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今回も、しつこいが、『医師不足』 についてである。

  『医師不足①』『医師不足②』
  『日本の医療が崩壊する?!』『地方医療の崩壊』
  『全国の8割『産科医不足』小児科、へき地医療も深刻』 も参照。

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 医師の偏りまざまざ 東北不足深刻 厚労省が初集計
                               asahi.com 2006.11.28
           http://www.asahi.com/life/update/1128/016.html


医師の数が医療法の配置基準を満たしている病院の割合について、
厚生労働省は都道府県ごとのデータを 初めて 明らかにした。
大阪の96%や東京の94%をはじめ都市部が高い一方で、
青森の43%岩手の55% など東北や北海道の低さが際立ち、
地域の偏在が顕著 だ。
また、常勤 の医師で基準を満たす病院は 全国の36% にとどまり、
非常勤の医師頼りの現状が浮かび上がった

このデータは、厚労省が04年度に行った全国の病院8660カ所の調査結果を、
都道府県ごとに集計し直した。
医師の充足状況は病院が基準を満たしているかを調べるもので、
医師不足を直接示すものではないが、地域によって深刻な勤務医不足に
陥っている実態が改めて裏付けられた。

医師の配置について、医療法は一般病院で入院患者16人に1人以上、
外来患者40人に1人以上などと定めており、大幅に下回ると
診療報酬が減額 される。

基準を満たした病院は全国平均で83.5%

都道府県別では青森が43.4%で最も低く、
岩手(55.1%)、秋田(60.3%)、北海道(60.8%)、新潟(63.0%)と続き、
東北などの病院が医師確保に苦労していた。

一方、首都圏(東京93.6%、神奈川94.6%)や
大阪圏(大阪96.2%、滋賀95.2%)を中心に 12都府県 で、
90%を超える病院が配置基準を上回っていた。

また、今回は常勤医で基準を満たすかもはじき出した。
全国平均は35.5%。新潟(20.3%)、岩手(21.5%)など、
こちらも東北や北陸などが低く、埼玉や千葉も26%台だ。
10県が30%を下回った
大半の病院が常勤医を確保できず
非常勤医でやり繰りしていることがうかがえる。

厚労省は 『各病院で不足している医師数には幅があり、
配置基準を下回る病院の割合が多いからといって、
直ちに医師不足とはいえない
病院が多すぎる地域もある』 と説明。

医師不足が社会問題化しているが、医師は毎年3000~4000人増えており、
『全体では足りている』 との立場だ。

ただ、若手医師を中心に都市部に集中する 『地域偏在』 が
進んでいることは認めている。

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厚労省は、初めて 調査したのには、驚きである。

今まで何も把握せず、『医師は足りている』 と言ってた事の証明である。

『常勤の医師で基準を満たせない』 病院が全国平均で36%
ひどい所では20%台である事は、極めて異常である。

12都道府県しか、90%を越える事が出来てない。

『正社員が居なくて、バイトで病院を切り盛りしてます』
と公表しているのに等しい。

その苦しい経営の中で、医師が足りない事で、ペナルティまでかそう、
という現状である。

それが、まだ 『地域偏在』 なのであろうか?

100%充足の病院が殆ど無いのに。


病院が多過ぎる?

そういう地域もあるだろうが、全国的には全く足りてない

上に基準を合わせるのでは無くて、困る国民を減らすべきである。
こんなに待ち時間が多くて、夜間もかかれないのに。

厚労省の言い訳は、かなり苦しい。
素直に 『医師不足』 を認めて、対策を講じるべきである。




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今回は、少し前から全国で開始されている
『小児救急医療電話相談事業』 について、である。

こんなに宣伝しない、流行っていないと思われるシステムも珍しい。

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 小児救急医療電話相談事業  厚生労働省


小さいこどもをお持ちの保護者の方が休日・夜間の急なこどもの病気に
どう対処したら良いのか、病院の診療を受けた方が良いのか、など迷った時に、
小児科医師・看護師へ電話による相談が出来るものである。

この事業は全国同一短縮番号(#8000)をプッシュすることにより、
お住まいの都道府県の相談窓口に 自動転送 され、
小児科医師・看護師から患者の症状に応じた適切な対処の仕方や
受診する病院等のアドバイスが受けられる。

dennwa
↑クリックすると拡大します。
http://www.mhlw.go.jp/topics/2006/10/tp1010-3.html


現在、全国33都道府県 で実施されている。

これは電話相談であり、診察や指示等の医療行為は行わない。

小児科医不足より、大多数の県で、小児科医の支援体制のもとに、
看護師と保健師 が相談に応じる事になっている。


何故、電話相談なのか?


大阪府の医療対策課のホームページに答えがある。
http://www.pref.osaka.jp/iryo/child/why2.html


共働き家庭の増加、核家族化の進展等により、身近な相談者が居ない、
などの理由から、夜間等の時間外に受診する小児患者は増加傾向にある。
しかし、そのうちの 95% は入院を要しない軽症患者である。

夜間帯に診療を行っている小児医療機関(初期救急医療機関)が少ないため、
そうした軽症患者が救急病院(二次救急医療機関)へ集中している。

そのため、本当に緊急を要する小児患者を受け入れる事が出来なくなるなど、
入院医療への影響が懸念される。
また、本来入院治療を行っている救急病院や医師への負担が過重となっている。

小児科は風邪やインフルエンザが流行する冬季に患者数が急増するなど
季節変動が大きい事、診察に要する時間や労力の負担に比べて検査料や
投薬料が多く見込めない事など不採算要素が大きい事、等の理由から
小児科医や小児医療機関の数は 減少傾向 にある。

このように限られた小児科医や小児医療機関に過重な負担がかかり
現行の小児救急医療体制を維持する事が困難となっているのが現状である。
そこで、救急病院への軽症患者の集中を緩和しつつも、
皆さんが安心して子育てして頂ける環境整備を図ることを目的として
この電話相談事業を開始する。

 『医師不足①』『地方医療の崩壊』
 『小児科医の新人、2県で0人 26都府県で減少』
 『全国の8割 『産科医不足』 小児科、へき地医療も深刻』



何故、各県毎 に施行するのであろうか?

