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しつこいが、今年最後の、『お産難民』 の記事である。

地方の病院だけでなく、大阪・東京などの大都市にも、
『お産ドミノ』 は迫ってきている。


『医師不足』 『産科医不足』 『小児科不足』 を伝える事は、
今年の大きなテーマの一つであった。

力不足で全然広められなかった・・・。

自分に出来る事は、それでも、少しずつでも、皆の認識をあげてもらうよう、
努力するしかない・・・。

しつこくて、目障りかも知れないが、口酸っぱく、来年も言っていくつもりである。

少しでも、応援して頂きたい。


『医師不足』については、
 医師不足①
 医師不足②
 日本の医療が崩壊する?!
 医師の偏りまざまざ 東北不足深刻


『産科医不足』 については、
 『全国の8割 『産科医不足』 小児科、へき地医療も深刻』 
 『産婦人科医希望2割減』 


お産の場所が消えゆく状況については、
 『医療機関整備で県外派遣産科医の撤収へ』      
 『産科医不足、大阪の都市部でも深刻』
 『分娩取り扱い終了のご案内 オーク住吉産婦人科』
 奈良・大淀病院、分娩対応中止へ 


『奈良の妊婦死亡問題』 については、
 地方医療の崩壊
 『奈良の妊婦死亡問題』に対する個人的な意見』
 『奈良の妊婦死亡問題』 から
 『奈良の妊婦死亡問題』 についてのコラム①
 『奈良の妊婦死亡問題』 についてのコラム②

などを、参照して頂きたい。



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『お産ピンチ』 首都圏でも 中核病院縮小相次ぐ
                                   2006.12.30
                     http://www.asahi.com/life/update/1230/001.html


東京都心の都立病院などが、お産を扱うのを休止したり、縮小したりしている。
それも、生命が危険な出産前の母と胎児の治療から、出生直後の新生児の治療までを
一貫して担う 『周産期母子医療センター』 で目立つ。
大学病院の医師引きあげなど 地方で深刻化 していた問題が、
ついに都心にまで波及 してきた形だ。
病院も医師も多く、埼玉や千葉などからも患者が集まる東京。
中核病院のお産縮小の影響は、首都圏に及びそうだ。

都立豊島病院は9月から、お産を全面休止 している。

同病院は、新生児集中治療室(NICU)6床を備えた 地域の周産期センター で、
年約900件のお産 を扱ってきた。
しかし現在は、他の病院から搬送されてくる低出生体重児などをNICUで
受け入れているだけだ。

定員6人の常勤医師が今夏、2人に減少
『非常勤を含めても当直などが満足にできない状態になった』 という。

都立墨東病院の産科は11月から、新たな患者や、予約がない外来診療を受けず、
年間1000件以上あったお産を縮小 している。

12床のNICUがある同病院の総合周産期センターは、いわばお産の救命救急センター。
だが、常勤医は定員9人に対して5人
『周産期センターとしての役割にマンパワーをあてた』 結果、外来を
縮小せざるをえなくなった。

大田区の荏原病院も、1月から産婦人科の常勤医を減らし、お産を縮小 するという。
東京逓信病院も28日、産科の診療と お産を休止 した。

影響は周辺の病院に及んでいる。豊島病院から約1キロの距離にある日大板橋病院。
豊島病院がお産を休止した翌10月には、それまで月70件ほどだったお産が
100件近くに急増した。

日大病院も総合周産期センターに認定され、ハイリスク出産も多い。
救急搬送されてくる妊婦を年に80-100人受け入れているが、
その倍以上を断っている という。

『このまま出産数が増えるとハイリスク出産は受けられなくなり、
周産期センターとしての責任が果たせない。通常のお産は、受け入れを
制限する必要が出てくるかもしれない』 という。

東京は、埼玉や千葉、神奈川の妊婦の 『受け皿』 でもある。
特に出産費用が約30万円と安い都立病院は人気で、埼玉と都心を結ぶ
東武東上線沿線の豊島病院には、埼玉から来る人も多かった。

埼玉県の医師1人あたりの 『出産扱い件数』 は昨年、全国最多。
総合周産期センターは県内に1カ所だ。そのセンターを運営する
埼玉医大総合医療センターの関博之教授によると、救急患者の受け入れは、
依頼の4-5割ほどという。

『東京の病院で引き受けてくれる数が減ってきて、限界のところでやっている』
と話す。

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医療崩壊・お産難民にすすむ、いわゆる 『お産ドミノ』・・・。

どんどん加速していく・・・。

全国で、どんどん広まって行く・・・。。

一つ潰れると、しわ寄せで、隣も崩壊する・・・。


『周産期母子医療センター』 が断れば、一体、
どこがハイリスクのお産を受け入れる事が出来るのか?


『奈良事件』 で問題になった、『受け入れ困難』 の問題は、
都会でも同様である。


都立豊島病院では、常勤医の定員 6人が2人 に減少。

そもそも6人の定員が少ないが、2人では何も出来ない。

当直月15回ずつ、である。


都立墨東病院では、常勤医の定員9人に対して 5人

同様に、5人で当直を廻すと、全員月6回ずつ、である。

もちろん、部長の先生はベテランであり、外来業務、なども多く、
体力的にも」月6回は出来ない、であろう。

 『『当直』について』『病院勤務医の過酷さ』 参照。


今回は、産科医の話であるが、小児科医もギリギリの状態であろう。

産科医以上に、『周産期母子医療センター』 のベビー管理は骨が折れる。

小児科医療もまた、崩壊しつつある・・・。



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『自閉症』 については、『自閉症について』 参照。

専門家ではなく、全く詳しくはないのだが、今回は、
『高機能自閉症』 『アスペルガー症候群』 についてである。


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アスペルガー症候群

アスペルガー症候群は、発達障害の一種であり、一般的には
『知的障害がない自閉症』 とされている。

対人関係の障害、他者の気持ちの推測力の障害が特徴とされる。
特定の分野への強いこだわり、運動機能の軽度な障害も見られる。

しかし、低機能自閉症に見られるような言語障害、知的障害は比較的少ない。


成人のアスペルガー症候群の特徴は、

・他人の感情・周囲の状況を理解するのが苦手
 複雑な人間関係の理解が難しい

・感情のコントロールが苦手

・相互的なコミュニケーションが成立し難い
 言葉は流暢でむしろ雄弁だが、相互的なコミュニケーションが成立し難い
 つまり、会話が一方的になりやすい。

・想像力に乏しく、抽象的な概念の理解が苦手

・細部への極端なこだわりから、全体像を把握するのが苦手

・あいまいさの理解が極めて困難
 物事には例外があることが受け入れにくい ⇒ 応用がきき難い

・振り返って反省する能力に乏しく、同じ失敗を繰り返しやすい
 自分の非を認めるのも難しい。

・変化を極端に嫌う、日常生活をルーチン化する


自閉症と同じく、非常に秀でた能力を持つ事も多い。

有名人では、 『織田信長』、 『ビル・ゲイツ』、 『アインシュタイン』、
『ゴッホ』、なども、アスペルガー症候群と言われている。


こんな人多い・・・と思われるかも知れない。

公務員、教師、医師、科学者・・・、そういう職業には、特に、
境界の人 はかなり多いと思われる。


こどもも同様であるが、少し特徴を付け足す。


・友人を好むように見える
高機能自閉症のこどもの場合には、一見友人を好むように見える事がある。
対人関係を持ちたがるこどもが多く、初対面の人にいろんなことを質問したり、
友達といっしょに遊ぼうとする。そういう所を見て 『自閉症ではない』
と言われる事があるが、よく見るとこういうこどもにも社会性の障害がある。


・形式ばって、大人っぽく、振る舞う
自然に振る舞う事が非常に難しく、英会話のテキストにあるような
紋切り型の会話で切り抜けようとする。しかし、ちょっとした日常の話題になると
とたんにうまく行かなくなる。学校では、授業の時間は問題なくても
休み時間に会話に入っていけなかったりする。


・相手によってふるまいを変えない
小学生のこどもでも、相手が先生などであると無意識のうちに、
友達に対するものとは、違った対応をする。
かなり知的能力を持った高機能自閉症のこどもでもそういう事が解らない。
先生が 『太郎君、こっちおいで』 と言ったので、こどもが校長先生に向かって
『校長先生、こっちおいで』 と言っていいと思ってしまう。


・基本的な語彙・文法は習得している
細かい所を見ると間違いはあるが、基本的な事は出来ているため、
一見スムーズにコミュニケーションしているように見える。
しかし,よく見ると言葉の使い方におかしな所がある事が多い。


・コミュニケーションとは何かという事の理解が弱い
狭い意味の情報の伝達(要求を伝えるなど)だけがコミュニケーションだと
思っていて、場の雰囲気を楽しむ、言葉の遊びを楽しむ、などの広い意味の
コミュニケーションが解りづらい。


・単調な会話、声の大きさやイントネーションの調節が苦手
会話がモノトーンで淡々と話しているような感じ、テレビのアナウンサーが
しゃべっているような感じで友達に話したりする。
友達同士の会話から学習せず、テレビの会話・文字から学習する事がよくある。
秘密めいた事などはふつう小さい声で言いますが、そういう事を大きな声で
言ってしまったりする。逆に大きな声で言わないといけない時に普段と
同じような声で言ってしまったりするなど、声の大きさの調節が出来ない。


・話をしていると自分の好きな話題に戻っていく
電車など自分の好きな事ばかり話す。話題を変えるように促しても、
結局また電車の話しに戻ってしまったりする。


・冗談、比喩、ほのめかし、皮肉などで混乱する
冗談がわからず、母親が言う事を聞かない弟に 『お前は川で拾ってきたんだよ』
と言うと、本気にして、区役所に戸籍を調べに行ったりする。

比喩・ほのめかしの理解も難しい。

物をこぼした時に 『まあまあ,お仕事ふやしてくれてありがとう』
などと言うと、仕事を増やすとうれしいんだと思ってまたこぼしたりする。
学校で4年生の子どもに 『そんなことするのは2年生だね』 と言うと、次の日から2年生の教室に行ってしまったりする。


・形式ばった話し方、細かい点にこだわった話し方になりやすい
話をするときに細かい事にこだわる。
例えば、『今日はどうだった?』 と尋ねると、『今日はまだ終わっていません』
などと言い返される事がある。


・緊張したり,ストレスが加わると普段のように話せない
普段は流暢に話すこどもが、緊張したりストレスが加わると、
独り言が多くなったり,オーム返しが増えたりする。


・表情や身ぶりが乏しい、相手の表情や身ぶりの理解が困難


・具体的で予測可能な事を好む
あいまいなことが解り難く、お母さんから 『寒い時にはコートを着て行きなさい』
と言われても、どれ位だったら寒いのかがわからず、
『何度以下だったら寒いのか決めてください』 と言ってきたりする。
適当にしなさいと言われても、適当がどういう事なのかが解らない。


・『多動性障害』
多動性障害、または注意欠陥多動性障害(ADHD)とは、
多動、注意力の集中困難、衝動性の3つの領域に問題があるものを言う。
高機能自閉症のこどもが同時に多動性障害をもっている事も少なくない。



長所としては、

・優れた記憶力
長所の一つは記憶力である。特に長期記憶が強く、昔の事をよく覚えている。


・特定の範囲での優れた知識、数学や科学に強い事が多い
IQが高い人の中には、数学・科学に強い人がいる。
数学者・科学者の中にはアスペルガー症候群の人が多いと言われている。

医者にも、アスペルガー症候群の人はやたら多い・・・。


・『偏見』 がない
先入観がないので、相手が偉い人でも偉くない人でも同じように振る舞う。
いやらしい偏見がなく、極めて素直で率直ないい性格であると言える。






『自閉症になったんじゃない。
 自閉症に生まれてきただけ』


『自閉症は病気ではなく、『障害』です』

                  日本自閉症学会   http://www.autism.or.jp/

新聞にこういうフレーズで広告が載っていた。


専門家ではなく、詳しくはないのだが、今回は、『自閉症』 についてである。


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自閉症


自閉症は、空間認知力・視覚認知・言語能力の発達が遅滞する
発達障害の一種である。

『高機能』 自閉症と 『低機能』自閉症があり、ただ単に
『自閉症』 という場合は、低機能自閉症の事をさす。


自閉症は、生まれつきの障害 で、完全に治ることはない。

心理的な原因で生じる情緒障害ではない。

自閉症は、『障害』 であり、『個性』 であり、特徴を良く知った上で、
理解してあげる、上手くコントロールしてあげる、などが必要である。


日本では 1000人に1-2人 の割合で生じているが、
どこまでを自閉症の範囲とするかによって発生率は大きく違う。
男性と女性の比率は4:1程度と言われている。

日本自閉症協会によると現在全国に 推定36万人居るとされる。
知的障害や言語障害を伴わない高機能自閉症・アスペルガー症候群など含めると
120万人 ともいわれている。

 『アスペルガー症候群について』 参照。


『自閉症』 の語感から、『ひきこもり』 に至るような精神状態やうつ病の事を
含んでいるように思われる事もあるが、これは自閉症に対する誤った認識である。

保護者の教育や生まれ育った環境が原因で自閉症になるということはあり得ない。

当初、『自閉症』 といえば殆ど言葉を話さないようなタイプを指していたためであるが、
徐々に自閉症の概念が拡大するにつれて、自閉症という訳語が不適切になってきている。
特に、高機能自閉症の場合は、一般的に恥ずかしいと思って秘密にするような事でも
正直に話してしまうなど、むしろイメージ的には自閉とは逆の 『自開』 の人もいる。


DSM(Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders)の診断基準によると、
自閉症の主な症状は3つに分けられる。

 ①限定された興味やこだわり、関心
 ②対人関係でのコミュニケーション能力の欠如
 ③言葉の発達の遅れ



①限定された興味やこだわり、関心
自閉症のこどもは、手をひらひらさせたり、体をくねらせたり、
くるくる回ったり、前後に体を揺すったりなどの動作を繰り返す事がある。
同じ道順、同じ着替えの順序、同じ日課などのこだわりを持つ事も多い。
これらの決まり事に少しでも変更が加えられると、非常に苦痛を感じる。

また、自閉症の人は、描画・音楽・計算・記憶力などで
突出した能力 を持っている事がある。


②対人関係でのコミュニケーション能力の欠如
自閉症のこどもは、見たり聞いたり感じたりするような事を普通のこどもと
同じようにする事が困難である。このため、人と関わることや、
自分の気持ちを伝えたり、相手の気持ちをくみとる事が苦手である。

自閉症のこどもは、視線をそらしたり、抱っこされることを嫌がったり、
周りの世界に無関心のように見えたり、行動も自分勝手に見える事がよくある。

他のこどもと協調して遊ぶという事が少なく、友情を育んだり、
人の気持ちを理解する事が苦手である


③言葉の発達の遅れ
言葉の発達が遅れる事が多い。
また、発達していく時に、話し方にはたいてい独特のパターンがあり、
普通とは違う言葉の使い方をする。言葉を上手に操る事が出来ても、
変な比喩を使ったり、気持ちのこもらない話し方をしたりする事がある。



