確認されています

ぜんそくは、遺伝的な体質のほか、家のほこり、ダニ、カビ、ペット、過労、
ストレスなどが影響して生じます。両親の どちらか が 喫煙者 だと
子供がぜんそくになるリスクは 2-4倍
両親とも 喫煙者だと 約8倍 にも達します。
親の喫煙は絶対にやめて下さい

冷たい空気も発作の原因になります。
冬場のマラソンは避けた方が無難です。

--------------------------------------------------------------------------------

より早期にしっかり治療をする事で、『治癒』 に近づく。

発作を繰り返す事で、気管支が痛んで、次の発作が起こり易くなる。
その悪循環になる前に治したいものである。

 『喘息 長期管理薬について』
 『喘息 薬の副作用が心配』 参照。



『日本でも今年9月からステロイド吸入液を使用出来るようになった』
⇒パルミコート吸入液の事である。

 『吸入ステロイド パルミコート懸濁液』 参照。



『患者の半分が吸入ステロイド薬を途中で勝手にやめてしまう事が
 分かりました。どんなに効果のある薬でも継続して使用しなければ
 効果はあがりません』
⇒治療を継続して頂くのがなかなか難しい。

上手くステロイド吸入出来る事、しっかり続ける事、これがいつも悩みである。


吸入ステロイドに対する誤解が解け、また、喘息に関するしっかりとした知識を
持って頂ければ、しっかりステロイドを継続し、コントロールも良好になる。
そうなれば、喘息死亡・入院どころか、発作による予定外受診もおおいに減ると思う。

 『小児での吸入ステロイドについて』
 『吸入ステロイド フルタイド』     参照。



『両親のどちらかが喫煙者だと子供がぜんそくになるリスクは2-4倍、
 両親とも喫煙者だと約8倍』
⇒喫煙は自分のため、こどものために、やめて頂きたい。

 『こどもとタバコの害①』『こどもとタバコの害②』 参照。




喘息の記事が一番多い。是非参考にして頂きたい。

『アレルギー 喘息 目次』 参照。


その他、特に参考にして頂きたい記事は、

 喘息とは
 ロイコトリエン受容体拮抗薬について
 小児でのテオフィリンについて

などがある。是非読んで頂きたい。



スポンサーサイト




コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。