緊急で病院にかかるべきか?自宅で様子を見る事が出来るか?
それを答えるのに、地域性は要らない。

各地の病院の紹介はインターネットを調べながらでも行える。

折角、電話なのであるから、全国規模 で小児科医による、
よりよい電話相談が出来ないか、と思う。

そうすれば、より医療資源が少なく済むはずであり、かつ、効率が良く、
実際に診療仕事が出来る小児科医が多くなる。

夜間の救急患者数の減少は、小児科医の疲弊が少なくなる、
重症患者の管理の向上、などにつながる。

しかし、このシステムがもっともっと、認知され、一般化し、機能して、
夜間の救急小児患者数が少しでも減少する、
夜間のこどもの親御さんの不安が解消される、事を願う。




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今回は、少し休憩して、『ドロロンえん魔くん』 とは何か?、である。


 ドロロンえん魔くん


1973年10月4日から1974年3月28日までフジテレビ系列で
毎週木曜日19:00-19:30に全25話が放送された。
原作は永井豪である。


enma



閻魔大王の甥にあたる 『えん魔くん』 (絵 真ん中)は、
人間界で人間を妖怪から守るよう命ぜられ、日本へと向かう。
そこで知り合ったツトムくん(絵 右)の周りで起きる奇怪な事件を、
仲間たちと共に解決していく、というような話である。

主人公のえん魔くんは、地獄界を仕切る閻魔大王の甥で、
余りに破天荒な行動の末、大王から人間界に追い出されたが、
後にある事件で手柄を立て、妖怪を退治する妖怪パトロール隊の隊長に
正式に任じられる。長い眉毛が妖怪を探るアンテナになっている。
実は本人自身の攻撃能力は低いが、妖マント・火炎ステッキを使う事で
凄まじい攻撃力・防御力を発揮する。
必殺技は火炎ステッキを回転させて炎の輪として敵に叩き込む、
『妖能力火炎車』 である。


えん魔くんは、無鉄砲で暴れん坊である。
地獄学校中退だそうで、単細胞でわがままで、聞き分けがない。
しかし、とても正義感が強く、素直である。

雪子姫(絵 左)が好きである。



では、なぜ、自分お名前が、『ドロロンえん魔くん』 なのか?

ただ単に、『ドロロンえん魔くん』 に似てるからである。

自分の子供の頃、今の長男は、見た目がそっくりである。
無邪気で、素直な所も似ている。
とても他人とは思えない・・・。





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最近、『狂犬病』 の36年ぶりの発病があった。
しかも続けて2例である。

日本は島国のため、徹底した野犬対策などにより対策が効果を上げていた。

狂犬病は、発病すると100%死亡し治療法がない恐ろしい感染症である。

今回は、『狂犬病』 についてである。

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  狂犬病  Rabies

世界では狂犬病により 年間5-6万人が死亡 しており、
欧米を含む世界中で現在も流行している。

イヌからの感染が多いため、 『犬』 と名が付いているが、
『犬だけの病気』 では無く、他の哺乳動物からも感染する。

アメリカではアライグマ、スカンク、コウモリ、
アフリカではイヌ、ジャッカル、マングース、
ヨーロッパではキツネ、が有名である。
ネコ、馬、牛なども感染し感染源になることがある。

日本人はイヌ・ネコをみると無防備に触れようとしがちであるが、
野犬や野生動物にはむやみに手を出さないようにした方が良い。

日本国内といえど、最近は輸入ペットも多く、野犬・野生動物が
狂犬病を持っていないとも限らない。

日本では、輸入時に検査する動物に指定されている動物は、
イヌ、ネコ、アライグマ、キツネ、スカンク、の哺乳類の5種だけであり、
輸入のペットも要注意である。


ヒトの場合、潜伏期間は9日から数年で、通常は20-60日程度である。

発病率は32-64%である。
発病するかどうかは咬まれた傷口の大きさ、体内に入ったウイルス量で変わる。

症状は、発熱、頭痛、全身倦怠、嘔吐などの不定症状で始まり、
咬まれた部位の異常感覚がある。
その後、筋肉の緊張、幻覚、けいれん、嚥下困難などが起きる。
液体を飲むとのどがけいれんを起こし、非常に苦しいため水を怖れるようになる。
このため狂犬病を 『恐水病』 とも言う。
犬の遠吠えのような唸り声をあげ、大量のよだれを流し、
昏睡、呼吸麻痺が起き、死亡する。

人から人への感染は無いとされている。

万一、狂犬病のおそれのある動物に咬まれたら、すぐに傷を石鹸と水でよく洗い、
病院で出来るだけ早く傷の処置と狂犬病ワクチンを接種した方が良い。

年間の暴露後ワクチン接種者数推計は、1千万人にものぼる。

いったん発病したら治療法はなく、100%死亡 する。

旅行先で動物に積極的に近づく場合には、事前に狂犬病ワクチンを接種する。



決して、過去の病気、遠い病気でない事を肝に銘じて欲しい。




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今回は、また、インフルエンザウイルス治療薬 『タミフル』 についてである。

 『インフルエンザ治療薬 タミフルについて』『タミフルと異常言動』 
 『転落死の中2、タミフル服用か インフルエンザで 愛知』
 『中2がタミフル服用後に転落死 仙台』
 『タミフル:転落死との因果は未解明 では、どう付き合えば』     も参照。

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タミフル:インフルエンザの季節控え、多用ご注意
異常行動との関係 『未解明』

                           毎日新聞 2006.11.22
                        http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai


昨冬調査に疑問「やり直す」--厚労省研究班
今月、添付文書改訂し「警戒を」--米FDA

インフルエンザ治療薬のタミフルを飲んだ子供がマンションから飛び降りたり、
トラックに飛び込んで死亡するケースが起きている。
厚生労働省の研究班(班長・横田俊平横浜市大教授=小児科)は先月、
『異常言動との関連は確認できなかったが、さらに調査が必要だ』
との報告書をまとめた。
『異常行動』 はタミフルの副作用なのか、別の原因があるのか。
インフルエンザの流行を前に探った。

統計的な差は出ず
研究班は昨年冬、神奈川県や愛知県など12都県の小児科医と、
インフルエンザにかかった子供の家族を調査。
タミフルを飲んだかどうかや、おびえ、恐怖、幻覚、理由なく怒るなどの
『異常言動』 があったかなどを聞いた。
おびえ、恐怖なども、医学的には異常行動と同じとの考え方に基づいた。

医師からは患者2846人分、家族からは2545人分の回答が集まった。
医師の回答では、患者の 90% の2560人がタミフルを服用していた。
タミフルを飲んだ後に異常言動が出た率は 11.9% で、
飲む前や全く飲まずに出た率の 10.6% より高かったが、
統計的に違いはないとされた。

安心してタミフルを飲めそうな結果にもみえるが、横田教授は
『副作用かどうかの結論は保留したい。この冬にもう一度調査し直す』
と説明する。調査法にいくつかの課題が残ったからだ。

あいまいな例多く
まず、タミフルを飲んだ後に異常言動が起きたのか、飲む前に起きたのか、
あいまいな例がかなり残った。設問に問題があったのが理由だが、
これでは異常言動が副作用か、タミフルと関係なく起きたのか分からない。

10%以上も?
また、調査の目的だった深刻な 『異常言動』 は本来、
多くて 1、2% とみられるが、実際には患者の10%以上も出た。
熱にうなされた程度の軽い例が多くまじったらしく、
調査結果の解釈を難しくしたという。
さらに、過去に飛び降りなどを起こした子供は主に10歳以上だが、
調査対象のうち10歳以上は約400人と少なかった。