一般的な自閉症児の特徴として、以下のような例がある。

・おもちゃ・自動車の車輪・床屋の回転塔などの 回転するもの への強い興味。
・自動車・電車・バス・飛行機・船などの乗り物に関心が向き、
 うんちくも豊富な場合が多い。
・数字や風景など、特定のもの対する 高い記憶能力
・ある特定の音に対する強い不快感
・物を規則正しく並べる行動。
・何かして欲しい事があった場合に、そのことを直接言葉では伝えられず、
 近くの人の手を引っ張って対象物の所まで連れていく 『クレーン現象』 という行動。
・客観性を持たない文章。または、事実だけを羅列し、新聞記事のような文章。
・特定の物、行動などに対する 強い執着心。対象は人によって異なる。



『とってもわかりやすい自閉症のページ』 も参照   http://autism.flop.jp/




『RSウイルス』 シーズン真っ盛りで、小児病棟はRSウイルスのこどもが多い。

『RSウイルス』は、あまり馴染みのない名前のウイルスかも知れないが、
主に冬に呼吸器の感染症を引き起こし、
『カゼ』 のような軽い症状も含めると誰もが何回もかかり、
小さいこどもほど症状が重くなり易いウイルスである。

今回は、『RSウイルス』 について、である。


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RSウイルス (Respiratory Syncytial Virus=RSV) 感染症


RSウイルスは、実は日常に溢れているウイルスであり、
1歳までに50-70%以上のこどもが罹患し、
3歳までに全てのこどもが1回はかかると言われている。

毎年、おおよそ11月-1月にかけて流行がある。

しかし、最近はどんな感染症も『季節性』が無くなりつつあるが。


冬の感染症は、『RSウイルス』 『ロタウイルス』、
そして最後に 『インフルエンザウイルス』 が流行り、
『RSウイルス』 と 『インフルエンザ』 の流行のピークは大抵、一致しない。


感染力が非常に高く、しかも、『免疫』 が出来難いため、繰り返し感染する。

しかし、かかる回数が増えるほど症状は軽くなり、
2歳以上では、普通の 『カゼ』 程度で済むことが殆どである。


RSウイルスは乳幼児における肺炎の50%、細気管支炎の50-90%を占めると言われ、
学童などにおいても気管支炎の10-30%に関与していると考えられている。

喘息のこども達の 『喘息発作』 の引き金 にもなっている。


はじめてのRSウイルス感染が重症化しやすい が、
症状は 『カゼ程度』 から 『重症の細気管支炎や肺炎』に至るまで、様々 である。
成人ではいわゆる『カゼ』 程度である。


2歳以下、特に乳児で、細気管支炎、肺炎などを引き起こし、重症化しやすい。

RSウイルスによる入院のピークは、生後2-5ヶ月の乳児 にある。

重症のRSウイルス感染は、特に 『早産児』
慢性肺疾患等の 『慢性呼吸器疾患を有する乳児』
『先天性心疾患の乳児』 においてみられ、
RSウイルス感染症で入院する25-30%は早産児であること、
慢性肺疾患を有しRSウイルスに感染した乳幼児の60%は下気道疾患で入院する、
事が報告されている。

重症になると人工呼吸器管理になったり、少ないが死亡例もある。


鼻水から始まり、その後、38-39度の発熱と咳が続く事が多い。
細気管支炎では、喘鳴、陥没呼吸、呼吸困難、などがみられる。


RSウイルスによる毛細気管支炎を起こした乳児が後に、『喘鳴』 を繰り返す事があり、
『喘息』 発症のリスク があると言われている。

RSウイルスによる喘息発症の機序は不明の点も多いが、
RSウイルスによる直接的な気管支へのダメージと、
RSウイルスをやっつけようとして放出する化学物質などの産生異常や
免疫の異常反応などが関与することが推察されている。


大抵のこどもは、1-2週間で軽快するが、
咳・鼻水が数週間に渡って続くこどもも居る。

生後1ヶ月未満では、何故かRSウイルス感染の頻度は低いが、
かかると呼吸困難、無呼吸発作、などを起こす事があり、注意が必要である。


一般の血液・レントゲンなどの 検査所見で特徴的なものはない


RSウイルス抗原検出による迅速診断キットで診断が可能である。


治療は、ウイルス感染のため、基本的には、
酸素投与、輸液、呼吸管理などの対症療法しか出来ない。


感染力は強く、潜伏期は2-6日である。


RSウイルスは、咳で生じた飛沫を吸い込む、気道分泌物が付着したおもちゃなどを触る、
などにより、ウイルスが喉・鼻の粘膜に付着して感染する。
手がウイルスを粘膜に運ぶため、手をよく洗う事は感染予防のために良い。


RSウイルス感染予防のため、RSウイルスに対するモノクローナル抗体製剤である
パリビズマブ(Palivizumab)、商品名 『シナジス』 がある。

 『シナジス』 については、『RSウイルス抗体 シナジスについて』 参照。

日本においても、2001年1月に承認され施行されている。

これは、RSウイルス流行期の間、1ヵ月毎に筋肉注射する事により、
予防効果が期待できる。

今の所、『早産児』、『慢性肺疾患児』、『先天性心疾患児』しか適応が無い。






今回は、『インフルエンザ菌ワクチン』 についてである。

インフルエンザウイルスとは全く異なるばい菌で、髄膜炎を引き起こす。



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     細菌性髄膜炎、日本もワクチン承認へ
                           asahi com 2006.12.24
                  http://www.asahi.com/life/update/1224/008.html


厚生労働省は、重症率が高い乳幼児の病気、細菌性髄膜炎の主原因である
インフルエンザ菌b型(Hib)ワクチン(商品名アクトヒブ)を承認する方針を固めた。
26日の専門家による会議をへて、1月下旬にも承認される見通し。
Hibワクチンは 世界100カ国以上で承認 されており、
先進国で未承認なのは日本だけだった

厚労省などによると、細菌性髄膜炎の約6割 はHibが原因。
国内では年間、5歳未満の乳幼児1万人に1人程度がHibによる細菌性髄膜炎に
かかると推定される。このうち 5%が死亡し、
25%に聴覚障害、てんかんなどの後遺症 が残るという。

初期診断や治療が難しいため、予防効果が高いワクチンが80年代後半から
欧米を中心に承認され始めた。98年には世界保健機関(WHO)が乳児への定期接種を
推奨する声明を出し、現在は、90カ国以上で公費負担などによる
定期予防接種
 が実施されている。
米国では予防接種の導入後、罹患率が 100分の1 にまで減ったという報告もある。
重い副作用は実質的にない。

日本では罹患率が欧米の数分の一とされ、ワクチンの必要性がなかなか
広まらなかった。03年3月にようやく、サノフィパスツール第一ワクチンが
新薬の承認を申請したが審査が進まず、05年6月には、日本小児科学会が
厚労省に早期承認を要望していた。


承認に時間がかかった理由について、専門家は 『審査体制の人員不足に加え、
製造過程で牛由来成分が使われることに極めて慎重だったのでは』 とみる。

承認後は当面、任意による接種 となる。
計4回の接種が必要で、3万円程度 かかるとされる。

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細菌性髄膜炎は、早期診断・早期治療が必要な病気、である。

発熱した時に、最も心配する病気、である。

現在は、5%程度の死亡率であるが、一昔前は30%程度だった・・・。


90カ国以上で公費負担などによる定期予防接種が実施されているのに・・・。

100分の1に髄膜炎が減るのに・・・。


さらに、細菌性髄膜炎のもう一つの主要細菌は、『肺炎球菌』 であるが、
欧米では、『Hibワクチン』 に加え、『肺炎球菌ワクチン』 も、
定期予防接種に含まれる。

細菌性髄膜炎はかなり抑制される。

そうなると、親御さん、小児科医の不安はかなり削減されると思われる。


日本はいかに遅れているか。

今回の事態も小児科医の署名が多数集まって、やっと進んだ気がする。

早期に定期予防接種に組み入れて頂きたい。







今回は、『インフルエンザ治療薬 リレンザ』 について、である。


インフルエンザ治療薬 『タミフル』 については、
 『インフルエンザ治療薬 タミフルについて』
 『タミフル:インフルエンザの季節控え、多用ご注意』 
 『タミフルと異常言動』                       なども参照。



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リレンザ

インフルエンザの高熱は通常2-5日位続き、全身症状が普通のカゼより強い。

タミフル同様、リレンザも発症早期に使用することで、
発熱期間が1-2日短縮 する事が認められている。

リレンザは、吸入のインフルエンザ治療薬である。

rirennza


2000年度グッドデザイン賞を受賞しているが、効果とは関係無い。


2006.2.24に、5歳以上 の適応が通った。

通常、1回10mg(5mgブリスターを2ブリスター)を、1日2回、5日間、
専用の吸入器を用いて吸入する。

喉の粘膜は、インフルエンザウイルスの活動部位であるため、
ウイルスに対して直接作用し、より薬効が出やすい可能性がある。

タミフルに比べ、インフルエンザB型に効く、という報告もある。

薬価(薬の値段)も、タミフルとリレンザでは大差は無い。


小児では、適切に吸入投与出来るかどうか
が、まず第一の問題である。

もう一つは、『タミフル』 で言われている 『異常言動』 などの
副作用 であるが、内服によって全身を循環するタミフルとは違い、
局所に薬剤が到達するリレンザ吸入では、副作用の可能性が低い
と言われている。

しかも、消化管からの吸収も極めて少ない。


しかし、『タミフルと異常言動』 にも書いた通り、タミフル内服無しでも、
10人に1人 に『異常言動』 が出るとすると、
いずれ、『リレンザ』 も容疑者になるであろう。

何の治療をしなくても、インフルエンザ感染では、熱でうなされる(熱せん妄)、
異常言動が多く起こるのであるから・・・。


しかも、処方されている数が、リレンザとタミフルでは何百倍も異なる。
リレンザの副作用疑い例の報告数も、今後増えていくと思われる。

事実かどうかは別として・・・。

そもそも、日本人は、タミフルを使用しすぎであったためにこうなっている。

先ほどの調査では、9割がタミフルを飲んでいた となっていた。

タミフルを、飲み過ぎ、出し過ぎ、である。


あとは、吸入薬のため、喘息などの下気道疾患を持つ患者さんは注意、
となっているが、現実的には、問題ない。


薬の作用についてだが、リレンザもタミフル同様、
インフルエンザウイルスを倒す薬ではない

ウイルスの増殖を抑える薬である。

ややこしいが、ウイルスはどんどん増えていき症状を悪化させるが、
その増殖を抑え、倒すのは、自分自身の力である。

ウイルスを多くさせないで、自分で倒す、時間稼ぎのようなものである。

タミフルもリレンザはも、『ノイラミニダーゼ』 の作用を抑制する。

ウイルスは感染細胞で増殖した後、『ノイラミニダーゼ』 の作用により、
感染細胞外に出てくる。

『ノイラミニダーゼ』 の働きを抑制すると、インフルエンザウイルスは、
感染細胞で増殖したものの、感染細胞から離れることが出来なくなる、
という訳である。


副作用の心配などを考慮し、今シーズンのインフルエンザ治療は、
リレンザを処方する機会が大幅に増える








しつこいが、またまた、今回も 『お産難民』 のニュースである。


『医師不足』については、
 医師不足①
 医師不足②
 日本の医療が崩壊する?!
 医師の偏りまざまざ 東北不足深刻


『産科医不足』 については、
 『全国の8割 『産科医不足』 小児科、へき地医療も深刻』 
 『産婦人科医希望2割減』 


お産の場所が消えゆく状況については、
 『医療機関整備で県外派遣産科医の撤収へ』      
 『産科医不足、大阪の都市部でも深刻』
 『分娩取り扱い終了のご案内 オーク住吉産婦人科』 


『奈良の妊婦死亡問題』 については、
 地方医療の崩壊
 『奈良の妊婦死亡問題』に対する個人的な意見』
 『奈良の妊婦死亡問題』 から
 『奈良の妊婦死亡問題』 についてのコラム①
 『奈良の妊婦死亡問題』 についてのコラム②

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奈良・大淀病院、分娩対応中止へ
県南部のお産の場消える

                            asahi com 2006.12.22
             http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200612220048.html


奈良県大淀町の町立大淀病院で8月、重体になった妊婦が計19病院に
搬送の受け入れを断られた末、大阪府内の病院で死亡した問題で、
同病院が来年3月で分娩の取り扱いを休止することがわかった。
同病院の産婦人科にはこの妊婦を担当した常勤の 男性医師(59) しかおらず、
長年にわたる激務や妊婦死亡をめぐる対応で心労が重なったほか、
別の産科医確保の見通しが立たないことなどが理由とみられる。

県などによると、同病院は来年3月末で産科診療を休止し、その後は
婦人科外来のみ続ける方針。スタッフの拡充を検討したが、
県内の公立病院に産科医を派遣してきた奈良県立医大の 医師不足 などから、
新たに医師が確保できず、分娩対応の継続ができないと判断した。
病院側は同日、院長名で事情を説明する文書を張り出した。

男性医師は県立医大から非常勤医師の応援を得ながら、年間150件以上の
お産を扱っていた。宿直勤務は 週3回以上 で、妊婦が死亡した後、
『ここで20年以上頑張ってきたが、精神的にも体力的にも限界』
と周囲に漏らしていたという。

県南部では、県立五條病院(五條市)が4月に 産科医不足 から
分娩取り扱いを中止しており、大淀病院がお産を扱う 唯一 の病院だった。
県幹部は 『早急に県内の周産期医療のあり方を見直さねばならない』 と話す。

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医療崩壊・お産難民にすすむ、いわゆる 『お産ドミノ』・・・。

どんどん加速していく・・・。

こういう地域は、今後、どんどん出てくる。

すると、しわ寄せで、隣も崩壊する・・・。



59歳で、週3回当直 は 超人 である。

研修医でも、そんなに出来ない。

 『『当直』について』『病院勤務医の過酷さ』 参照。


そうまでして、身を削り、頑張ってこられて・・・・、
最後は 『奈良県南部』 唯一の産科医、となり頑張り・・・、
あまりに残酷である。


事件の事実関係は解らない。

しかし、そうやって頑張ってきている産科医が居る現実、
医療システムの崩壊
はもっともっと多くの人が知るべきである。


小児科医療もまた、崩壊しつつある・・・。





今回は、挨拶化している言葉、『お疲れ様』 についてである。


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『お疲れ様』


これはもともと、相手の労をねぎらう言葉であるが、現在、ビジネス社会では、
相手が本当に疲労しているかどうかは関係なく、『挨拶のひとつ』 として使われている。

帰る時にも 『お疲れ様です』、朝一番に会っても 『お疲れ様です』 である。

『お疲れ様です』 と言われて、『別に疲れてなんか無い』 などと怒る必要はない。

もともと、『お疲れ様でした』 とは、
『今日も1日良く働きましたね。ゆっくりお休み下さい』
という、思いやりの心・ねぎらいの心が含まれている。


英語では、仕事が終わって家に帰る時、
『Good-by』 または 『See you tomorrow』 と言う。

もともと英語圏では、誰かが何かをした場合、
『過程』 の大変さについては言及せず、『結果』 を見て、
それを褒める事によってねぎらう。

『ご苦労様』 『お疲れ様』 のニュアンスそのものが存在しないようである。


直訳の 『You are tired』 なんて言うと誤解され、憤慨される。

『そんなに疲れて見える?』 『老けたように見える?』

実際の 『お疲れ様』 のニュアンスにあった言葉は、他の言語には無い。

この言葉を作った日本人の文化は、世界に誇れるものではないか思う。


また、『お疲れ様』 と同義語で 『ご苦労様』 という言葉がある。

これは目上の人が、目下の人をねぎらう言葉とされていて、
目上の方には 『お疲れ様』 を使うべきだとされている。

迷った時には、社内でも、社外でも、年上にも、年下にも、
『お疲れ様でした』 を使うと良い。

自分が帰る時に、上司が仕事をまだしている時には、『お疲れ様でした』
と言うよりは、『お先に』 『お先に失礼します』 の方が良いと思う。

相手が仕事の終っている自分に 『お疲れ様』 というのは良いのだが、
仕事をしているのに、『お疲れ様でした』 と言われると、
『まだ仕事が終わってない』 と感じる人が居るかも知れない。


