• 03<
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • >05

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。



『RSウイルス』 シーズン真っ盛りで、小児病棟はRSウイルスのこどもが多い。

『RSウイルス』は、あまり馴染みのない名前のウイルスかも知れないが、
主に冬に呼吸器の感染症を引き起こし、
『カゼ』 のような軽い症状も含めると誰もが何回もかかり、
小さいこどもほど症状が重くなり易いウイルスである。

今回は、『RSウイルス』 について、である。


 ↓ポチッと応援宜しくお願い致します。
   

--------------------------------------------------------------------------

RSウイルス (Respiratory Syncytial Virus=RSV) 感染症


RSウイルスは、実は日常に溢れているウイルスであり、
1歳までに50-70%以上のこどもが罹患し、
3歳までに全てのこどもが1回はかかると言われている。

毎年、おおよそ11月-1月にかけて流行がある。

しかし、最近はどんな感染症も『季節性』が無くなりつつあるが。


冬の感染症は、『RSウイルス』 『ロタウイルス』、
そして最後に 『インフルエンザウイルス』 が流行り、
『RSウイルス』 と 『インフルエンザ』 の流行のピークは大抵、一致しない。


感染力が非常に高く、しかも、『免疫』 が出来難いため、繰り返し感染する。

しかし、かかる回数が増えるほど症状は軽くなり、
2歳以上では、普通の 『カゼ』 程度で済むことが殆どである。


RSウイルスは乳幼児における肺炎の50%、細気管支炎の50-90%を占めると言われ、
学童などにおいても気管支炎の10-30%に関与していると考えられている。

喘息のこども達の 『喘息発作』 の引き金 にもなっている。


はじめてのRSウイルス感染が重症化しやすい が、
症状は 『カゼ程度』 から 『重症の細気管支炎や肺炎』に至るまで、様々 である。
成人ではいわゆる『カゼ』 程度である。


2歳以下、特に乳児で、細気管支炎、肺炎などを引き起こし、重症化しやすい。

RSウイルスによる入院のピークは、生後2-5ヶ月の乳児 にある。

重症のRSウイルス感染は、特に 『早産児』
慢性肺疾患等の 『慢性呼吸器疾患を有する乳児』
『先天性心疾患の乳児』 においてみられ、
RSウイルス感染症で入院する25-30%は早産児であること、
慢性肺疾患を有しRSウイルスに感染した乳幼児の60%は下気道疾患で入院する、
事が報告されている。

重症になると人工呼吸器管理になったり、少ないが死亡例もある。


鼻水から始まり、その後、38-39度の発熱と咳が続く事が多い。
細気管支炎では、喘鳴、陥没呼吸、呼吸困難、などがみられる。


RSウイルスによる毛細気管支炎を起こした乳児が後に、『喘鳴』 を繰り返す事があり、
『喘息』 発症のリスク があると言われている。

RSウイルスによる喘息発症の機序は不明の点も多いが、
RSウイルスによる直接的な気管支へのダメージと、
RSウイルスをやっつけようとして放出する化学物質などの産生異常や
免疫の異常反応などが関与することが推察されている。


大抵のこどもは、1-2週間で軽快するが、
咳・鼻水が数週間に渡って続くこどもも居る。

生後1ヶ月未満では、何故かRSウイルス感染の頻度は低いが、
かかると呼吸困難、無呼吸発作、などを起こす事があり、注意が必要である。


一般の血液・レントゲンなどの 検査所見で特徴的なものはない


RSウイルス抗原検出による迅速診断キットで診断が可能である。


治療は、ウイルス感染のため、基本的には、
酸素投与、輸液、呼吸管理などの対症療法しか出来ない。


感染力は強く、潜伏期は2-6日である。


RSウイルスは、咳で生じた飛沫を吸い込む、気道分泌物が付着したおもちゃなどを触る、
などにより、ウイルスが喉・鼻の粘膜に付着して感染する。
手がウイルスを粘膜に運ぶため、手をよく洗う事は感染予防のために良い。


RSウイルス感染予防のため、RSウイルスに対するモノクローナル抗体製剤である
パリビズマブ(Palivizumab)、商品名 『シナジス』 がある。

 『シナジス』 については、『RSウイルス抗体 シナジスについて』 参照。

日本においても、2001年1月に承認され施行されている。

これは、RSウイルス流行期の間、1ヵ月毎に筋肉注射する事により、
予防効果が期待できる。

今の所、『早産児』、『慢性肺疾患児』、『先天性心疾患児』しか適応が無い。



スポンサーサイト




コメント
この記事へのコメント
Wahooooo,
Wahooooo,
2012/10/15(Mon) 17:28 | URL  | jenny65 #-[ 編集]
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。