横田教授は 『この冬は調査法を改善して問題点を解消したい』 と言う。

研究班が異常行動が起こる頻度を、発熱後7日間を通して分析したことや、
家族からの報告を重視しなかった点にも疑問が出ている。

異常行動は服用直後が多く、米食品医薬品局(FDA)の分析では
6時間以内がほとんど だった。
また家族の報告ではタミフルを飲んだ場合の方が、
突然大声を出したなどの率が高かった。

岡山大大学院の津田敏秀教授(疫学)は、
『7日間通して分析すると服薬の影響が薄まる。分析は服薬直後に絞るべきだ。
また症状については、子供のそばにいる家族の報告を重視すべきではないか』
と指摘する。

大半が日本の患者
一方、FDAは今月、タミフルの添付文書を改訂し異常行動への警戒を促した。
今年7月までの製薬会社からの報告で、新たに103人 が
異常行動やけいれんなどを起こしたと分かったからだ。

うち 95人は日本の患者
報告では、多くの医師がタミフルの影響を疑っていた。
熱がない時に異常行動が起きた
病状の回復が非常に早くインフルエンザ脳症とは考えられなかった、
などが理由だった。FDAは、報告された異常行動は、
インフルエンザに伴う通常の神経系の異常と異なる特異なものだと指摘した。

日本では04年から、添付文書に、
『異常行動や幻覚があらわれることがある』 と記述がある。
では、タミフルとどうつきあえばいいのか。

FDAは 『特に子供の場合、飲んだ直後に 自傷や錯乱のリスクが
増える可能性がある。注意深く見守るべきだ』 と警戒を呼びかけている。

横田教授は 『調査したうちの9割がタミフルを飲んでいたのは多過ぎる。
インフルエンザにかかっても、小学生以上なら、
ほとんどは家で水分を取って寝ていればよい

医師は使用を自制すべき だし、
親もほしがらないでほしい』 と話す。

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タミフル服用後に転落などで死亡した例 (厚労省への報告などによる)
 
  報告 年齢・性     経過
 04年 17歳 男 服用2時間後、自宅を飛び出しトラックに飛び込む
 05年 14歳 男 服用2時間後、自宅マンションから転落
 06年 12歳 男 自宅マンションからの転落とみられ服用6時間後に発見
 06年 50代 男 入院中に服用。翌朝、病室から飛び降り。遺書あり
 06年 40代 男 服用3日目に車で外出。車は岸壁に残され海から遺体発見

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以前の記事にも、書いたのだが、

  『インフルエンザ治療薬 タミフルについて』『タミフルと異常言動』 参照。

通常、インフルエンザはタミフルを使わなくても治る 病気である。

使わなくて良いと思える患者さんには使うべきでは無いだろう。

しかし、実際、その選択は極めて難しく、発熱したこどもを見ると、
使いたくなるのも事実である。

もう少しはっきりするまでは、『適応』 を絞って使うべきである。



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『カゼ』 の季節になってきたため、今回は、『カゼ』 についてである。

 『いわゆる『カゼ』について』
 『カゼは空気感染』
 『インフルエンザ 感染の予防』      なども参照。

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冬の病気・予防と対策 かぜ 
日本医師会・堺春美さんに聞く

                         毎日新聞 2006.11.21
                  http://www.mainichi-msn.co.jp/science/news


三つの予防法で撃退 症状にあった治療を
【日本医師会感染症危機管理対策室委員・堺春美さん】


かぜは、日ごろの予防と早めの治療が大切です。
年間に4、5回はひくという 『かぜ』 。その大半は安静にするだけで治りますが、
こじらせると肺炎や中耳炎などの病気にもつながります。

『かぜは万病のもと』 というように、決して侮れない病気なのです。

今年も低温、乾燥というインフルエンザ流行のシーズンを迎えました。
かぜやインフルエンザの正体を知り、しっかり対処するための方法をまとめました。

万病のもと

のどが痛む、鼻水がとまらない、熱がある、全身がだるい。
一言でかぜといっても症状は千差万別です。原因となる病原体は主に呼吸器に
感染し症状を出しますが、胃や腸に入り込むと、吐き気や下痢も起こります。
これらを 『かぜ症候群』 といいます。

ひんぱんに起こる体調不良はすべて 『かぜ』 と呼べるほど、かぜは身近なものです。

日本医師会感染症危機管理対策室専門委員の堺春美さんは言います。
『かぜこそが万病です。ほとんどの場合、知らないうちに体に病原体が入って
増えたために発症し、いつの間にか、治ってしまいます』

『かぜかなと思ったなら無理は禁物』。

規則正しくバランスのよい食事、そして病原体を近づけないための、
うがい、手洗いの励行、マスクの使用が、予防の基本です。

『手が病原体を運びます。
マスクは、のどや気管支の乾燥を防ぎ、
せきやくしゃみで飛び散る病原体の侵入をじゃまします』


この時期に電車やバスに乗る時、堺さんは空気がよどみにくい扉の近くに立ちます。

『たった一人のインフルエンザ患者が乗る飛行機に乗り合わせた
乗客全員が感染したという有名な論文があります。
特に疲れていたり体調が思わしくないときには感染しやすいので、
仕事帰りなどには自分なりの工夫をしてみましょう』

基本は対症療法

そのまま放置してもかぜの99%は治ります

しかも治療するにしてもその原因の特定が難しいので、
目に見える症状を抑える 『対症療法』 が主体になります。

これは薬局で買える一般用医薬品(大衆薬)であっても、自分の症状に合った薬を
上手に使えば、QOL(生活の質)が大幅に改善されることを意味します。

『かぜはひき始めが勝負です。安静、保温、水分補給の三つを心がけて、
体力を保持しながら体に備わる抵抗力を使い病原体をやっつけます。
それでも鼻水が止まらなければ、鼻汁の分泌を抑える成分が入っている
かぜ薬を使います』 と堺さん。

『のどが痛ければ、のどの痛みのことを考えた処方のかぜ薬を。
かぜ薬も症状に合わせて処方に特徴を持たせているものもあります。
迷ったときは薬局や薬店で薬剤師に症状を伝えて相談してください』

病院や診療所へ行くかどうかを判断する 目安 は、
大人ならば体温が37度5分から38度といいます。
ただし、冬場はインフルエンザの可能性があるので、
高熱が3日続いてからでは手遅れです。
(お子さんの場合は、解熱剤は医師に処方してもらいましょう)

『大衆薬であれ、医師が処方する薬であれ、対症療法が基本ですから、
薬は症状の改善が実感できるまで使います』 (堺さん)