『お疲れ様』 は、1日に何回も使え、便利な挨拶である。


ただ、皆が 『お疲れ様』 と言い合う国民性は良くない

まだまだ元気のある国であって欲しい。

皆が疲れきっている民族にならないよう、頑張ろう。





今回は、『クリスマスの過ごし方』 についてである。

 『公認サンタクロース①』『公認サンタクロース②』、参照。


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『クリスマスの過ごし方』 に関する意識調査結果
http://www.kirin.co.jp/company/news/13/061128_2.html


1.調査概要
(1)対象:全国の20歳以上の男女 有効回答数:8069名
(2)方法:KIRINによるインターネット調査
(3)期間:2006年11月10日-12日


2.調査結果

(1) 『クリスマスは楽しみですか?』、『クリスマスのイメージは?』、
    『クリスマスの過ごし方は?』

『楽しみにしている』 (37%)と『まあ楽しみにしている』 (33%)を合わせて、
今年も 約7割の人が楽しみ と回答。

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クリスマスのイメージは、『家族で楽しむ日』 (63%)が圧倒的で、
実際の過ごし方でも 『家でのんびり』 (50%)
『ホームパーティー』 (27%)が高く、イメージ、実態ともに、
『家で家族で過ごす』 スタイルが主流といえる。

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(2) 『家で楽しむ際に食べたい料理は?』

クリスマスの定番 『クリスマスケーキ』 (59%)がトップだが、
『手作りでいつもより豪華な料理』 (48%)が続いて高く、
昨年の39%から、9ポイントの増加。
『いつもと違うリッチな手作りクリスマス』 を過ごしたい意向がうかがえる。


(3) 『飲みたいお酒は?』、『家で飲みたいお酒は?』

『シャンパン』 (61%)、『ワイン』 (51%)、『ビール』 (49%)が、
上位3位を占めて人気。このうち家で過ごす人に限った場合も、
1位は 『シャンパン』 (58%)となり、お店で飲むイメージのお酒だが、
ホームパーティーや、特別な日などは家庭での需要の広がりもうかがえる。


(4) 『最近話題のお酒で楽しみたいのは?』、
    『今年新たに用意したい盛り上げアイテムは?』

最近話題のお酒でクリスマスに楽しみたいのは、男性は 『プレミアムビール』 (57%)、
女性では 『高級シャンパン』 (54%)が1位となった。

今年新たに用意したい盛り上げアイテムでも、『ツリーやリース』 などをおさえ、
『いつもより高価なお酒』 がトップとなったことから、
自宅で少しリッチに楽しむ大人のクリスマスには、お酒が欠かせないアイテムといえる。

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(5) 『クリスマスに貰いたいプレゼントは?』、『相手別予算』、『ディナーの予算』

もらいたいプレゼントでは、男性で 『もらえれば何でも嬉しい』 (52%)、
女性で 『アクセサリー』 (48%)がトップとなった。

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あげる相手別予算では、男性では 『恋人』 (23964円)、
女性は 『自分』 (21280円)が最も高く、
特に女性は昨年比で 2000円以上の増加 となった。

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全体でも増加傾向にあることから、景気の底上げ感が一般消費へも影響していることが感じられる。
ディナーの予算(7205円)でも、普段外食する場合の予算(4733円)の約1.5倍となった。

 

(6) 『サンタクロースを信じていたのは何歳まで?』

6-8歳 の小学校低学年程度との回答が、約4割 を占めた。
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『クリスマスのイメージは、『家族で楽しむ日』 (63%)』という結果が、
喜ばしかった。


『あげる相手別予算』 で、女性の一位が、『自分』 という所が良い。


『サンタクロースを信じていたのは何歳まで?』

2.9% の人が今でも信じていた。

そう言えるのは、うらやましい。

大体、小学校低学年まで・・・。


自分もそうだった。

父親の車のトランクにサンタさんへの手紙に書いたクリスマスプレゼントが入っていた時、
発覚した。衝撃的だった・・・。


発覚するまでは、うちのこども達の場合、サンタさんからと、パパ・ママからと、
2個プレゼントがもらえる。


もうすぐクリスマス。

今年も家族でゆっくり楽しみたい。





前回の、『産科医不足、大阪の都市部でも深刻』 に名前が出てきた、
オーク住吉産婦人科の 『分娩取り扱い終了のご案内』 についてである。

 『産科医不足、大阪の都市部でも深刻』 参照。


医師不足、産科不足、お産難民、などについては、

 『医師不足①②』『地方医療の崩壊』 
 『全国の8割 『産科医不足』 小児科、へき地医療も深刻』 なども参照。



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分娩取り扱い終了のご案内
http://www.oakclinic-group.com/info.html

当院は、2000年の開院から、『産科のオーク』 として多くの妊産婦様の
ご支持をいただいて来ました。しかし残念ながら、2007年3月末をもって、
分娩の取り扱いを終了することになりました。

これには、次の理由があります。

①厚生労働省看護課長通知によって、看護師による分娩時の内診が
 禁止されたこと。
②信頼関係のある患者様ばかりではなくなっていること。
③産科医療のシステムが破綻しつつあること。


 日本中の多くの産科施設において、数十年も前から分娩時の内診は
産科医の指示によって看護師が行ってきました。法文に明白な規定が
ないものの、当然に合法の診療行為とされてきました。
しかし、平成16年になって、厚生労働省は突然 『看護師による内診を禁止する』
という通達を出しました。あまりに実状とかけ離れた通達であり、
関係団体が再三にわたり撤回を申し入れたにもかかわらず、行政は指導を強行し、
刑事事件にまでなっています。


 私どもは、プライベートのクリニックであり、
信頼関係の築ける方においで頂きたいと考えています。私ども医師も看護師も、
生身の人間です。失敗もしますし、もっと知識や技術を持つ医師や看護師が、
他の病医院に大勢おられます。誠意を尽くし、全力を尽くすことだけが、
私どもが患者様にお約束できる、唯一のことです。

しかし、本当なら 『よくしてくれた』 と言われこそすれ、
クレームを受けるいわれがない場合でさえ、『納得いかないから説明せよ』
と激しい非難を受けることがあります。以前は、このようなケースは稀でしたが、
最近、急増しています。近隣の病医院が産科を閉鎖していく中、仕方なく
私どもを受診される方が増えているためだと思います。しかし、このままでは、
当院も防衛的対策をとらざるを得ず、私どもの考える、信頼関係を前提とした
安全な産科診療のスタイルを続けることが、困難になってきました。


 さらに深刻なことは産科医療のシステムが崩壊しつつあることです。
ご存知のとおり、産科医、小児科医の不足で、緊急時の受け入れ先がなくなろう
としています。ここ半年ほどで、緊急搬送の受け入れを次々と拒否され、
いくつもの病院に連絡をとらなければならないことが増えています。

信頼を置いていただいているわけではない方に、何か起これば、刑事、
行政罰の科せられる違法状態に置かれたまま、医学的リスクが更に高まっている
産科の診療を続けることは、私どもにはできません。

当院が分娩をやめることで、産科医療システムの崩壊が 一層進む ことに
なるかもしれません。しかし、医療機関へのあまりに 理不尽な批判、制裁が
相次ぐ中、私どもにはこれ以上の努力を続けることができず、
苦渋の選択をしました。これまで、当院をご支援いただいてきた皆様には、
誠に申し訳ございませんが、ご理解のほどをよろしくお願いします。


今後、従来からのもう一つの専門分野である不妊治療、特に体外受精、
顕微授精に、一層の力を入れることになります。培養ラボラトリーの拡張と設備、
人員の増強を行い、体外受精センターを拡充します。入院設備を有することで、
切迫流産や不育症の入院治療に対応が可能です。

また、不妊症の大きな原因となる子宮筋腫や卵巣のう腫などの手術治療には、
サージセンターを設置し、さらに積極的に取り組んでいく予定です。

全身管理のできる重装備の設備と、充実のアメニティを生かし、
オーク住吉産婦人科は、高度不妊治療センターとして生まれ変わります。
皆様のご理解とご支援を賜りますようにお願い申し上げます。

もちろん、ご予約の皆様につきましては、最後まで責任をもって診療させて
頂きます。ただ、上記の点をくれぐれもご理解頂いた上で、当院をお選び
頂きますように、お願い申し上げます。予定日超過2週間までは、分娩誘発を
行わず自然に経過をみるため、分娩のご予約をお受けできるのは、予定日が
3月15日までの患者様となります。

最後のお一人が無事にご出産を終えられるまで、現在の態勢を維持し、
職員一同、全力を尽くす所存ですので、このまま当院でご出産予定の皆様も、
どうぞご安心下さい。

       医療法人オーク会 オーク住吉産婦人科 院長 中村 嘉孝

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これが、『産科医の本音』 である。

はっきりこう言える産科の先生は少ない。

解り易い・・・・。

ここまではっきり言えるなんて、すごいと思う。


納得されない患者様もおられるとは思うが、これが今の現状である。


さて、これから、日本の医療はどうするか?

現場の自分は、目の前の患者さんと全力で向き合うだけである。






しつこいが、今回も 『お産難民』 のニュースである。

  『医師不足①②』『地方医療の崩壊』 
  『全国の8割 『産科医不足』 小児科、へき地医療も深刻』 
  『産婦人科医希望2割減』          なども参照。



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産科医不足、大阪の都市部でも深刻 分娩制限相次ぐ
                                 asahi.com 2006.12.16
          http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200612160025.html

osaka


地方で深刻化している産科医不足が、都市部でも加速してきた。
一施設あたりの産科医数が 東京に次いで多い大阪でも
産科を閉める病院が続出し、残ったところは分娩制限が相次ぐ。
大阪市内でお産できる病院は来春、23カ所に減り、3年前の4分の3
お産の場の連携・再編は待ったなしだが、予算も医師も不足しており、
拠点病院に医師を集める 『集約化』 のめどさえ立たない。

●市民病院も制限
地域医療の中核を担ってきた大阪市内の市民病院で現在、お産ができるのは
市立総合医療センター(都島区)、住吉(住之江区)、十三(淀川区)の三つ。
住吉、住之江、西成3区のお産の約2割、年約750件を扱ってきた住吉市民は
9月、月20数件と 半分以下 に絞る分娩制限を始めた。
産科医3人が定年などで病院を去り、常勤医が3人になったからだ。

麻酔科医も1人だけで、夜間の緊急帝王切開は産科医が自ら麻酔をする。
中村哲生医師は 『初めて聞いた人は驚くが、ここではずっとそうだ』。
応援医を1人頼んでいるが、それでも 月の半分 近くは
当直や自宅待機で夜間も拘束される。

医師5人態勢の十三市民病院も女性医師の産休で1人減となった。
淀川区内で唯一 のお産ができる総合病院で、分娩数は年間約750件。
出口昌昭・産婦人科部長は 『市民に身近な公立病院として踏ん張ってきたが、
これ以上、人が減れば分娩制限を検討せざるを得ない』。

リスクが高い分娩も扱う総合医療センター。
産科医6人で年900件のお産を診てきたが、周辺の産科廃止が相次ぎ、
今年上半期は25%増のペースだった。来年から正常産の受け入れ上限を
月45件から39件に減らす。合併症のあるハイリスク出産や緊急搬送の
計50件の枠を狭めるわけにはいかないという。

●焼け石に水
産科医が減り続ける中、大阪市は昨年8月、四つの市民病院にある産科を
三つに再編。医師を住吉市民病院などに振り分け、5人以上の態勢を整えたが、
わずか1年で崩れた 形だ。
医師らは 『勤務が 過酷な状態 が変わらなければ再編しても
効果が上がらない。焼け石に水だ』 とこぼす。

医師の負担軽減に向けて市が期待するのが、医師に代わって助産師が
正常産を担当する 『助産師外来』
今年11月に住吉市民病院に設置され、来春には十三市民病院にできる。
さらに今年5月には、当直の応援医確保のため、産科と麻酔科の当直単価を
1回最高7万5千円と 約3倍 に引き上げた。
ただ、常勤医の確保は困難な状況 だ。

●深刻さ増す南部
『安全にお世話できる受け入れ能力の限界に近づいております』。
今月1日、民間の愛染橋病院(浪速区)のホームページに、来年3月まで
新規の分娩予約を断る通知文が掲載された。産科医は8人。毎月約120件の
予約分娩と10-20件の緊急搬送を受け入れている。分娩数は西日本一だ。

だが、産科医1人の退職が決まり、補充のめどが立たないまま、産科を
休止した
他の病院から移ってくる妊婦が相次ぐ。今月は予約だけで150件を超えた。
村田雄二院長は 『市内の 『最後の砦』 として、すべてのお産を
受け入れようと思ってきたが、医療事故が起きてからでは遅い』。

来年3月、阪和住吉総合病院(住吉区)が分娩をやめ、市南部の4区にある
病院の産科は すべて分娩を休止するか制限 することになる。
年500件を扱ってきた診療所のオーク住吉産婦人科(西成区)も同4月に
お産を休止する。

市は住吉市民を周産期医療の拠点と位置づけ、常勤医を6人以上に増やす
とともに、老朽化が著しい建物を改築する考えだ。
ただ、返済期限が迫っている市の病院事業の不良債務は約116億円。
総務省は5年以内に解消しなければ、新規起債は許可できないとしており、
先行きは厳しい。

巽陽一・市医務保健総長は 『お産状況の改善のためには、市内だけでなく、
近隣都市を含めた産科医の集約化を考えなければならないだろう』 と強調する。

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『産科医不足』 は、加速している。

『産婦人科医希望2割減』 も参照して欲しいが、辞めていっているだけでなく、
産科医になる人も減ってきている。

大都市大阪でも、そうである。

くしくも、『奈良事件』 の隣の県である・・・。


前回も書いたが、このような背景には、『医師不足』 に加えて、
さらに 『福島事件』 『奈良事件』 も絡んでいる。



福島事件
2006年2月18日、福島県立大野病院産婦人科の医師が逮捕抑留された。
この事件は2004年12月17日に起きた、帝王切開中の出血による患者の死亡に
関して、業務上過失致死罪および、異状死の届出義務違反(医師法違反)
の疑いがあるとする刑事事件である。医師は一人医師体制の下で通常通りの
帝王切開に臨んだが、『癒着胎盤』 という稀な疾患の合併のために
結果として輸血が追い付かず患者が死亡した。
予測が不可能な合併症、一人医師という困難な状況下で発生した、
医療ミスでない 事故に対して逮捕が行われた事は産科医を動揺させた。
日本産科婦人科学会、日本産婦人科医会、各地の地方支部からも
医師逮捕に対する抗議が表明された。


産科医一人でのお産 は、訴えられる可能性がある、
24時間体制でお産を取り上げる頑張りはあまりに報われない、
という事で、これにより、産科を撤退した病院が増えた



そして、今年の 『奈良事件』 でとどめとなった。

 地方医療の崩壊
 『奈良の妊婦死亡問題』に対する個人的な意見』 
 医療機関整備で県外派遣産科医の撤収へ 参照。


本文中に出てくる 『オーク住吉産婦人科』 がお産を休止する理由には、
『分娩取り扱い終了のご案内 オーク住吉産婦人科』  参照。



本当に、全国で、歯止めがきかなくなってきている・・・。

解決策は見えない・・・。

しかし、この状況を全国民が認識し、変えていくしかない。



 


しつこいが、今回も 『医師不足』 、特に 『産科医不足』 
『お産難民』 関係のニュースである。

  『医師不足①②』『地方医療の崩壊』 
  『全国の8割 『産科医不足』 小児科、へき地医療も深刻』 なども参照。


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産婦人科医希望2割減 研修必修化以降、
  特に男性が敬遠

                                 asahi.com 2006.12.17
                 http://www.asahi.com/life/update/1217/007.html


全国的に産婦人科医不足が問題となる中、2年間の臨床研修を終え、今年度、
日本産科婦人科学会に入った医師は、これまでより、2割以上 減った
ことが16日わかった。学会のまとめでは、例年350人前後の医師が入会して
産婦人科で働いていたが、今年度は285人になっていた。
特に男性医師の落ち込みが激しいという。

臨床研修が04年度から必修化され、研修医は2年間、各科を回った後、
専門科を選ぶ制度になった。学会が02-04年度に国家試験に合格した医師の
学会入会者数を調べたところ、02年度346人、03年度366人だったのに対し、
研修1期生の04年度(今年度入会)は285人に減少した。うち男性医師は、
02、03年度は130人台だったが、04年度は82人しかいなかった。

こうした状況が続くと、お産を担う医師が、さらに不足するため、
学会は、医師勧誘のDVDをつくるほか、他の診療科に比べて高い訴訟リスクを
低くするために診療ガイドラインを整備する。
学会理事の吉川裕之・筑波大教授は 『出産に、男子医学生の立ち会いを
拒否するケースも増えており、希望者が減っているのだろう。女性医師を
活用した働き方を検討しなければならない』 と話している。

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小児科も足りないが、産科はもっと深刻である。

  『小児科医の新人、2県で0人 26都府県で減少』 も参照。


このような背景には、当然 『医師不足』 があるが、
産科の場合は、さらに 『福島事件』 『奈良事件』 も絡んでいる。

『福島事件』 は、本ブログ立ち上げ前の事件であり、本ブログでは、
取り上げた事がないが、今の 『お産難民』 のきっかけになっている。



福島事件
2006年2月18日、福島県立大野病院産婦人科の医師が逮捕抑留された。
この事件は2004年12月17日に起きた、帝王切開中の出血による患者の死亡に
関して、業務上過失致死罪および、異状死の届出義務違反(医師法違反)
の疑いがあるとする刑事事件である。医師は一人医師体制の下で通常通りの
帝王切開に臨んだが、『癒着胎盤』 という稀な合併症のために結果として
輸血が追い付かず患者が死亡した。
予測が不可能な合併症、一人医師という困難な状況下で発生した、
医療ミスでない 事故に対して逮捕が行われた事は産科医を動揺させた。
日本産科婦人科学会、日本産婦人科医会、各地の地方支部からも
医師逮捕に対する抗議が表明された。

産科医一人でのお産 は、訴えられる可能性がある、
24時間体制でお産を取り上げる頑張りはあまりに報われない、
という事で、これにより、産科を撤退した病院が増えた


そして、今年の 『奈良事件』 で とどめ となった。

 地方医療の崩壊
 『奈良の妊婦死亡問題』に対する個人的な意見』 
 医療機関整備で県外派遣産科医の撤収へ 参照。


歯止めがきかなくなってきている・・・。

何とか、良い風が吹いて欲しいものである。


さらに、『産科医不足、大阪の都市部でも深刻』 に続く。



 


サイバーキッズクリニック   

医療問題について
 ・日本の、これから 医療 安心できますか?
 ・医師不足①
 ・地方医療の崩壊
 ・初期臨床研修:医師1年生は大学病院敬遠
 ・女性医師働きやすく:宿直、呼び出し免除
 ・『奈良の妊婦死亡問題』 から
 ・医師不足②
 ・『奈良の妊婦死亡問題』に対する個人的な意見』
 ・医療機関整備で県外派遣産科医の撤収へ
 ・小児科医の新人、2県で0人 26都府県で減少
 ・『新医師確保総合対策』 について
 ・全国の8割 『産科医不足』 小児科、へき地医療も深刻
 ・ 日赤和歌山医療センター、医師の乳幼児の預かり開始
 ・『奈良の妊婦死亡問題』 についてのコラム①
 ・『奈良の妊婦死亡問題』 についてのコラム②
 ・ 出産時事故:患者に『無過失補償』導入へ
 ・日本の医療が崩壊する?!
 ・医師の偏りまざまざ 東北不足深刻
 ・産婦人科医希望2割減
 ・産科医不足、大阪の都市部でも深刻
 ・分娩取り扱い終了のご案内 オーク住吉産婦人科
 ・奈良・大淀病院、分娩対応中止へ
 ・『お産ピンチ』 首都圏でも
 ・崩壊の瀬戸際 減る産科医
 ・医療クライシス:忍び寄る崩壊の足音②
 ・2月18日 あれから1年
 ・勤務医の5割 『職場辞めたい』
 ・小児科医自殺、過労が原因の労災と認定
 ・医師不足 4万人
 ・東十条病院:来月末で全科休止
 ・妊婦搬送遅れ1千件超
 ・時間外救急:埼玉医大の特別徴収
 ・埼玉医大:時間外軽症患者負担増
 ・産める病院が1年半で1割減
 ・医師確保で追加対策
 ・『県立柏原病院の小児科を守る会』
 ・『柏原病院小児科を守る会』 の方々に感謝しています
 ・2月18日 あれから2年
 ・産科・小児科不足解消へ対策、首相が5月にも策定
 ・小児医療、崩壊の危機に直面
 ・医者の品格 医者の欲望
 ・妊婦受け入れ拒否死亡:当直、研修医1人




子どもより大切な存在ってあるかしら?
http://www.unicef.or.jp/special/index.html

odori
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あなたは、5歳の誕生日を覚えていますか?

今、この世界では、年間1050万人 の子どもたちが、
5歳の誕生日を迎えることなく、命を失っています。
この数はここ1年半ほどで1100万人から1050万人へと50万人減少しました。
しかし、まだこの瞬間にも・・・

3秒に1人

助けられるはずの大切な命が失われています。


子どもより大切な存在ってあるかしら?


ユニセフ親善大使だったオードリー・ヘップバーンの言葉です。

この言葉をあらためかみしめるとき、私たちは、子どもの死亡数が
減ったことへの喜びよりも、1050万人のひとりひとりかけがえのない
子どもたちが、今この世にいないという事実に、やはり、受け入れがたい
思いを感じるのです。


乾燥した空気を突き抜けて、太陽からの熱がじりじりと肌に伝わってきます。
西アフリカ、ガーナ。西アフリカ地域は、世界でも最も乳幼児死亡率の
高い地域の一つです。

わずかな畑を耕し命をつないでいる村人の生活は貧しく、子どもたちの
多くは栄養不良です。診療所のある村は少なく、病気の子どもの治療が
手遅れになることもしばしばです。特に蚊が媒介するマラリアによる
被害は深刻です。ただでさえ栄養不良で身体が弱っている子どもたちは、
マラリアにかかると、40度近い高熱と吐き気に苦しみ、なすすべもなく
命を失っているのです。栄養不良でなかったなら、蚊帳があったなら、
助かったはずの命です。

西アフリカでは、乳幼児死亡率を劇的に低下させる新たな取り組みが
はじまっています。

その新たな取り組みとは、低コストで救命効果の高い対策を、
母親や住民の参加を促しながら組み合わせ、乳幼児死亡率の特に高い地域で、
集中的かつ徹底的に行うというものです。
この試みは 『短期間に、しかも低コストで、最大限の結果を出すこと』
をめざし、2002年に西アフリカのいくつかの村々で始められました。



オードリー・ヘップバーンは、1988年にユニセフ親善大使に就任しました。
亡くなるまでの4年間、当時最悪の食料危機に陥っていたエチオピアや
ソマリアをはじめ、世界十数カ国をめぐり、子どもたちの声なき声を
代弁し続けました。

その言葉はいまもなお、私たちの心に、子どもたちへの愛と責務を
訴えかけています。


        ------------------------------------------

毎年、1000万人以上の子どもたち命を失っています。
その原因の多くは予防できたはずのものです。
例えば、肺炎、下痢性の病気、マラリアなど。また、紛争やHIV/エイズなど、
間接的な要因によってもたらされているものもあります。
栄養不良、衛生環境の悪さ、安全な水や衛生施設がないこと。
幼い子どもの死因の50%以上はこうした基本的なことが原因となっています。
毎年死亡する乳幼児の 3分の2 (600万人以上) の命は本来、
防ぐことができたはずのものなのです。
また、毎年50万人の妊産婦が亡くなっていますが、その殆どの死が、
出産時、または出産後数日のうちに起こっています。


        -------------------------------------------


3000en

子どもの命を脅かす主な感染症は、はしか、結核、破傷風、百日咳、
ジフテリア、ポリオです。これらの感染症はすべて予防接種で防ぐことが
できます。さらに、感染症にかかりにくくするビタミンAの投与を、
予防接種と組み合わせて実施することで、さらに効果的に子どもの命を
救うことができるのです。



5000en

マラリアを感染させる蚊は、子どもたちを蚊帳の外からでも刺してきます。
蚊に刺されることは、命にかかわることです。蚊が蚊帳に近寄らないように
するために、殺虫処理済みの蚊帳が必要なのです。この蚊帳は普通の蚊帳に
比べ、約2倍もマラリアの予防効果があります。日本で開発された殺虫効果が
4-5年持つ蚊帳は、さらに多くの命を守っています。

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2006年 『今年の漢字』 は 『命』 である。

 2006年 『今年の漢字』 は 『命』 参照。


予防接種で、ビタミンAの投与で、救えたはずの命・・・。

日本は恵まれている。

しかし、自殺、虐待、事故、犯罪・・・そういうものに苦しんでいる。


少しでも、世界の、日本の、こども達が助かる事を祈る。




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2006年 『今年の漢字』 は 『命』
http://www.kanken.or.jp/kanji/kanji2006/kanji.html

mei

悠仁親王のご誕生に、日本中が祝福ムードに包まれた一方、
いじめによる子供の自殺、虐待、飲酒運転による事故など、痛ましい事件が多発。
そんな中、北朝鮮で核実験、国内では医療問題が続出して・・・。
ひとつしかない命の重み、大切さを痛感した年。


2006年は、『命』 に笑い、『命』 に泣き、『命』 に不安を覚えた年

2006年の世相を象徴する 『今年の漢字』 に 『命』 が決まり、
日本漢字能力検定協会が、京都市東山区の清水寺で発表した。

2006年を表す世相漢字『今年の漢字』 を全国公募した結果、
92509通の応募の中、『命』 が8363票(9.04%)を集めて1位になった。
秋篠宮家の長男悠仁さまが誕生した一方、いじめによる自殺、虐待など
痛ましい事件も相次いだことから『1つしかない命の重み、大切さを痛感した』
のが理由だという。2位は 『悠』、3位は 『生』 だった。


生まれた命
秋篠宮紀子さまが約40年ぶりに親王 『悠仁様』 をご出産。
日本中が祝福ムードに包まれました。
この意見は、2位 『悠』 の主要な理由にもなっています。


絶たれた命
いじめによる子供の自殺をはじめ、生活苦による高齢者の自殺など
自殺のニュースが相次ぐ中、履修問題の責任をとって校長も自殺したことが
理由の大半を占めました。


奪われた命
飲酒運転による交通事故死、虐待による殺人事件、竜巻など自然災害による
突然の死、そして、ペットの大量処分などに心を痛めたという意見も多く
見受けられました。


膨らむ命の不安
北朝鮮で核実験が行われた事や、医療制度改革による高齢者の医療費負担の
増大、臓器移植問題、医師不足 など、命に不安を覚える出来事が
数多く挙げられています。

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『命』・・・。

職業柄、命に関わる事は多い。

『命の誕生』、『命を救う』、『命の終焉』・・・。


『命』 の大切さを、再度、確認する。




全世界で失われているこどもの命のことも・・・・。

 『子どもより大切な存在ってあるかしら?』 参照。




そして、『医師不足』 のことも・・・。

 医師不足①
 医師不足②
 地方医療の崩壊
 日本の医療が崩壊する?!
 医師の偏りまざまざ 東北不足深刻
 



『奈良の妊婦死亡問題』 についても・・・。

 地方医療の崩壊
 『奈良の妊婦死亡問題』に対する個人的な意見』
 『奈良の妊婦死亡問題』 から
 『奈良の妊婦死亡問題』 についてのコラム①
 『奈良の妊婦死亡問題』 についてのコラム②



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日本人唯一の公認サンタクロースが語る、クリスマス事情の第2弾。

 『公認サンタクロース①』 も参照。


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本物のサンタクロースが語る、
ちょっと変!?な日本のクリスマス

http://www.asahi.com/shopping/special/xmas06_sa02.html

santa3
↑クリックすると拡大します。


ヨーロッパでは、心を込めたサンタさんへの手紙やお母さんの手作り料理を
家族みんなで楽しむ。でも、日本のクリスマス事情は他の国から見ると、
ちょっと変?今年こそは、家族で過ごすあったかクリスマスを演出してはいかが?