治療中は安静にします。

『仕事を休み自宅でゆったりしましょう』 と堺さんはいいます。
のどが渇けば水を取り、おかゆが食べたければおかゆを食べるなど快適に過ごします。

『保温』 といっても温めすぎは禁物。

『室温や着ている服などによりますが、寒さを感じないようにすればよく、
特別に布団や毛布をかける必要はありません』。

乾燥すると病原体を体外に追い出す機能が落ちる ので、
加湿器やマスクがあれば使います。

治療が効いて病原体がいなくなっても気分が回復しないことがあります。

これについて堺さんは 『炎症の後遺症が完全に消えるまでの回復期には、
薬は必ずしも必要ありません。むしろ副作用が目立つようになります』
と指摘します。

また 『点滴を受けると体調が良くなると言われることがありますが、
200ミリリットルの点滴で得られるカロリーは あめ玉1個程度 ですから、
むしろかぜには市販のスポーツドリンクを上手に使った方がよいといえます』
と堺さんはアドバイスします。

『免疫力』 を生かして

『免疫力』 という言葉をよく耳にします。

免疫とは、疫(感染症)をのがれる能力のことで、人体にとっての異物を排除する力
(反応力)、生命体の基本的な反応のことです。

異物とは第一に病原体、第二には、皮膚表面、あるいは傷口や粘膜にくっついて、
人体に影響を及ぼすものです。免疫力は体力や健康度とも強い関連があります。

せき、鼻水、たんなどのかぜの症状は、
どれも大事な体の防御反応 (異物反応)です。

免疫により病原体を体から追い出す抵抗力の一部であるせきや発熱まで
抑える薬は、
結果的に回復力が落ちることがあります

40年くらい前に、抜群に効く小児用せき止めが発売されました。
ところが肺炎になる患者が増えたそうです。

子どもには強いせき止めを使用するより、作用の穏やかなせき止めと
たんを取り除く薬を併せて使い、水分を補給する方が望ましい場合もあると
堺さんは説明します。

抵抗力を生かしつつ、体の不具合を修復する方が高い治療効果が得られることも
少なくありません。高齢者では、せきも鼻水もくしゃみも出ずにいきなり肺炎になる
ことがあります。

自分のかぜの特徴を知り、自分にあった治療法を見つけることも重要です。

ただし、かぜ症候群の原因の大部分はウイルスです。

ウイルスが 200種類以上 もあるので、
年に何回もかぜをひくことになります。

かぜのほとんどは軽症で済みます。

でも、インフルエンザウイルスやSARSのコロナウイルスのように、
重い症状を出すウイルスもあります。

  ==============

上手に使おう、かぜ薬--用法・用量を守って

かぜ薬は病原体そのものを退治してくれるわけではありませんが、
つらい症状を和らげてくれるので上手に使いたいものです。

また、かぜ薬を服用するとともに
十分な休養と睡眠、保温、栄養と水分補給 などを心がけ、
免疫力を高める事が大切です。

かぜの症状はさまざまです。

かぜ薬の中には、症状に合わせて働きの異なるいろいろな成分が
配合されています。

最近ではかぜの症状別に選ぶことのできる 『症状別かぜ薬』 などもあります。
薬剤師に相談の上、選択するのが良いでしょう。

そして、定められた用法・用量を守る事が重要です。
服用するのを忘れたからといってまとめて服用したり、
1回量を増やしたりしてはいけません。

  ==============

対処法 Q&A

かぜをひいた時に迷いやすい対処法などを堺春美さんがアドバイスします。

Q:汗をかくと熱が下がる?
A:汗が出て熱が下がることはありますが、治らなければ熱はぶり返します。
  熱がある時に汗をかくほど部屋を暖めるのはお勧めできません。


Q:お風呂に入ってもいい?
A:ぬるめのお風呂は入って大丈夫です。
  入りたくなければ勧めませんが、下痢気味の時に下半身だけ洗うとか、
  お湯でぬらして絞ったタオルで体をふくのもよいものです。


Q:体は熱に弱い?
A:体は比較的寒さに強く、熱には弱いのです。
  受精卵や精子は凍結して使えますが、熱した卵はかえりません。
  体細胞は、40度を超える高温にさらされると細胞死を起こします。
  特に高齢者や小児は脱水に注意して、水分を補給し
  熱を体外に発散させるように努力します。


Q:脱水はなぜ怖い?
A:重度の脱水(体重が脱水のために10%以上減少)状態では意識障害が起こり、
  放置すると死にます。血液が濃くなると血管内でつまりやすく、
  心筋梗塞や脳梗塞を起こします。
  水よりスポーツドリンクを飲む方が体に潤いを与えます。

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『冬場はインフルエンザの可能性があるので、
高熱が3日続いてからでは手遅れです』・・・・というフレーズは気になるが、
点滴・薬で治る訳ではない
『安静』 『対症療法』 『脱水の予防』 に心がける
事が解って良いと思う。




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非常に理解し難い医療関連のニュースがあったので、紹介する。

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出産時事故:患者に『無過失補償』導入へ 民間保険を活用
                                   毎日新聞 2006.11.17
              http://www.mainichi-msn.co.jp/science/medical/news


政府・与党は17日、新生児が脳性まひで生まれてくるなど出産時の事故に関し、
医師の過失を立証できなくとも患者に金銭補償する 『無過失補償』 制度を、
07年度に創設する方針を固めた。
民間保険を活用、保険料負担は 医師 に求めるが、
負担増対策として健康保険から支払う、
現在35万円の出産育児一時金を2-3万円増額する。
新生児1人につき2000万-3000万円の一時金を補償する方向で調整する。
財源に関し、日本医師会は税負担を求めているが、
与党は 『国が直接関わる話ではない』 として、
親に支払う出産育児一時金を活用することにした。
一時金を増やせば、やがて 出産費がアップし、
その分医師の収入増につながるため、医師に保険料を負担してもらう構想だ。
民間保険会社に新たに 『無過失補償』 の商品を企画してもらい、
産科医が任意加入する形をとる。保険料の決め方などの詳細は今後詰める。
先天性異常の場合は、補償対象としない。
将来的には、自動車損害賠償責任保険のような強制加入
の制度に移行することを想定している。
政府は、出産育児一時金を37万円にアップすれば、医師全体で約200億円程度の
増収となり、事故一件につき2000万円の補償が可能になるとみている。
政府は補償金に税投入はしないが、民間保険会社の支払い審査、
原因分析といった事務費の半額、数億円を 『少子化・医師不足対策』
名目で税負担する。

医療事故に絡む民事訴訟件数は年々増えており、
04年は1110件と 10年前に比べ倍増 している。
なかでも産科(143件)は、件数こそ内科などに次ぐ4位だが、
医師1000人当たりでは 11.8件 と最も多い。
このことが 産科医のなり手不足を招いている、との指摘がある。
無過失補償をすることで、被害者の救済に加え、
医師不足対策にもなる というのが政府・与党の判断だ。

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理解不能な点が幾つかある。

『医師の過失を立証できなくとも患者に金銭補償する』 制度は素晴らしく、
大いに賛成 である。

患者さんの負担が少しでも減る制度をどんどん作って欲しい。

問題は、何故、産科医が保険を支払うのか、
何故 『国が直接関わる話ではない』 のか、である。

保険額の検討は付かないが、出産育児一時金を2-3万円増額するのなら、
その増額分をそのまま 『保険』 とすれば良いのでは無いか。

それが、『自動車損害賠償責任保険』 と同様なのではないか?