世界サンタクロース会議でデンマークに行くと、世界の公認サンタクロース達から
日本のクリスマス事情を聞かれ、毎回質問攻めにされてしまうと、
パラダイス山元氏は語る。

『日本人はクリスマスに何をするのかと聞かれたから、
『フライドチキンと、買ってきたケーキを食べる』 と言ったら、
『日本は仏教国なのに、なぜライスプディングではないのか』
『なぜ料理を手作りしないのか』 『家族で過ごさないのか』
などと言われます。家族でクリスマスを過ごす習慣のあるヨーロッパの
サンタからすると、日本のクリスマスは理解出来ない風習に見えるようです』

確かに、プレゼントは貰って当然とばかりにゲーム機のメーカーとカラーまで指定。
クリスマスにお父さんは残業で家にいない。
お母さんと買ってきたフライドチキンとケーキを食べて、
それでおわりのクリスマス。
少し大きくなった子供は恋人や友だちとどこかへ出掛けてしまい、
家はもぬけの殻。これでは何とも寂しい。

『ヨーロッパでは、クリスマスは家族ですごすための日。
何日も前から家をきれいにし、クリスマスの飾りつけをし、
子供たちはお母さんに習いながら、サンタさんに食べてもらうための
ジンジャークッキーを焼く。サンタさんへのお礼の手紙を書いて、枕元に置いて
クリスマスの準備をする。ヨーロッパの伝統的なクリスマスディナーは、
お母さん手作りのローストポークとカラメルソースポテト、レッドビーツです。
子供が大きくなっても、クリスマスは家族みんなで過ごします。
クリスマスは、単にケーキとプレゼントをあげて甘やかす日ではありません』

これを聞いてドキッとした忙しいご両親も、イブの夜は早く家に帰って、
家族と食卓を囲んでいただきたい。
子供にサンタクロースへの感謝の手紙を子供に書かせたり、
サンタさんへのお礼のクッキーを一緒に焼いて、『一緒に』 クリスマスを
盛り上げる準備をする。

『家族揃って祝うクリスマスが、
 親子の絆をさらに深める日になるように』


それがグリーランド国際サンタクロース協会の公認サンタクロース、
パラダイス山元氏の願いである。

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日本では、クリスマスは、小さいこども、若者、のためのイベント、
という趣が強い。

『プレゼントを貰う日』 『プレゼントをあげる日』 『ケーキを食べる日』
そういう認識しか、無いのかも知れない。

慣習的・宗教的な違いはあるが、折角のイベントなので、
皆が家族でクリスマスを過ごすようになると良いと思う。

そのために、仕事を早く切り上げよう、というパパ、が増える事を願う。

今年もクリスマスを楽しみたい。






今回は、麻疹=はしか、感染の現状についてである。


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麻疹は感染力が強く、発症率も高く、軽く済むということもない、
小児にとって最も重視されるべき感染症である。

麻疹にかかると約0.2%の確率で脳炎を起こし、約15%の確率で肺炎を合併する。

麻疹に罹患するとどのデータをとっても大体30%程度に何らかの合併症を
起こす事が知られている。

現在(2000年の統計)でも、全世界で毎年 3000万人以上 の麻疹患者と
87万5千人の死亡者 の発生が推測されている。

全世界の感染症による死亡数1400万人のうち、6%を占め、
単独の病原体としては最大の死亡原因である。

この数を見れば、先頃世界中の注目をあびた 『SARS』 に比べても、
事の重大性がわかる。
しかし、SARSと決定的に異なるのは、『ワクチン』 の存在で、
その予防効果は 95%以上 と考えられている。

麻疹ワクチン は全世界で、毎年推定 8000万人 の麻疹罹患、
450万人の麻疹による死亡 を防いでいる。


日本 における推定麻疹患者数は、ここ数年、年間5-30万人
近年で最も流行が大きかった2001年は年間28.6万人と推定されている。

麻疹に起因する死亡者数は、死亡診断書をもとにすると年間約20人だが、
実際にはそれより多く 年間約80人 程度と推定されている。

厚生労働省の統計ではもう少し患者数が少ないが、全てが報告されていず、
推定患者数はその5-10倍と考えられている。

これは、現在大きな問題とされているインフルエンザ脳症における
推定年間死亡者数に 匹敵する。こどものインフルエンザ罹患者数は
年間数百万人 と推定されるので、麻疹が重篤な病気である事が解る。


南北アメリカ大陸、ヨーロッパ、南アフリカ、中近東の一部の国々では、
徹底的なワクチン接種と監視活動を実施して、根絶 に近い状態が
達成されている。

⇒下図の 『クリーム色』 ゾーン(122ヶ国)
 全世界の殆どの地域、先進国は全て、である。

masin
↑クリックすると拡大します。

日本は 『オレンジ』 であり、下から数えた方が早い成績である。 
ワースト20% (ワースト40ヶ国)に入る。

米国・カナダの 麻疹ワクチン接種率 は 95%を超えている

米国においても、かつては年間約80万人の麻疹感染者があったが、
2001年の麻疹患者数は 100人死亡者は2人 と、
現在は非常に珍しい感染症となり、殆どは輸入例である。

我が国の、県単位での麻疹の発生数より少ない。

アメリカはリスク管理が厳しく、幼稚園・小学校などは、
麻疹ワクチンを済ましていないと入学出来ない。

日本は、その麻疹の 輸出元の第1位 という不名誉な状態である。

それは、我が国での麻疹ワクチン接種率が低迷しているためである。

麻疹の抗体を持っていない人の割合が5%以上になると、
集団感染が起きる危険性が高まる。

罹患すれば重大感染症で死亡も有り得る病気でワクチンによる予防効果が
絶大である病気を、頑張って予防しない理由が解らない

『麻疹はワクチン接種により撲滅すべき』 という合意が、
行政、医療側、国民の間で全く出来ていない。

麻疹は撲滅出来る

『1歳になったら麻疹のワクチン』

そうする事で麻疹は根絶出来る。

是非、1歳になったら、麻疹ワクチン=MRワクチンを打って頂きたい。






毎日新聞の特集記事である。

11月2-4日、第56回日本アレルギー学会秋季学術大会が開かれ、
『子どものアレルギー・大人のアレルギー』 と題した市民公開講座が開催された。
講座ではアレルギー対策の参考になる話が多くあり、演壇に立った4人の
医師の講演内容を要約の形で掲載してあったため、紹介する。

もともとの記事は1個だが、長くなるので、3つに分けた。

『子ども・大人のアレルギー 効果的な対策・治療法①』 は、アトピー性皮膚炎、
『子ども・大人のアレルギー 効果的な対策・治療法②』 は、花粉症、
『子ども・大人のアレルギー 効果的な対策・治療法③』 は、喘息、

についてである。


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子どものアレルギー・大人のアレルギー 
効果的な対策、治療法

                                 毎日新聞 2006.12.13
              http://www.mainichi-msn.co.jp/science/medical/news


アトピー性皮膚炎やぜんそく、花粉症などアレルギー疾患に悩む子どもや大人が
増えています。どのような治療法や対策をとれば、QOL(生活の質)が改善される
のでしょうか。11月2-4日、第56回日本アレルギー学会秋季学術大会が開かれ、
『子どものアレルギー・大人のアレルギー』 と題した市民公開講座が
開催されました。講座ではアレルギー対策の参考になる話が多く出ました。
演壇に立った4人の医師の講演内容を要約の形で報告します。



 子どものぜんそく

日記で症状を客観的に
日本大学医学部付属練馬光が丘病院小児科・橋本光司医師


子どものぜんそくは、もともとぜんそくやアレルギーになりやすい人が
風邪を繰り返してゼロゼロするようになり、発症します。この時の気道には、
大人と同じように慢性的な炎症があって、過敏な状態である事が分かってきました。
炎症を繰り返すほど気管支の構造が変化(リモデリング)して重症化しますから、
症状が重くなる前に 早めに炎症を抑えていく 治療が有効です。

以前は発作時の治療が中心でしたが、最近は抗炎症作用のある予防薬が重要で、
吸入ステロイド薬を基本に抗ロイコトリエン薬やインタール吸入薬などを
組み合わせて対処するようになりました。

子どものぜんそくは、今までの報告では 思春期になる頃まで
7-8割 くらいは治るといわれていますが、
約2割は成人まで持ち越しています。
今後、治療法の進歩でもっと治癒率が上がることが期待されます。
幸いぜんそくの死亡率は減ってきました。

ぜんそくと上手に付き合うコツは毎日、ぜんそく日記をつけることです。
小学生くらいからは家庭でも簡単に肺機能を測定できる機械
(ピークフローメーター)を使用することで客観的にぜんそくの状態を
評価することが出来ます。

吸入ステロイド薬については、副作用を心配される保護者も多いと思います。
子どもでも 通常の使用量 ならば、ステロイドホルモンを分泌する機能や
骨の成長が低下するといった副作用の心配はほとんどありません。

大人は噴霧式や粉末式の吸入薬を使用しますが、子どもは吸入薬を
上手に吸うことが出来ない 悩みがあります。
6歳以上 では粉末式ならば十分出来るようになりますが、
5歳以下 の子どもはうまく吸えません。粉末式では練習用の笛で練習したり、
噴霧式ではスペーサーと呼ばれる補助具を使うなど工夫がいります。

日本でも今年9月からステロイド吸入液を 使用出来るようになった
事は乳幼児のぜんそくには朗報です。

しかし、ある調査では 患者の半分 が吸入ステロイド薬を途中で
勝手にやめてしまうことが分かりました。どんなに効果のある薬でも
継続して使用しなければ 効果はあがりません。
中断しやすく、手技に工夫がいることが吸入療法の落とし穴であり、
医師にとっても悩むところです。




 大人のぜんそく

吸入ステロイド薬は継続して
同愛記念病院アレルギー・呼吸器科、鈴木直仁医師


ぜんそくは気管支を取り巻く筋肉がけいれんし、気管支が狭くなって
呼吸困難に陥る病気です。ぜんそくは発作が特徴ですが、症状がない時でも、
気管支の粘膜がむくんだり、はげ落ちたりする病的な状態が続きます。

症状がないからといって、放置すると 徐々に気道が過敏 になり、
発作が起きやすくなって、ついには慢性的な呼吸困難に陥る危険があります。
ですから、治療に当たっては、症状がない状態をいかに長く維持
するかがポイントになります。

吸入ステロイド薬を毎日吸入し、症状が悪くなった時、
早めに発作止めの気管支拡張薬を使う というのが
治療の基本になります。

吸入ステロイド薬は発作などの症状がなくても、気管のむくみなどを治してくれます。
吸っても効かないとすぐにやめてしまう人がいますが、
2週間続ければ、確実な効果が出てきます。

副作用を怖がって敬遠する方も見られますが、飲み薬のステロイドと違って、
吸入ステロイド薬では糖尿病や高血圧になるようなことはありません。
妊娠中でも安全に使えます
『風邪を引いたら使うな』 という医師もいますが、
ぜんそくを悪化させる風邪をひいた時こそしっかりと吸入してください。

薬を使っていて、効いていないと思ったら、危険な兆候なので
早く医療機関にかかる ことも大事です。

ぜんそくは子供の病気というイメージがありますが、実は 大人 に
圧倒的に多いのです。大人のぜんそくは都市部で多く、死亡者は高齢者に多い。
日本のぜんそく死亡者は 年間3200人 くらいですが、
若い男性の死亡率は 欧米の10倍以上も高い のです。
これは有効性の高い 吸入ステロイド薬の普及の遅れ が
最大の原因でしょう。
吸入ステロイド薬が普及するほど、ぜんそくの 死亡が減少 することが
世界中で確認されています

ぜんそくは、遺伝的な体質のほか、家のほこり、ダニ、カビ、ペット、過労、
ストレスなどが影響して生じます。両親の どちらか が 喫煙者 だと
子供がぜんそくになるリスクは 2-4倍
両親とも 喫煙者だと 約8倍 にも達します。
親の喫煙は絶対にやめて下さい

冷たい空気も発作の原因になります。
冬場のマラソンは避けた方が無難です。

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より早期にしっかり治療をする事で、『治癒』 に近づく。

発作を繰り返す事で、気管支が痛んで、次の発作が起こり易くなる。
その悪循環になる前に治したいものである。

 『喘息 長期管理薬について』
 『喘息 薬の副作用が心配』 参照。



『日本でも今年9月からステロイド吸入液を使用出来るようになった』
⇒パルミコート吸入液の事である。

 『吸入ステロイド パルミコート懸濁液』 参照。



『患者の半分が吸入ステロイド薬を途中で勝手にやめてしまう事が
 分かりました。どんなに効果のある薬でも継続して使用しなければ
 効果はあがりません』
⇒治療を継続して頂くのがなかなか難しい。

上手くステロイド吸入出来る事、しっかり続ける事、これがいつも悩みである。


吸入ステロイドに対する誤解が解け、また、喘息に関するしっかりとした知識を
持って頂ければ、しっかりステロイドを継続し、コントロールも良好になる。
そうなれば、喘息死亡・入院どころか、発作による予定外受診もおおいに減ると思う。

 『小児での吸入ステロイドについて』
 『吸入ステロイド フルタイド』     参照。



『両親のどちらかが喫煙者だと子供がぜんそくになるリスクは2-4倍、
 両親とも喫煙者だと約8倍』
⇒喫煙は自分のため、こどものために、やめて頂きたい。

 『こどもとタバコの害①』『こどもとタバコの害②』 参照。




喘息の記事が一番多い。是非参考にして頂きたい。

『アレルギー 喘息 目次』 参照。


その他、特に参考にして頂きたい記事は、

 喘息とは
 ロイコトリエン受容体拮抗薬について
 小児でのテオフィリンについて

などがある。是非読んで頂きたい。






毎日新聞の特集記事である。

11月2-4日、第56回日本アレルギー学会秋季学術大会が開かれ、
『子どものアレルギー・大人のアレルギー』 と題した市民公開講座が開催された。
講座ではアレルギー対策の参考になる話が多くあり、演壇に立った4人の
医師の講演内容を要約の形で掲載してあったため、紹介する。

もともとの記事は1個だが、長くなるので、3つに分けた。

『子ども・大人のアレルギー 効果的な対策・治療法①』 は、アトピー性皮膚炎、
『子ども・大人のアレルギー 効果的な対策・治療法②』 は、花粉症、
『子ども・大人のアレルギー 効果的な対策・治療法③』 は、喘息、

についてである。


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子どものアレルギー・大人のアレルギー 
効果的な対策、治療法

                                 毎日新聞 2006.12.13
              http://www.mainichi-msn.co.jp/science/medical/news


アトピー性皮膚炎やぜんそく、花粉症などアレルギー疾患に悩む子どもや大人が
増えています。どのような治療法や対策をとれば、QOL(生活の質)が改善される
のでしょうか。11月2-4日、第56回日本アレルギー学会秋季学術大会が開かれ、
『子どものアレルギー・大人のアレルギー』 と題した市民公開講座が
開催されました。講座ではアレルギー対策の参考になる話が多く出ました。
演壇に立った4人の医師の講演内容を要約の形で報告します。



 花粉症

湿度抑え、掃除機でダニ退治
千葉大学大学院医学研究院耳鼻咽喉科学・堀口茂俊医師


現在、花粉症が大きな社会問題になっており、先進国でしかも都市部に
患者が多いのが特徴です。日本では国民の 2割 近くが花粉症に悩む
アレルギー性鼻炎の患者だといわれています。

私たちの調査では、小中学生の8割 近くが、すでにスギやヒノキに
感作(花粉を外敵として記憶)しています。

山梨県の子どもたちを調べたところ、花粉の多い所でも少ない所でも
感作率に差はありません が、学年が上がるにつれて
発症者が増えています。千葉県南部の小学生を調べた結果でも、
過去10年間でスギに感作している割合は増えています。

原因はいろいろありますが、家の中のダニが昔に比べて増えています。
密閉された住環境 が要因のひとつでしょう。
交通量の多いところで発症率が高い のを見ると、
大気汚染や喫煙も関係していると考えられます。

家庭で出来る自衛策は出来るだけ実践しましょう

ダニ退治には 二重フィルター付きの掃除機 を使い、
室内の湿度は50%以下 にしましょう。
空気清浄機を設置 するのもよいです。
家に入るときは 花粉専用ブラシ で花粉を落とし、うがい をしましょう。
外出時には 帽子やマスク、メガネ をもっていきましょう。
野外活動後に シャワー で体を洗うのもよいでしょう。

花粉の飛散に備えられるように千葉大学耳鼻咽喉科では花粉予報の
情報配信サービスをやっています。インターネットでも見られ、
1時間ごとに2キロマス目の地区の花粉飛散量が分かるようになっています。
例えば、『今日の銀座は少なそうだ』 といった情報が分かります。

決定打になるような治療法はまだない のが現状ですが、
患者が何に困っているかを医師によく話して頂くのが一番大事です。

微量のアレルゲンを注射して体質を変える 減感作療法 は、
根本的に治る可能性を秘めていますが、治療に 2年近くかかる
のが短所です。私たち千葉大学医学部では注射しない
舌下減感作 という治療法を臨床試験しています。

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こどもの花粉症も増えている。

国民の4-5割ほどが 『花粉症』 と言われ、最近は1歳児でも、
花粉症のこどもが出てきている。

この記事でも、花粉・ダニ対策の必要性が言われている。

神経質になり過ぎる必要は無いが。


アレルギーを起こさないための環境整備の事については、
『アレルギー 環境整備』 参照。






毎日新聞の特集記事である。

11月2-4日、第56回日本アレルギー学会秋季学術大会が開かれ、
『子どものアレルギー・大人のアレルギー』 と題した市民公開講座が開催された。
講座ではアレルギー対策の参考になる話が多くあり、演壇に立った4人の
医師の講演内容を要約の形で掲載してあったため、紹介する。

もともとの記事は1個だが、長くなるので、3つに分けた。

『子ども・大人のアレルギー 効果的な対策・治療法①』 は、アトピー性皮膚炎、
『子ども・大人のアレルギー 効果的な対策・治療法②』 は、花粉症、
『子ども・大人のアレルギー 効果的な対策・治療法③』 は、喘息、

についてである。


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子どものアレルギー・大人のアレルギー 
効果的な対策、治療法

                                 毎日新聞 2006.12.13
              http://www.mainichi-msn.co.jp/science/medical/news


アトピー性皮膚炎やぜんそく、花粉症などアレルギー疾患に悩む子どもや大人が
増えています。どのような治療法や対策をとれば、QOL(生活の質)が改善される
のでしょうか。11月2-4日、第56回日本アレルギー学会秋季学術大会が開かれ、
『子どものアレルギー・大人のアレルギー』 と題した市民公開講座が
開催されました。講座ではアレルギー対策の参考になる話が多く出ました。
演壇に立った4人の医師の講演内容を要約の形で報告します。



 アトピー性皮膚炎

厚さ0.1ミリ、角層の保湿対策を
国立成育医療センター皮膚科・佐々木りか子医師


アトピー性皮膚炎は皮膚のバリアが壊れた状態ですから、
治療とともに日常的に皮膚を守るスキンケアがとても大事です。
今日は乳幼児を中心にスキンケアの基本をお話しします。

まず、小児(15歳以下)の皮膚の厚さは、大人に比べて薄いということです。
ごしごしこすれば、壊れてしまいます。ですから、スキンケアは、
皮膚の一番外側にある厚さ 0.1ミリにも満たない 角層をいかに守るか
が大切です。

実は 10歳まで の皮膚は皮脂の形成が少なく、一生の中で、
皮膚の表面が 一番乾いている時期 なのです。
大切に守ってあげないと水分がすぐに減ってしまい、特に冬場は水分が
ゼロ近くになってしまいます。
このため、保湿剤を使って角層を保護 しないといけません。

新生児でも頭には脂が多い時期があります。このときは頭髪用シャンプーで
ちゃんと洗ってあげましょう。私の子育て経験からいって、新生児の頭でも、
ジャージャーと湯を流して洗って大丈夫です。

アトピー性皮膚炎の子供は北半球では 8-11月うまれに多い
という調査結果があります。生後2カ月前後は皮脂の量が一番少なくなる時期です。
ちょうどその時に 肌が乾燥しやすい冬 を迎えますが、
この時のケアがうまくいかずアトピー素因のある子どもは 
アトピー性皮膚炎になりやすいという考え方です。
ですから、新生児期から保湿は必要 です。
おむつかぶれが出来やすいお尻の周辺や口の周りはローションのようなものを
塗りましょう。

新生児期以降でも、顔や体の保湿対策は欠かせません。
塗る前には、肌の角層が傷つかないよう柔らかいタオルで、汗などの汚れを
やさしくふきとってから塗ります。

顔では、ほおやあごなど 皮膚の出っ張った所 に赤みやカサカサが
出来やすいので、刺激の少ないせっけんで よく洗ってから
保湿剤を塗ります。塗りむらが生じないよう顔全体に均一にのばして塗りましょう。
耳たぶや耳の外側も塗ってください。首から下も、胸、腹、背中、腕、足、お尻と、
左右均等に軽くマッサージするように塗っていきます。

保湿は出来れば 1日3回 を目標にしてください。3回が無理なら、
せめて 夜の風呂上がりと登校前の朝 も心掛けてください。

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スキンケアがいかに大切かという事が解って良い。

厚さ0.1ミリ しかない角層を守る、と言われると、洗い難くなった人も
多いかも知れないが。


しっかり洗って汚れを落とす事、そして、『保湿剤』 は
その角層の代わり・補充であるので、しっかり塗って頂きたい。


アトピー性皮膚炎の記事もたくさん書いている。

 『アレルギー アトピー 目次』 参照。


特に、以下の記事は参考になると思う。

 アトピーの原因
 アトピー性皮膚炎におけるスキンケア 
 アトピー 入浴時に注意する事
 ステロイド軟膏の使い方
 保湿剤の塗り方①
 保湿剤の塗り方②


これらの記事は是非読んで頂きたい。






年末・年始に近づき、何かとお酒を飲む機会が多くなる時期である。
忘年会・新年会、クリスマス、大晦日・お正月、などと、続く。

お酒を飲む時は、

飲酒運転をしない
急性アルコール中毒に注意する
二日酔いに気を付ける

今回は、『二日酔い』 について、である。
ただし、『医者』 としての記事ではないので、あしからず。


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二日酔い


『二日酔い(ふつかよい)』 とは、アルコールを、自分の代謝能力以上に
摂取することにより引き起こされる、不快な身体的状態である。

基本的に、夜間に酒を飲み、翌日に顕著に現れる現象を指し、
『宿酔(しゅくすい)』 とも言われる。

アルコールを摂取すると、肝臓でアルコールはアセトアルデヒドに分解される。
さらに、アセトアルデヒドは、酢酸へと分解され、最終的には水と二酸化炭素に
分解されることにより体外へと排出される。

『アセトアルデヒド』 は毒性が非常に強く、その毒性により症状が引き起こされる。

つまり、二日酔いはアセトアルデヒドによって引き起こされると考えられている。

しかし、アルコール自体が原因で、ドーパミンニューロンに作用する事、
血中のカテコールアミン量が上昇する事、などが理由ではないかとも言われている。


お酒の飲酒量が多いと、通常は体内で全て分解されるはずのアセトアルデヒドが
分解出来ずに血中を回り、もしくは、アルコールそのものが残り、
二日酔いの症状である吐き気や頭痛をもたらす。

そもそも、生まれつきお酒に弱く、ほんの少しのお酒で顔が真っ赤になったり、
吐き気を訴える人がいるが、これはアセトアルデヒドを分解する酵素に
問題があるといわれている。

日本人の 約46% の人は生まれつきアセトアルデヒド脱水素酵素の
活性が低いか、欠けていて、このタイプの人は少量の酒を飲んでも
アセトアルデヒトが体内に蓄積されてしまい悪酔いしやすい。


二日酔いにならないための対処法だが、

基本は、飲みすぎない、自分のペースで飲む

・前日から睡眠を十分とって体調を整える。
・空腹でお酒を飲み過ぎない。
・肴には良質のたんぱく質を摂取する。
・アルコール度の高いお酒を飲む時は水を飲む。


ビール大瓶1本のお酒を飲んだ場合、体内のアルコールが分解されるまでに、
標準体型の人で 約3時間 かかる。

ビール大瓶1本=ウイスキーダブル1杯=日本酒1合

翌朝までに分解出来る量を逆算して、何時までにどれだけ飲めるか決まる。

6時に起きるのなら、ビール大瓶3本飲む場合、おおよそ21時までに飲み終える
必要がある、という計算になる。


肉体的には脱水症状を起こしている為、多目に 水分を補給 する。

さらに、肝臓でのアルコール分解には 『糖分』 が必要であり、
糖分を摂ることも有効 となる。

つまり、ただの水やお茶を飲むよりは、スポーツドリンクなどの方が、
水分と糖分の両方を同時に摂取できるので望ましい。

なお、これは前に行っておく事で、ある程度二日酔いの予防策となる。


睡眠も効果的な対処法である。


また、『迎え酒』 と称してまた酒を飲み症状を緩和させるという事が
日本のみならず各国で行われるが、アルコールで不快感を麻痺させるだけであり、
肉体への負担の大きさを考えると 絶対に行ってはならない


二日酔いに効果的な食べ物

お茶、コーヒーは利尿作用があるため、二日酔いに効く。

肴としてお酒といっしょに食べると有効なのが、アルコールの代謝を助ける
たんぱく質・ビタミンB1・ビタミンE を含んだ食べ物である。

ビタミンB1:卵黄、豚肉、大豆、落花生、ゴマ、ウナギ、にんにく
ビタミンE:ウナギ、サンマ、イワシ、イカ、ナッツ類、たらこ、ニラ


枝豆 のタンパク質に含まれるメチオニンはビタミンB1、ビタミンCと共に
アルコールの分解を促し、肝機能の働きを助けてくれるため、
飲み過ぎや二日酔いを防止する働きがある。


ビタミンC、タウリン、カフェイン なども
アセトアルデヒドの分解を促すため、有効である。

タウリン:貝,イカなどの魚介類


 に含まれるアルコールデヒドロゲナーゼという成分が
アルコールを分解する。豊富に含まれるカリウムの利尿効果もある。

蜆の味噌汁 も良い。
蜆には良質のタンパク質が含まれ、味噌と蜆の相乗効果で肝機能を高める。


これらに注意して、それでも二日酔いになった時は、
ゆっくりと 安静 にするしかない。

お酒に飲まれないように気を付けましょう。






一日おきに脱線しているが、大体こんな感じで記事を書いていく。


今回は、『仮面ライダー カブト』 のガタック関連の記事である。
カブト


子供と一緒に『仮面ライダー カブト』 を毎週見ているが、
カッコいい、子供に人気、なのは、もちろん 『カブト』 である。

個人的にも、『カブト』 の方が、変身前、変身後、ともに好きである。
カブト2



が、良い味を出していて、表現力・キャラは、『ガタック』 の方が上である。
ガタック4



ちなみに、『オタク』 『マニア』 ではないので、あしからず。


その 『ガタック』 役、『佐藤 祐基のofficial blog』 がある。
http://yaplog.jp/horohoro-yuuki/

何か、彼はもともと、ああいうキャラかも知れないような気もする。


その中で、『ステーキのドン』 のCMに出演している事が書かれている。
ガタック1



『ステーキのドン』 のHPで、そのCMが見られる。
http://don-cm.jp/cm.html

しかも、3種類の続きのCMの投票があって、全部で4種類もCMが見られる。

なかなか面白いので是非見て欲しい。





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横浜市の星川小児クリニックの 『診療姿勢』 が、自分自身への参考になり、
また、患者さんにとっても有用であるので紹介する。

 『星川小児クリニック 診療ポリシー』 も参照。


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 星川小児クリニック  横浜市
 http://home.k04.itscom.net/hskwcc/info2/top.html


『ふつうの診療』 より。 

急性疾患を中心にした小児科として 『ごくふつうの』 診療について
お話しします。


1.次回に役立つような診療をします。

熱が出た時、嘔吐をした時、ちょっと振り返り、最初のホームケアをチェック。
『それでよかったんですよ』 『こんなふうにしておけばもっと良かったですね』
なんて会話が飛び交います。そうすれば、兄弟にうつった時も、
また似たような病気になった時もきっと役立ちます。


2.薬でごまかしません!(笑)

『あの先生の薬は良く効くよ』 『○○医院の薬は弱くて効かない』
なーんて話とは当院は無縁です。(というか気にしてません)
例えば、熱が3日出るようなかぜをひいた時、1日目に診た先生の薬は効かない、
3日目に診た先生の薬は劇的に(笑)効く! というのは日常茶飯事。
もちろん、患者さんの思いこみなんですが・・・。
『先生、おかげさまで薬が良く効きました。すっかり熱も下がって・・・』
と言われても、『いえ、それは多分自然経過ですよ。薬が本当に効いた
というわけじゃないです』 というような本音の話もいたします。
そうしないと、次から困るから・・・。


3.休日、夜間に安心しておうちにいる事が出来るような質の良い
  『昼の』 診療をしたいと思います。

第一線の家庭医(特に小児科医)の役割って・・・つきつめていうと、
まさにこれだと思います。
『夜に困ったら行きゃいいや』 のコンビニ救急をどんどん作っていけば良い
という考えもありますが、それでは 絶対的な医療資源の不足 と直面
するだけでなく、本当に質の良い昼の診療に結びつきません
普通の病気なら夜は落ち着いてお子さんを寝かしつけ、看てあげることが
出来る親御さんをお育てすることが、社会貢献のひとつだと思っています。
もちろん、救急外来は必要です。でも、どんな時は行く必要があり、
どんなときは待ってもいいのか、そんな目を養えるように、
普段の 『昼の』 外来の中でお話ししていくことは、夜間休日でも
こどもの大事な変化を見逃さないことにもつながる大切な仕事だと思っています。

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『次回に役立つような診療』
『休日・夜間に安心してお家に居る事が出来るような診療』
を心掛ける。

どんな時は行く必要があり
どんなときは待ってもいいのかそんな目を養えるように
普段の 『昼の』 外来の中でお話ししていくことは、夜間休日でもこどもの
大事な変化を見逃さないことにもつながる大切な仕事だと思っています』


育児の不安解消、病気の時のケア、注意点、そういう事を
一つ一つしていけるような外来が出来ると良いと思う。

ただ、それには 『普通の外来』 では、時間が足りない。

何とか、少しでも、そういう事が出来る様にまた頑張ろうと思う。






横浜市の星川小児クリニックの 『診療ポリシー』 が、自分自身への参考になり、
また、患者さんにとっても有用であるので紹介する。

 『星川小児クリニック ふつうの診療』 も参照。


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 星川小児クリニック  横浜市
 http://home.k04.itscom.net/hskwcc/info2/top.html


『星川小児クリニックの診療方針』 より。一部改変。


1.正直な診療を心がける

そんな事当たり前じゃないか・・・と、思われるかも知れません。
でも、これがなかなか難しいんです。
出来るだけ自分の子どもが受けて欲しい治療を提供するように心がけています。


2.上手に小児科を使ってもらえるようにアドバイスします

医師が、ナースが、自分の子どもに受けさせたいと思うような治療を
患者さんが受けるためには、患者さんにもお願いしなくてはならない事が
とても大きいのです。上手に小児科を使ってもらうために、
僕たちが一生懸命に仕事ができるような気持ちにして頂くように、
時には患者さんが守るべきマナーの事もアドバイスすることもあります。
それから、患者さんは、『治療をしてもらう』 だけではだめで、
『子どもの病気について勉強する』 という気持ちで僕らに接して下さい。
それが出来るようになると、星川小児クリニックらしい診療が楽しめる
ようになりますよ。せっかく来てくださったのだから、おみやげいっぱいに
して帰れるように、ナースも一緒になってがんばります。