勤務医にとって、『分娩費の増収』 は、『産科医の給料増加』 ではない。
勤務医は、病院から給料を貰っている。
病院が保険を払ってくれるなら、それでも良いのかも知れないが。

産科医のモチベーションがまた下がると思われる。

『医師不足』 対策になど、なるはずも無い。


非常に忙しく、訴訟が多い、全く報われない 『産科医』 の成り手を
少なくしたのは、ほかでもない、『医師不足』、『地方医療の崩壊』 を招いた
行政のせいである。

 『全国の8割 『産科医不足』 小児科、へき地医療も深刻』
 『医師不足①②』『地方医療の崩壊』   参照。


そういう自分も、既に崩壊している 『小児医療・新生児医療』 に携わっている。



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地域で呼び名が違うモノはたくさんあり、興味深い。

いわゆる 『方言』 の1種だが、その 『人体』 編があり、
面白かったので、紹介した。

今回は、第4弾 『意味が違う!編』 である。

 呼び名で分かる:地域編続・呼び名で分かる:人体編
 続・呼び名で分かる:名詞編 も参照。

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     続・呼び名で分かる:意味が違う!編
                                毎日新聞 2006.11.15
              http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/katei/news


いきなり・しんけん・えらい・なまら・でら・めっちゃ・ぶち・ばり・・・

読者アンケートで 『共通語だと信じていたが、よそでは通じなかった』
言葉を紹介する 『呼び名で分かる』。

第4弾は 『音が同じなのに、意味が違った!』 と驚いた言葉がテーマです。

ちなみに私の出身地・福岡では、物を片付ける、しまうことを
『なおす』 と言います。
『これ、なおして』 と言っても、修理を依頼しているわけではありません。

『なおす』 は九州各県のほか、西日本の広い地域で通じる。
『いかにも方言』 という響きでなく、共通語と同じ音を持つ言葉は、
つい普通に使ってしまいがちで、方言と気付かないこともあるようだ。

『えらい』 『怖い』 『キツイ』 『せこい』・・・
これらは、すべて 『疲れた』 という意味で使われている。
『他県の病院に入院中に 『先生、私、えらいんです』 と訴えたら、
医者に 『自分で(自分のことを)偉いと言うなんて』
とあきれられた』 (島根・70代)、
『体育大学出身です。講義の後、あちこちで 『えらい』 『こわい』
という声が聞こえたときは、頭の中が???でいっぱいでした』 (埼玉・40代)
といった体験談も寄せられた。
ちなみに 『こわい』 は富山や埼玉では 『硬い』 という意味で使われている。
『この肉、こわいよ』 と言った具合だ。

机を持ち上げて運ぶことを、愛知や岐阜、三重、長野では机を 『つる』、
愛媛や徳島では 『かく』 と言う。
標準語で 『かく』 は 『背中をかく』 などと使うが、
これも山梨や静岡では 『背中をかじる』 となるようだ。

『つぶれる』 『めげる』 『やぶれる』 は、それぞれ、大阪、兵庫、山口で
『壊れる』 の意味で使われる。
香川、徳島など四国では 『こぼれる』 ことは 『まける』。
石川や富山では 『もらう』 ことを 『あたる』 と言うらしい。
『ボーナスあたった』 と言うと、まるで宝くじのようだ。
お金を 『こわす』 『くだく』 『わる』 『こまめる 』は、
すべて 『両替する』 の意味。『大きなものを小さくする』
というニュアンスは、伝わってくる。
静岡では、お釣りを 『おかえり』 と呼ぶとか。

他にも、ごみを 『投げる』 =捨てる (北海道や東北各県)、
鍵を 『かう』 =かける (愛知)、 手袋を 『はく』 =はめる (北海道)、
米を 『かす』 =とぐ (愛知など)、 電車が 『つむ』 =込む (三重)、
歯が 『はしる』 =痛む (広島)・・・など、
他の地域の人には意味が通じそうにない動詞が数多く寄せられた。

強調などに使われる副詞にも、違う意味で使われているものがある。
広島では 『たちまち』 は 『とりあえず』 の意味。
居酒屋では 『たちまちビール!』 と注文するらしい。
山形で 『べらぼう』 は 『当てずっぽう、嘘』。
『べらぼう言うな』 と怒られたりするそうだ。
茨城では 『しみじみ』 を 『きちんと、しっかり』 の意味で使う。
学生時代、茨城県でアルバイト先の社員に 『しみじみやれよ』 と声をかけられ、
ついのんびりしてしまった経験が私にもある。
滋賀で 『ほっこり』 は 『うんざり』。
『今日の会合は、ほっこりした』 と聞けば、なんだかいいことのように思えるが。
『とても、たいへん』 は宮城で 『いきなり』、大分で 『しんけん』、
大阪や京都では 『えらい』。『いきなりおいしい』 『しんけんすごい』
といった具合に使われる。
この、英語で 『very』 に当たる方言はバリエーションが豊富だ(地図参照)。

very
↑クリックすると拡大します。

有名なところでは、なまら(北海道、新潟)、でら(愛知)、
めっちゃ(大阪)、ぶち(広島、山口)、ばり(福岡)・・・など。
岩井志麻子さんの小説 『ぼっけえ、きょうしゅえ』や、
島田洋七さんの 『佐賀のがばいばあちゃん』 などのように、
本のタイトルになった方言もある。
熊本の 『むしゃんごつ』 は 『武者のごとく』、『まーごつ』 は
『舞うごとく』 からきた言葉らしい。

あいさつなどの表現も意味が違うことがある。
鳥取で 『ようこそ』 と言えば 『ありがとう』 の意味。
和歌山や愛媛で 『こらえて』 は 『ごめんなさい』。
石川で、人の家を訪問したとき 『おしずかに』 と言われれば
『ごゆっくり』 の意味だ。
『うるさい』 と叱られたのではないのでご安心を。
『ためらって』 は、富山で 『体に気をつけて、道中気をつけて』 の意味。
別れ際にこう言われれば、つい帰るのをやめてしまいそうだ。

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やっぱり、これで、出身地が解るかも。

これまたしつこいが、やはり、『言葉』 には、歴史はあって、面白い。

是非、『方言』 談義して欲しい。



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『アンパンマン』 について、幾つか思った事を書いているが、
『アンパンマン』 の 『歌詞』 について パート3、である。