3.楽しい診療を心がける

そう、診療を楽しむという気持ちが大事だなと思いますよ。
『勉強になった』 『楽しかった』・・・と言ってもらえるように、
僕らも仕事を楽しみながらやろうと思います。


4.薬でお話しするのではなく、ことばでお話しします

いちばんつまらないのが、『カゼですね。お薬だしときましょう。
お大事に(^^);』 というパターンでしょうか。これじゃあ患者さんは
確かにたくさん診れるかもしれませんが、患者さんは成長してくれません。
薬が大事なのではなく、医師や看護師の説明や何気ないお話が心に残るような、
そんな診療がしたいのです。


5.ナース(看護師)が大きな役割を演じます

このような診療方針を実践していくには、優秀なナースの力がどうしても必要です。
医師だけでなく、ナースもみんなでチームとなって患者さんに一生懸命接していこう
と思います。


6.ただ、どうしてもこんな患者さんとはうまくいかないんです

説明なんかどうでもいいから薬が欲しいだけという人

小児医療で本当に必要なのは説明です。薬はもちろん必要に応じて処方しますが、
説明しようとしても聞く耳をもたない人は当院の通院はおすすめしません。
(お互いにがっかりしますから)


医師の前では作り笑顔をするけれど、受付事務やナースを見下すような人

これってすぐにわかるんですよ。当院で大切にしているのは医師の力というよりも、
医師も含めたスタッフの総合的なチームワークです。
もちろん職種による対応の差はありますが、スタッフを見下すような人は
こちらも好きになれません。好きになれないという事は気持ちの良いサービスは
受けられないという事ですから、そういうタイプの感覚をもっている方の
通院はおすすめしません。


普段は他の医療機関をもっぱら利用し熱が続いたとかとても困った時だけ
当院に相談にくる人


かかりつけ医を大切にしてあげて下さいね。
もしそのかかりつけ医がそんなに信用できないならそこに通わないで下さいね。
もちろん困ったから来てくださるお気持ちはわかりますし、ありがたい事だ
とも思います。でも、露骨な使い分けは僕らも嫌ですし、かかりつけ医も
嫌だと思います。ここで、当院にかかるなら他の医療機関はかかっては
いけないというようなことを言っているのではありません。
ただ当院は基幹病院のような二次医療機関ではありませんし、
重症になったらいつものかかりつけ医を見限って行くというような所でもなく、
いわゆるふつうの町の小児科医だということをご理解頂たいのです。


かぜをひいたら抗生物質を早くもらって飲ませるべきだと思って疑わない人

確かに患者さんにあわせる診療も大事かもしれないけれど、
『あ、この人は普通の診療、この人は薬漬け診療・・・』 と、
覚え切れません。当院にはそういう診療は期待しないで下さいね。


遠方から来ているのだから特別扱いしてもらって当然と思っている人

確かに当院には他府県からの患者さんも多くいらっしゃいます。
そこまでご評価頂いてとても嬉しいとは思いますし、歓迎しています。
でも、当院の本業は地域医療です。地域の人たちが安心して
子どもの健康を守っていけるようなお手伝いをすることを優先します。
もちろんご遠方からの通院は大変だとは思いますが、地元の人と同様に
させてください。ここまで言わなくてもその気持ちを解って下さって、
気持ちよく遠距離通院されている方はたくさんいます。


麻疹の予防接種を受けさせる気のない人

いろいろとお考えがあるのは承知していますが、最低限、麻しんのワクチン
(原則としてMRワクチン)は受けてください。当院は乳児の患者さんも多く、
ワクチンを受けない患者さんが来院したために待合室で感染をしたとしたら
大変なことになります。麻疹は最初はかぜ症状だから発疹のある人だけ
注意していればいいなんてことはないです。それに感染力が恐ろしく強いのです。
診療拒否ではありませんが、1才2ヶ月以上で麻しんのワクチンをしない
方針の方は他児にご迷惑になりますので、通院はご遠慮頂きたいのです。
『ご自分のお子さんがそれまで麻しんにかからずに大きくなれたのも周りの
人たちが麻しんのワクチンをしてくれているからだ。そのことに感謝して
1歳になったらすすんで接種を受けなくては・・・』 という事に気づけば
殆どの方は、個人的なメリット以外に 『社会的な責任』 があるのだと
いうことを理解され、接種してくれます。
でも、それでも接種しないという方は申し訳ありませんが、
当院で信頼関係を築くのは無理だと思います。ごめんなさい。
(本当はそのお子さんのためにも熱心に説得するべきなのかもしれませんが・・・)
参考までにアメリカでは予防接種が済んでないと学校にも通学させてもらえません。
先進国だけじゃありません。開発途上国といわれている国ですら、
麻疹がひとり出ただけで国をあげての大騒ぎになります。
そのくらい麻疹は恐れられている病気です。麻疹の後遺症で日に日に衰弱して
死んでいった子を病棟で見ていた日、麻疹の予防接種を受けさせてもらえなかった
中学生の女の子が救急センターでじっと高熱に耐えながら、
親を恨めしそうに見ていた光景がまだ忘れられません。


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『出来るだけ自分の子どもが受けて欲しい治療を
提供するように心がけています』


自分のこどもならどうするか?

いつもそれを判断材料にしておけば、間違いは少ない。


『上手に小児科を使ってもらうために、僕たちが一生懸命に仕事が出来る
ような気持ちにして頂くように、時には患者さんが守るべきマナーの事も
アドバイスする事もあります』


『患者さんは、『治療をしてもらう』 だけではだめ で、
『子どもの病気について勉強する』という気持ち で
僕らに接して下さい』


『勉強になった』 『楽しかった』・・・と言ってもらえるように、
僕らも仕事を楽しみながらやろうと思います』


『薬が大事なのではなく、医師や看護師の説明や何気ないお話が
心に残る
 ような、そんな診療がしたいのです』


『説明しようとしても 聞く耳をもたない人 は当院の通院は
おすすめしません』

どこの病院でも同じである。
医者も同じである。聞く耳は持つべきである。


自分自身にも 『診療ポリシー』 はある。

また気を引き締めて頑張ろうと思う。





今回は、『運動誘発喘息』 についてである。

喘息については様々な記事を書いているので、参考にして欲しい。

 『アレルギー 喘息 目次』 参照。

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  運動誘発喘息 EIA  excercised-induced asthma


喘息患者さんは程度の差はあるが、運動をすると発作が起こりやすい。

運動は、気道を収縮させる非免疫学的刺激で、
EIAは 75-80% の喘息患者で見られる。

運動誘発喘息が起こりやすいのは、気管支が過敏になっている時、
つまり、喘息のコントロールがきっちり出来ていない 時、
程起こし易い。

喘息が重症であるほど、発作がコントロールされていない患者であるほど、
EIAを生じやすい。
また、運動強度が強く持続する運動であるほど、強く発作が生じる。
冷たく、乾燥した環境であるほど高頻度に、強く発作が生じる。

気道収縮の程度は、負荷の時間・強さ
吸入気の温度・湿度に比例 し、
乾燥冷気が気道収縮を起こしやすいとされている。


EIAの病態にはまだ不明な点が多いが、運動に伴う換気増大によって
気道収縮が起こる事は明らかで、気道の水分喪失と熱喪失が引き金に
なっていると考えられる。

運動によって呼吸が速くなり、気管支の水分が失われて乾燥する、
気管支の粘膜の浸透圧が上がり、これが刺激となって気管支の収縮が
起こりEIAとなる。


運動にはEIAを起こしやすいものと起こしにくいものとがある。

ランニング、特に長距離走が最もEIAを起こしやすく、
水泳は起こり難い、とされている。

運動が激しい、持続が長いほど、起き易い
徐々に強度が上がる運動は、起き難い
休み時間を入れると起こし難い


気道狭窄は運動負荷 2-10分後に最も強く
30-60分後には軽快 する。

稀に、『遅発型反応』 といって、6-8時間後 に再び喘息発作が
起こってくる場合があり、これは本来の喘息発作と同じ状態であるため、
対策が必要である。

EIA後1-3時間以内の運動負荷では、気道収縮が起こりにくくなる不応期が
患者の40-50%にみられる。

つまり、
一旦EIAがおさまった後、2時間位は運動を再開しても
再びEIAが起こることはない



運動を中止すれば、徐々に戻るが、EIAの対策としては、

・急激な連続的な運動で起き易い。
 水泳やスキーなどのインターバルの取れる運動は起き難い。

・ウォーミングアップを充分に行い、軽いEIAを起こすと、
 その後一定時間(1-3時間)はEIAが起きない。

・薬物療法
 運動15-60分前のインタール吸入・β2刺激薬吸入、
 運動数時間前のロイコトリエン受容体拮抗薬、などの薬物による予防がある。
 吸入ステロイドによる喘息症状のコントロール。

 『ロイコトリエン受容体拮抗薬について』 、『β刺激薬について』 参照。

・マスクの着用、鼻呼吸を心掛ける
 気道の冷却と湿度の低下を防ぐ。 

・喘息の良好なコントロール。
 日々のコントロールをきちんと行えば運動誘発喘息は起こり難い。

・普段からのトレーニング。
 いわゆる鍛錬も有効で、同じ運動を毎日繰り返している事により起こり難くなる。


EIAは適切な対策で防ぐ事が出来るため、EIAがある事を理由に
スポーツをやめさせる必要はない

ただし、喘息を起こしている時は休ませて、無理はさせないようにする。


EIAは、喘息が 『不安定』 なサインでもある。

他のこどもと同様の日常生活・スポーツなどが出来るように
喘息をコントロールすべきである。

 『喘息 長期管理薬について』 参照。





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今回は、また少し休憩して(休憩が多いが)、
『ぜんざい』 と 『おしるこ』 の違いについての記事である。

冬の味覚である、『ぜんざい』 と 『おしるこ』。
どう違うのであろうか?

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     『ぜんざい』 と 『おしるこ』 って?
                                     asahi.com 12.6
                            http://www.asahi.com/kansai/


甘くてあったかい粒あんの汁に、とけかかった餅。子どもの頃、
私は初もうでに行ったお寺でいただく 『ぜんざい』 が楽しみでした。
ところが、東京出身の人に聞くと 『それは、おしるこでしょ』。
福岡出身の私は、『おしるこ』 というと自販機でも買える缶入りのものを
想像してしまうのですが……。東と西で違うの?

『ぜんざいは粒あんの汁に餅、おしるこはこしあんの汁に白玉でしょう』
『ぜんざい』 と 『おしるこ』 の違いを読者に聞いたところ、
兵庫県西宮市の男性(68)からファクスをいただいた。
餅か白玉団子かは別として、ほかの読者もほとんどが 『粒の有無』 を挙げた。
ところが・・・。

『東京の店で 『白玉ぜんざい』 をたのんだら、
汁気のないこってりしたあんこが団子にのっていて、びっくり』
と話すのは大阪府吹田市の主婦(33)だ。
当然 『粒あんの汁』 が出てくるものと思っていたという。

『それなら 『おしるこ』 と言わないと』 と東京出身の友人。
粒入りの汁でも、関東ではおしるこなの?

和菓子の老舗 『虎屋』 (本社・東京)の菓子資料室 『虎屋文庫』 の
中山圭子さんによると、関東では 主に、
粒なしのこしあん汁を 『御膳汁粉(ごぜんしるこ)』、
関西で 『ぜんざい』 と呼ぶ粒あんの汁も 『小倉汁粉』 や 『田舎汁粉』 というそうだ。粒があってもなくても 『おしるこ』 なんだね。

中山さんは、『関東で 『ぜんざい』 というと、
だいたい 汁気の少ないこしあんや粒あん のことを指します』。
ちなみに関東の 『ぜんざい』 のことを、関西では 『亀山』 とも呼ぶらしい。

ややこしくなってきたから表にしてみた。

siruko


おおまかに言うと、
関西は 『粒の有無』
関東は 『汁の有無』 で区別しているみたい。

『ぜんざい』 は漢字だと 『善哉』
とんちで有名な京都の僧、一休さんが餅の入った小豆汁を食べて
『善き哉(おいしい)』 と絶賛したからという話も。室町時代には食べられていたよう。

一方、『食』 に関する辞書 『簡明食辞林』で 『しるこ』 をひくと、
『江戸時代、関西から伝えられたぜんざいが江戸で汁粉と呼ばれた』 とある。
呼び名の違いはその頃からなんだね。

関西ではやはり粒あん派が多い。
『子どもの頃からぜんざいは食べたけど、おしるこはあんり・・・』。
大阪・ミナミの法善寺隣にある 『夫婦善哉』 の松村純一さん(52)は話す。

この店では 『夫婦仲むつまじく』 の意味も込め、おわん2杯で1人前。
高級な小豆の 『丹波大納言』 を約8時間炊き、1日以上寝かせて
甘みをしみこませる。張りのある大粒の豆がたくさん入っていて、
『汁だけでなく、豆の食感も楽しめますよ』 と松村さん。

ぜんざいでも、おしるこでも、冬の味覚には変わりない。
今度のお正月、身も心もほっこりしたいなあ。

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これは、なかなか難しい。

個人的には、上品な甘さの 『おしるこ』 が食べたい




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もうすぐクリスマス。

こどもにとってとても楽しい時期も、ケーキ、お菓子が食べられないと、
寂しいシーズンになってしまう。

今回は、クリスマスケーキを食物アレルギー持つ子に食べさせたい、
という記事である。

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クリスマスケーキ:食物アレルギー持つ子に食べさせたい
                                毎日新聞 2006.12.5
                     http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi


クリスマスまであと20日、ケーキの受注もピークを迎えている。
食物アレルギーを持つ子どもにも、ケーキを食べさせたい・・・。
そんな親の声に応えて、アレルゲンを除去したケーキを作り、
宅配する店が徐々に増えている。

大阪府豊中市にある手作り焼き菓子の店 『カドー』 は、
2年前から 『アレルギー対応ケーキ』 を作っている。
卵・乳製品不使用、卵・小麦不使用、卵・小麦・乳製品すべて不使用、
など全部で11種類を、一般の菓子を作る工房とは別の工房で作り分ける。
小麦の代わりに大麦や米粉、生クリームの代わりに天然植物油が
原料の乳化剤などで作ったクリームを使っているが、
見た目は通常のケーキと変わりない。

昨年、全国配送が可能な冷凍ケーキを考案し、クリスマスケーキの販売を
始めたが、口コミで知ったアレルギーの子を持つ親から注文が殺到。
製造可能な500個が11月中旬までに売り切れた。店長の倉内和巳さんは
『北海道から沖縄まで、全国から注文が来る。今年はスタッフを増やして、
すべてに対応できるようにしたい』 と意気込む。

三重県伊賀市の 『メルヴェイユ』 は、卵抜き、卵・牛乳抜き、
卵・牛乳・小麦粉抜き、の3種のホールケーキ 『ガトーノーエッグ』 を販売。
ロールケーキ 『カフェロール』 (卵、牛乳抜き)は、
ブッシュ・ド・ノエルのようなクリスマスらしいケーキが楽しめそうだ。
『自分で豆乳ホイップクリームがデコレーションできる、
割安な手作りキットもある。お子さんと一緒に飾り付けを楽しんでほしい』
と、同店の山中俊明シェフは話す。

流通大手のセブン&アイ・ホールディングス(東京)は今年のクリスマスから、
セブン-イレブン(千葉と埼玉の店舗限定、店頭渡しのみ)など
グループ各店で、アレルギー対応ケーキの予約を受け付けている。

グループのスーパー、イトーヨーカドーが卵や乳製品などの
5大アレルゲンを使わずに作った 『米粉と豆乳クリームのケーキ』 の
販売を始めて3年目。今年4月からは、一年中購入できるようになった。
クリスマス時期はグループの共通商品として、1万個を予約販売する。
『アレルギーの方からだけでなく、豆乳が好きな健康志向の方にも
支持されている』 と、同グループ広報センターは話す。

厚生労働省の調査によると、
国民の3人に1人が、何らかのアレルギー症状 を有するという。
卵や乳製品などの食べ物が原因で食後に症状を起こす 『食物アレルギー』
の患者は子どもが多く、約8割が6歳以下 の乳幼児だ。

『食物アレルギーの子を持つ親の会』 の武内澄子代表は、
『食物アレルギーのある子は、洋菓子が食べられないことが多いので、
いろいろなお店が努力してケーキを作ってくれることは大変ありがたい』
と歓迎する。ただ、『個人差が大きい 疾患なので、
他のアレルギーの子が食べて大丈夫だったからうちの子も大丈夫、
とは限らない。注文時に製造状況や原材料などを細かく確認して欲しい』
と話す。

こうした店の多くは、卵や乳製品を使った普通のケーキも販売している。
アレルゲンの混入を防ぐため通常のケーキと違う道具、時間帯で作っているが、
すべてのアレルゲンを100%除去できているとは限らない
そのため、殆どの店で、重いアレルギー症状の 『アナフィラキシーショック』
を起こす人や、極微量でも反応の出る人などは購入しないよう呼びかけている。

また、作れる数に限りがあるため
注文締め切り日前に完売することも少なくない。
冷凍ケーキの場合は20-22日ごろ届けられることもあるので、
クリスマスまで自宅冷凍庫で保管することが必要だ。

食物アレルギーの子どもは、市販の菓子が食べられないこともあり、
親は手作りすることが多い。
アレルゲンを除去したケーキを手作りするための参考になるレシピ本も
何冊か出版されている。

11月に出版されたばかりの 『卵・バター・牛乳・砂糖なしだから美味しい!
華やかケーキと素朴お菓子』 (河出書房新社)では、木綿豆腐を使った
ホールケーキ 『華やかいちごのケーキ』 が紹介されている。
本のタイトル通り、砂糖の代わりにメープルシロップを甘みにした一品だ。

『卵を使わないと、泡立てなどの面倒なプロセスがなく作りやすい。
アレルギーの人だけでなく、美容や健康のために甘いものを
我慢していた人にも作ってほしい』 と編集担当者は話す。

      ---------------------------------------

アレルギー対応のクリスマスケーキを全国配送する主な店

店名(所在地と電話番号)
宅配向け商品の種類、価格(税込み、送料・手数料別)、注文締め切り日

・カドー(大阪府豊中市、06-6848-3312)
冷凍11種類、直径12センチ2940円、同15センチ3465円、12月10日

・メルヴェイユ(三重県伊賀市、0595-23-0121)
冷凍7種類、直径15センチ3360円、同18センチ4410円、
カフェロール1本2835円、12月15日

・洋菓子しおんボンバイエ(仙台市太白区、022‐242-2619)
冷凍3種類、直径15センチ3300円、同18センチ4300円、12月10日

・ミニヨン手作り工房カワムラ(山口県周南市、0834‐29‐1194)
冷蔵6種類、直径15センチ2835円、同18センチ3885円、同21センチ4935円
同24センチ6405円、12月20-22、25、26日到着の各日70個限定で、
達し次第注文締め切り

・イトーヨーカドー(全国176店)
冷蔵1種類、直径15センチ4000円、12月14日

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食物アレルギーは比較的多く、幼稚園・保育園での調査で、
0歳 11.6%、1歳 6.7%、2歳 4.7%、3歳 2.0%、
4歳 1.8%、5歳 1.7%、全体 2.26%
、というデータがある。

卵・牛乳アレルギーは、統計的には、3歳で50-60%
6歳で75%前後9歳で85%前後、が自然寛界する。

消化能力が成長とともに発達 する事、
腸のパイエル板からのIgA分泌量が増える事、
免疫力が増強される事、などにより、自然寛界すると考えられる。

しかし、『食べられる』 と判断するのはなかなか難しく、
親としては怪しい食べ物は、ついつい制限する事が多くなる。

こどもにとって、行事に参加出来ない、ケーキを食べられない、などは、
かなり大きな出来事である。

こういう風に、アレルギー児にも、通常生活が送れる社会、工夫を、
是非考えて頂きたいものである。

食べ物の 『除去』、『解除』 については、アレルギーに詳しい、
小児科医の指示の元、行う事が望ましい。




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今年の9月15日に 電動式ネブライザーで吸入出来る
乳幼児用の吸入ステロイドが発売された。

今回は、吸入ステロイド 『パルミコート懸濁液』 についてである。

 『小児での吸入ステロイドについて』
 『吸入ステロイド フルタイド』      も参照。

『アレルギー 喘息 目次』 ⇒その他の喘息の記事も参照。

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パルミコート吸入液


本邦初の乳幼児喘息用のステロイド吸入液、パルミコート吸入液が
9月15日に発売された。

電動式ネブライザーで吸入出来る、唯一のステロイド薬である。

日本の小児気管支喘息入院患者数は、5歳以上は漸減傾向 にあるが、
5歳未満 の乳幼児(推定55万人)には、その傾向は見られない

小児気管支喘息治療管理ガイドラインでも、乳幼児に対しても、
吸入ステロイド薬が推奨されているが、
国内ではこれまでネブライザー吸入が可能な吸入ステロイド薬はなく、
日本小児アレルギー学会からも早急な充実が望まれていた。

パルミコート吸入液は1990年にフィンランドで最初に承認後、
2006年3月現在、世界75ヶ国で承認されている。

製品はパルミコート吸入液 『0.25mg』 と 『0.5mg』 があり、
6ヶ月から5歳 の喘息乳幼児に対し、
0.25mgを1日2回 または 0.5mgを1日
ネブライザーを使用して吸入する。

薬剤の作用時間が長く、パルミコートの効果は、
1日1回と1日2回で変わらない と言われている。

使用するネブライザーはジェット式のものが最も良く、
超音波式、メッシュ式はあまり適切ではないと言われているが、
実際はメッシュ式でも使用出来る。

むしろ、メッシュ式の方が吸入効率が良い位である。

今まで、乳幼児喘息での吸入ステロイド薬は、
フルタイドおよびキュバールをスペーサーを用いて使用してきたが、
3歳以下のこどもでは、今一つ確実性に欠ける
上手く吸えない、乳幼児が多かった。

スペーサーとして、ベビーへラーやデュオペーサーなどがある。

bebi
  ベビーへラー

その意味で、ネブライザーで噴霧される液を吸入するパルミコート吸入液は
マスクで鼻と口を覆われる事で嫌がる事もなく、吸入がしやすく、
吸入効率も高くなる、と思われ、乳幼児にとっては非常に有用である。

気になる副作用であるが、身長に対する影響は今の所認められていない。

ただ乳幼児がネブライザーを嫌がらず出来るか
ネブライザーを購入しなければならない など、
幾つか問題点もある。

ネブライザーは様々な種類があるが、2-3万円 する。


もう一つの問題は、『量の設定』 である。

フルタイドなどは、乳幼児には通常 『50-100μg』 で、
400μg以上の量を吸入する事は殆ど無い。

1mg=1000μgであり、パルミコートは500μg、重症には1000μgまで使える。

ネブライザー自体への付着、ネブライザーの残液、
噴霧して口からそれる分が多いため、とされているが、
実際の所、吸入の手技には個人差が大きい。

今までの報告では、肺沈着率はジェット式で 4% 程度らしい。

フルタイドエアーでは、肺沈着率は 29%、ディスカスで 15-17%
キュバールは粒子が小さいので、もう少し吸入効率が良い。

ベビーへラーでは上手に吸えない乳児が多く、
ネブライザーの方が吸えるこどもの方が多そうである。

しかも、最近、流行のメッシュ式のネブライザーは残液が殆ど無く、
吸入効率もかなり良い。

ジェット式の 『4%』 を上回る可能性がある。

つまり、『量の設定』 が多過ぎる可能性もあり、注意が必要である。

喘息治療に慣れた小児科医のもとで管理してもらうべきである。

しかし、乳幼児の喘息治療に選択肢が増えた事に間違いは無く、
より良いコントロールが望める。




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ここの所、医療・小児科以外の記事が続くが、
今回は、禁煙をテーマにした川柳コンテストの受賞作品発表についてである。

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       父の禁煙宣言聞き飽きた?
                                東京新聞 2006.11.30
                               http://www.tokyo-np.co.jp


聞きあきた 母『ダイエット』 父『禁煙』

禁煙をテーマに川柳を募集した製薬会社のファイザーと武田薬品工業は
30日、この作品を大賞に選んだと発表した。

選考基準は明らかにしていないが、両親が健康のために挑戦した減量や
禁煙がなかなか実現出来ない姿を子どもの視点でユーモラスに
表現した事が評価されたようだ。受賞者には現金10万円を贈呈。

この他の入選作では、『隠れ吸う 父の姿は 未成年』 や
『苦労して やめたタバコを 娘吸う』 などといった
家族をテーマにしたものが多かったという。

7月にたばこ税が引き上げられたことで、喫煙者からは
『値上げして! 手が出せないくらい 値上げして!』
『二十円 辞められる程 高くない』 との切実な声もあった。

一方で、『副流煙 それも立派な ポイ捨てだ』 と、
たばこを吸わない人にとっての悩みの種である副流煙を
やり玉にあげた作品があった。

今回の募集は、たばこをやめたい人向けのニコチンガム製剤
『ニコレット』 シリーズの販売を手掛ける2社が禁煙促進を目的に実施。
5月1日から8月31日までの間に、9866通の応募があった。

武田薬品は 『予想以上の反響で驚いている。
最近の禁煙意識の高まりを反映しているのではないか。
募集は来年以降も続けたい』 (広報担当)と話している。

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第一回 ニコレット川柳コンテスト 受賞作品発表
http://takeda-kenko.jp/senryu/jyusyo.html


2006年は、4月に 禁煙治療の保険適用が開始
7月には タバコ税の増税 など、
喫煙対策が本格化した 『禁煙改革元年』 であり、このタイミングで、
ファイザーと武田薬品では、喫煙者の禁煙促進を目的として、
『ニコレット川柳コンテスト』 を企画した。

記念すべき第一回目は、応募総数9,866通、その中からニコレット賞1選、
優秀賞20選、ユニーク賞100選の計121選を決定した。


なかなか面白い企画であり、受賞作品には面白い川柳があった。


 タバコの弊害については、『こどもとタバコの害①』
 『こどもとタバコの害②』 も参照。


禁煙がもっともっと進んでいくと良いと思う。



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早くも12月になったので、クリスマス色に街が染まってきた。

しかし、公認サンタクロースが居るなんて、知らなかった・・・。

 『公認サンタクロース②』 も参照。

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本物のサンタクロースが語る、世界の面白サンタ事情
http://www.asahi.com/shopping/special/xmas06_sa01.html

santa1
↑クリックすると拡大します。

『サンタは本当に居るんだよ!』 日夜世界中の良い子のために奮闘する、
『グリーンランド国際サンタクロース協会の公認サンタクロース』
パラダイス山元氏が語る、知られざるサンタクロース会議&世界のクリスマス事情


あなたはサンタクロースをまだ信じているだろうか。
この年でサンタ?バカな、と思うかもしれないけれど、サンタは存在する。
パラダイス山元氏はグリーランド国際サンタクロース協会公認 の
本物のサンタクロース なのだ。

世界各国には 現在129人 の公認サンタクロースがいる。
世界中から届く子供からの手紙に目を通したり、クリスマス当日、
病気で家に帰れない子供のもとを訪ねたりと、
世界中のよい子のために日夜働いているのだ。

『毎年夏にはデンマークで 『世界サンタクロース会議』 という
のが開かれて、世界中の公認サンタクロースが集結します。
会議に行くときは家から会場までサンタの服装です。
最初は成田空港で“なんでそんな格好をしているんだ”と、
止められて参りました(笑)』

世界サンタクロース会議では、どこを見ても赤と白のサンタ服を着た
サンタたちで埋まる。みんなで一体何を話し合っているのだろう。

『議題は年ごとに違いますけれど、
『女性サンタのスカートの丈が短かすぎる』 とか、
『トナカイの数が減ってきているから、
サンタが太っているとトナカイの負担 になる。
世界中のサンタは体重の10%のダイエットをするべきだ』
といったテーマが3日間会議の間、激しく議論されます。
たぶん世界一平和な会議でしょう(笑)』

世界の公認サンタクロースの男女比は、6:4 の割合と、
女性サンタクロースの数もけっこう多い。

『ドイツの夫婦サンタクロースは、夫が赤いサンタ服、妻が黒いサンタ服。
ドイツのサンタクロースはいい子にはプレゼントをくれるけど、
悪い子のところへは 動物の内臓 をベッドの上に置いていったり
という怖い言い伝えがあるんですよ。それから、クリスマスのごちそうは
日本ではチキンだけど、ヨーロッパは豚を食べます。
これは豚が山からプレゼントを体中に巻き付けてやってくるという伝説が
あるからでしょうね』

クリスマスの伝承、愉快なサンタ会議、今年のイブにはこんな話を
お子さんにして、クリスマス気分を盛り上げてみてはいかが?

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公認サンタクロース
グリーンランド国際サンタクロース協会(本部デンマーク)が、
煙突登り、クッキーの早喰いなどの体力測定、HoHoHoの発声試験、
長老サンタクロースとの面接など、4日間に渡る過酷な試験を経て公認する。


過酷な試験・・・・?


現在、世界で180人 いるらしい。

毎年、真夏のデンマークで開かれる 『世界サンタクロース会議』 に、
自宅からサンタクロースの衣裳で向かい、公認サンタクロースの
ライセンス更新 が義務づけられている。
北欧には、女性の公認サンタクロースも多数存在する。


世界サンタクロース会議
santa2


日本人では、1998年にマンボミュージシャンのパラダイス山元が、
アジア地域から初めての公認サンタクロースとして認定された。


サンタクロースサイト
http://www.santaclaus.jp/index.html

日本人唯一の 『グリーンランド国際サンタクロース協会』 公認
サンタクロースである 『パラダイス山元』 さんによるサイト

『サンタクロースのお話』 、『公認サンタクロースになるためには』 、
などが書かれている。


サンタクロースは本当にいる

実際、北欧諸国にはサンタクロースが住んでいる村がいくつもあって、
有名な所では、フィンランドの『サンタクロース村』
スウェーデンの『サンタワールド』 などがある。
その他、ノルウェー、アラスカにもある。

これらの村のサンタクロースからは日本に居ながら、手紙をもらえる。


一度、サンタさんに会ってみたい。


今回の記事とは関係無いが、『サンタクロースはいるんだ』 も参照。




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