今回は、深い・・・、では無くて、少しどうかな、って思う事である。

しつこいが、まだまだ続く。

 『アンパンマン①』 から 『アンパンマン③』 なども参照。

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ドキンちゃんテーマソング


1.私はドキンちゃん
  なるべく楽しく暮らしたい
  お金はたくさんあるのがいい
  おいしいものも食べたいし
  遊んで毎日暮らしたい
  そんな私よ ドキン・ドキン
  わがままなのよ ドキン・ドキン・ドキン

2.私はドキンちゃん
  惨めな暮らしは大嫌い
  朝から晩までおしゃれして
  世界の中の誰よりも美しいねって言われたい
  そんな私よ ドキン・ドキン
  わがままなのよ ドキン・ドキン・ドキン

3・私はドキンちゃん
  生まれたときから美人だし
  頭の回転すばやいし
  この世の終わりが来たときも
  私一人は生き残る
  そんな私よ ドキン・ドキン
  わがままなのよ ドキン・ドキン・ドキン

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ある意味、素晴らしい歌、である。

『深い』 と言えば、『深い』 。

こんなにストレートに、『楽しく暮らしたい』、
『お金はたくさんあるのが良い』 『遊んで毎日暮らしたい』
と言えるのは、羨ましい。


生まれた時から美人だし 頭の回転すばやいし
この世の終わりが来たときも 私一人は生き残る


『自己犠牲』、『人生』・『幸せ』 の意味を探求している、
『アンパンマン』 とは、別世界の住人で、非常に面白い。

こんな人も居るんだ、という勉強にもなる。


 さらに、『アンパンマン⑤』 へ続く。



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『アンパンマン』 について、幾つか思った事を書いているが、
今回は、その 『歌詞』 について パート2、である。

しつこいが、まだまだ続く。

 『アンパンマン①』『アンパンマン②』 なども参照。

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アンパンマンたいそう


1.もし自信をなくして
  くじけそうになったら
  いいことだけ いいことだけ 思いだせ
  そうさ空と海を越えて 風のように走れ
  夢と愛をつれて 地球をひとつ飛び

  アンパンマンは君さ 元気を出して
  アンパンマンは君さ 力の限り
  ほらキラめくよ
  君は優しいヒーローさ

2.だいじなもの忘れて
  べそかきそになったら
  好きな人と好きな人と 手をつなごう
  そうさ僕と君をつなぐ 虹の橋を渡れ
  雨と雲が逃げて 太陽をひとまわり

  アンパンマンは君さ 勇気を出して
  アンパンマンは君さ 信じることさ
  ほらかがやくよ
  君はやさしいヒーローさ

3.楽しいこといっぱい
  でもさびしくなったら
  愛すること愛すること すてないで
  そうさ鳥も花も遊ぶ みんな君が好きさ
  涙なんかふいて 大空を飛びだそう

  アンパンマンは君さ いつでも君さ
  アンパンマンは君さ かわいい君さ
  ほらときめくよ
  君はやさしいヒーローさ

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『アンパンマンのマーチ』 に続いて、『アンパンマンたいそう』 も、
極めて、深い・・・。


『アンパンマンは君さ』
誰でも、『アンパンマン』 なのである・・・。


『もし自信を無くして くじけそうになったら
良い事だけ 良い事だけ 思い出せ』

『挫折』、『困難』 にぶつかった時の心の持ち方について、
元気をだすよう、励ましている。


『大事なもの忘れて べそかきそになったら
好きな人と好きな人と 手をつなごう』

『愛情』 の深さ、『信じること』 の大切さ、を諭している。


『楽しいこといっぱい でもさびしくなったら
愛すること 愛すること 捨てないで
そうさ鳥も花も遊ぶ みんな君が好きさ』

寂しくなっても、『愛する事』 を忘れないで、
皆が自分を支えてくれている、好きでいてくれている事を忘れないで、と。

全体を通して、『困難』 に打ち勝つ 『気力』、『愛情』、などを、
教えてくれている。

しつこいが、『アンパンマンは君』 なのである。


『アンパンマン④』 に続く。



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『アンパンマン』 について、幾つか思った事を書いているが、
今回は、その 『歌詞』 について、である。

 『アンパンマン①』『アンパンマン③』 なども参照。

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アンパンマンのマーチ


1.そうだ うれしいんだ
  生きる よろこび
  たとえ 胸の傷がいたんでも     
 
  なんのために生まれて なにをして生きるのか
  こたえられないなんて そんなのは いやだ 

  今を生きることで 熱いこころ燃える
  だから君はいくんだ ほほえんで   

  そうだ うれしいんだ
  生きる よろこび
  たとえ 胸の傷がいたんでも

  ああ アンパンマン
  やさしい 君は
  いけ! みんなの 夢 まもるため

2.なにが君のしあわせ なにをしてよろこぶ
  わからないままおわる そんなのはいやだ  

  忘れないで夢を こぼさないで涙
  だから君はとぶんだ どこまでも  
 
  そうだ おそれないで
  みんなのために
  愛と 勇気だけが ともだちさ   

3.時ははやくすぎる 光る星は消える
  だから君はいくんだ ほほえんで    

  そうだ うれしいんだ
  生きる よろこび
  たとえ どんな敵が あいてでも    

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かなり深い・・・。

全体を見回すと、『生きる喜び』 を噛みしめている。


『例え 胸の傷がいたんでも』
失敗が何だ、挫折が何だ、いじめが何だ、『生きている喜び』 に感謝したい、
そう教えている。


『何のために生まれて 何をして生きるのか
答えられないなんて そんなのは嫌だ』

非常に難しい問題・疑問である。
答えは、自分で探さないといけない。
『生きる目的』、『生きている証』 の探求、『生きている意味』 を考える、
などを促している。


『何が君の幸せ 何をして喜ぶ
解らないまま終る そんなのは嫌だ
忘れないで夢を こぼさないで涙』

これは、さらに、深い・・・。
『幸せ』 の探求、『夢』 を追う事への応援、など、
これは 『人生』 の大きな1テーマでもある。


『愛と勇気だけが友達さ』
多くの人が疑問に思う、『だけ』・・・。
『カレーパンマン』 は? 『食パンマン』 は?

やなせ氏によると、単に語呂が良かった、とも言っているようだが、
戦いの場には、仲間を巻き込まないという、『自己犠牲』 精神のようである。
『愛と勇気』 だけを支えに、孤独に戦う覚悟でいるらしい。

そこまで、仲間を思い、孤立する必要は無い。
仲間との協調性を歌って欲しかったと思う。


『時は早く過ぎる 光る星は消える』
『時』 は、『もの』 は、はかない。
『人生』 のどんな敵が相手でも、負けずに頑張るように応援している。


 『アンパンマン③』 に続く。




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『アンパンマン』 と言えば、言わずと知れた、こどもの大人気アニメであるが、
今回は、その 『アンパンマン』 について、幾つか思った事、を書く。

まずは、『アンパンマン』 が作られた経緯について、である。
その他、『歌詞』 について、なども続く。

 『アンパンマン②』『アンパンマン③』 ・・・・なども参照。
 しつこく、『アンパンマン⑤』 まであり。


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アンパンマン雑記帳    詩とメルヘン'76年6月号

怪傑アンパンマンは五月号で第一部完結となりました。
はじめに予定した結末と全くちがってしまい作者がびっくりしていますが、
このあと、書き続けるかどうか、まだはっきりしていません。
一応雑記帳のかたちでとりとめもなくアンパンマンおよび、
ぼくのメルヘンについての考え方をお話しておきたいとおもいます。

本当の正義とは?そして

ぼくがまだ子供のときのこと

アンパンマンは、ある日アンパンを見ていておもいつきました。
ぼくはだいたい子供番組のスーパーマンものを見るのが大好きであったのですが、
見ていて納得できないのは、スーパーマンと怪獣がやたらに大あばれする、
あたりじゅうメチャメチャに踏み荒しても、被害者に謝りにいったりしない。
正義の味方というけれど、本当の正義とはいったい何だろう?

そして、我々が本当にスーパーマンに助けてもらいたいのは、
たとえば、失恋して死にそうな時、おなかがすいてたおれそうな時、
あるいは旅先でお金がなくなった時、その他いろいろあるわけで、
そういう細かいところに気がつく優しいスーパーマンがいてほしいのです。
鉄橋もちあげたり、全くいそうにもないビニール製の怪獣を
なぐりつけてもらっても、あんまり心からよろこべない。

ぼくがまだちいさい子供の時、遠くの町へ遊びにいって財布を落してしまった。
ぼくは何も食べることもできず、第一、電車のキップを買うお金がない。
日暮れは追ってくるし、まわりは知らない人ばかり、
いったいどうしだらいいのか、死ぬほど心細かったのです。

しかたなしに、ぼくは線路を歩いて12キロばかり離れた自分の家まで
帰ることにした。ぼくは駅へいった。そしてぼうぜんとしばらくそこにたっていた。
日暮れの駅ほどあわただしくさびしいものはありません。

誰もかれも、急ぎ足で正確に自分の家を目指して帰巣本能の命ずるままに
せかせか歩いていて、ひとりのパッとしない少年がお金がなくて死ぬほど
困っていることに気がつくひとなどはいません。

無限とみえるほど大勢の人がいても、それは全く自分とは無関係で、
言葉さえ通じない異国の人、いや、むしろ、人間以外の何かのようにさえみえます。
ぼくはノロノロと移動して、線路への道をさがそうとした時、
『やなせ君!』 と呼ぶ声がする-。

見れば、ぼくの友人のK君がお母さんと一緒にいるではありませんか。地獄に仏!真実の神!ぼくはK君とそのお母さんのところにライトが
あたってそこだけバラ色に輝いているようにみえました。

その夜、オレンジ色の光の窓を行列させながら走っていった
帰りの電車の中で食ベたアンパンほどおいしい食べものをばくは知りません。
アンパンはぼくの食道にしみ、胃の粘膜にしみ、心にしみた。
ぼくは甘美な恍惚感にひたった。幸福は、時として不幸の時に実感する。

ぼくはその時に思った。
本当のスーパーマンは、ほんのささやかな親切を惜しまないひとだと。
そして、そういう話をいつかかきたいと子供心に考えたのです。

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何故、『アンパンマン』 なのか、
何故、お腹が空いて困っている人に、自分の顔を食べさせるのか、
そういう所が少し解った気がする。

怪獣をなぎ倒すヒーローではなくて、身近の困った人を助けよう、
というストーリーは見る人の共感を得やすい。

暴力的なシーンが少なく、親御さんにも安心出来る。


 『アンパンマン②』 へ続く。




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今回は、『抗ヒスタミン剤』 についてである。

『抗ヒスタミン剤』 は、アトピー性皮膚炎、蕁麻疹、アレルギー性鼻炎、
などに使用されるだけでなく、市販の 『カゼ薬』 などにも含まれ、
大変馴染みが深い薬である。

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抗ヒスタミン剤は、『ヒスタミン』 が 『ヒスタミン受容体』 と反応するのを
防いで、アレルギー反応を抑えようとする薬である。

『ヒスタミン』 とは、免疫系に関係する信号伝達物質である。

喉・鼻粘膜の上皮に多い肥満細胞・好塩基球などに存在し、
アレルゲンが体内に侵入すると、ヒスタミンが放出される。

これが過剰に放出されると、鼻水・痒み、粘膜の発赤・浮腫といった
アレルギー症状を引き起こす。

これは放出されたヒスタミンが、ヒスタミン1型受容体(H1受容体)という
タンパク質と結合することによって起こる。

抗ヒスタミン剤は、ヒスタミン受容体の接着部分を覆ってしまう事で、
ヒスタミンの結合を防ぎ、症状を抑える。

花粉症、アトピー性皮膚炎をはじめとする様々なアレルギー性疾患、
かぶれ、虫さされ、などにも活用され、病院でも頻繁に処方され、
また市販薬にもよく配合されている。

抗ヒスタミン薬には、H1受容体拮抗薬とH2受容体拮抗薬(H2ブロッカー)とがある。

H2受容体は主に胃壁細胞の表面にあり、胃酸分泌の引き金となる。


しかし、一方で抗ヒスタミン剤は中枢神経を抑制し、
『鎮静作用』、『催眠作用』 などの副作用をもたらす。

眠気などの鎮静作用は、脳内に以降したH1受容体拮抗薬が、
脳賦活作用を持つヒスタミンとH1受容体との結合を競合的に阻害するために
起こるものと考えられている。



ヒスタミンの脳への作用

4



抗ヒスタミン剤を飲んだら、自動車の運転をしてはいけない
と抗ヒスタミン剤の注意書きにも明記してある。


のどが渇き、吐き気や下痢、便秘など胃腸にも害をもたらすこともある。

抗ヒスタミン剤を飲むと、グラス4杯分のウイスキーを飲むのに
匹敵するほどの能率低下をもたらす

と指摘する専門家もおり、その弊害は大きいと認識しなければならない。

また、眠気が無いからといって、『作業能力が低下していない』
という訳ではない点も重要である。

眠気を感じていなくても、正常な理解力・集中力が大きく低下している場合がある。

抗ヒスタミン剤を利用しているこどもの学力・生活姿勢に問題がある場合には、
その原因の1つとして、副作用を疑ってみるべきである。

ただし、こうした副作用、特に眠気・だるさに対する対処がなされ、
眠気を催さない抗ヒスタミ剤が徐々に出回ってきている。

日本で承認されている抗ヒスタミン剤のうち、
添付文書に眠気についての記載が無いのは、
現在の所 『アレグラ』 と 『クラリチン』 に限られている。

決して、宣伝では無いが。


 『抗ヒスタミン剤と眠気』 に続く。



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今回は、少し、頭を使うのを休憩して、『塗り絵』 についてである。

『塗り絵』 お勧めのサイト紹介である。

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ぬりえやさん
http://nurie.ciao.jp/

  『子供ぬりえ』、『文字ぬりえ』、『ぬりえ遊び』、『大人のぬりえ』 と種類が豊富。

  『子供ぬりえ』 も、『レストランごっこ』、『メッセージぬりえ』、『人形劇ぬりえ』、
  『お面ぬりえ』、など内容が充実している。

  かなり、おすすめ。


知育あそび&こそだてわあるど/ぬりえ
http://www.sakunet.ne.jp/~hayaka1/nurie.html

  おすすめは、『オリジナルキャラクターのぬりえ』
  虫を題材にしたキャラクターぬりえ。
  その名も 『虫ムシ戦隊ごひきジャー』 (蜂・蝶・トンボ・カブト虫・クワガタ虫)


キッズ@nifty/おやこであそぼう
http://kids.nifty.com/enjoy/index.htm


青色超人
http://www.k4.dion.ne.jp/~aoiro/


ぬりえ王国/ぬりえ動物園
http://hirobeeee.web.fc2.com/index.html





オンラインぬりえ
クリックする事で色が塗れるため、比較的、小さいこどもでも楽しめる。


ソラゴトキッズ
http://homepage2.nifty.com/nurie/


ニコニコ村/ニコニコぬりえ
http://www.nikonikoehon.net/nurie.htm




そして、最もおすすめは、

京都市消防局
http://www.city.kyoto.jp/shobo/frame_kodomo.html

  この中の、『しょうぼうえほん ぬりえ 消太くんをさがせ!』 は必見。

  『ビルかさいでのかつどう』、『こうつうじこでのきゅうじょかつどう』、など、
  極めてマニアック。



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今回は、タミフルと、その副作用の可能性がある異常言動について、である。

 『インフルエンザ治療薬 タミフル』 も参照。


 その他の関連記事

 『タミフル:インフルエンザの季節控え、多用ご注意』 
 『転落死の中2、タミフル服用か インフルエンザで 愛知』
 『中2がタミフル服用後に転落死 仙台』
 『タミフル:転落死との因果は未解明 では、どう付き合えば』
 『タミフル 10代の使用制限』
 『14歳男子 タミフル服用せず飛び降り』
 『タミフル服用10歳未満でも異常23件』
 『タミフルで異常行動、インフルエンザ無関係』

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  タミフルと異常言動、関連性 『なし』 厚労省研究班
                              2006.10.29 asahi.com
               http://www.asahi.com/life/update/1029/009.html

抗インフルエンザウイルス薬 オセルタミビル(商品名タミフル)の
服用者が異常言動で死亡した例などが報告されているが、
『小児のタミフル服用と異常言動の関連性は認められなかった』 という
研究結果が厚生労働省の研究班(主任研究者、横田俊平・横浜市立大教授)
の調査で分かった。

異常言動は、インフルエンザの合併症として多く発生する脳症の前にも出る
とされるが、タミフルの服用が影響しているのか注目されていた。

調査は昨年度、全国12都県の小児科医を通して行い、
2846件(99.5%が0歳から15歳まで)の回答を得た。
発熱後7日間の服薬状況や肺炎や中耳炎の併発、けいれんや意識障害、
幻覚やうわごとなどの異常言動があったか答えてもらった。

調査対象の患者の 9割 がタミフルを服用していた。
服用した患者の異常言動発生率は 11.9%
一方、服用しなかった患者の異常言動の発生率は 10.6% だった。
統計学的に意味がある差ではなかったという。

医師への調査とは別に、患者の親らにも調査票を配って調べた所、
2545件の回答があった。
こちらもタミフル服用による異常言動の発生率の上昇はみられなかった。

厚労省によると、01年の販売開始から今年6月末までに、
タミフル服用後に異常言動などで 死亡 した16歳以下の患者は 15人
医薬品による副作用被害に救済金を支給する国の制度に申請した例もあるが、
これまでのところ、副作用と認められたケースはない。

タミフルは、鳥インフルエンザが変異して起きるとされる
新型インフルエンザの治療薬としても期待され、国や自治体が備蓄を進めている。
横田教授は 『明確な結論を得るにはさらなる検討が必要で
今年度も詳細な研究をする』 と話す。

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報告の中で、幾つか、驚く事がある。

まずは、調査した患者の 9割がタミフル を飲んでいた事である。

飲み過ぎ、出し過ぎ、である。

『異常言動』 についても、10人に1人 では多過ぎる。

『ニヤリと笑う』、『うわ言』 など軽微なものも含めた
『異常言動』 のため、高率であるのだが、
それ程多いと 『脳症』 を拾い上げるのが難しい。

重篤な副作用の可能性があるもの、例えば、『窓から飛び降りる』、
『外に出て走り出す』、呼吸困難、チアノーゼ、などの
最も危惧される事故死につながるような重篤な異常行動だけではない。

強い症状の 『異常言動』 が本来、非常に問題であるが、
極めて軽い症状のものがかなり多数加えられると、
本当に重篤な副作用が薄まってしまう。

しかも、たみふる内服の有無の母数が、こんなに差があると、比べようが無い。

調査上、タミフルを内服してない人があまりにも少な過ぎる。


個人的な意見は、タミフル自体が 『異常言動』 を高い確率で起こす
とは考えてないが、何せ、飲むのはインフルエンザの患者さんだけである。
しかも、全国民的に飲み過ぎである。

そういう全身症状の強い、状態の悪い、患者さんの大多数に使用すれば、
重篤な副作用が出る事は容易に想像出来る。
もちろん、因果関係など証明出切る訳が無い。

通常、インフルエンザはタミフルを使わなくても治る病気である。

使わなくて良いと思える患者さんには使うべきでは無いだろう。

しかし、実際、その選択は極めて難しい。



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今回は、『アトピービジネス』 についてである。

民間療法を否定する訳では決してなく、
『悪徳業者・悪徳商品』 にひっかからないように注意を促したいだけであるため、
誤解しないで頂きたい。

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『アトピービジネス』 とは何か?

甘い言葉で治療に対する効果を実際以上、もしくは、嘘を宣伝する事により、
アトピーに悩む人達からお金を巻き上げるビジネスである。

アトピー性皮膚炎をこじらせて重症化した患者の悩みに付け込んで、
『これを使えば、アトピーは必ず治る』、『○か月で治る』 などと、
『驚異の治療法』 と称して、高額な商品を売りつけ、特殊な治療法を勧める。

業者は、ステロイド軟膏を 『悪の権化』 にみたて、
『ステロイドを使っている間は治らない』、『悪化するのはステロイドのせいだ』
と不安をあおり、その代わりに自らの商品・特殊療法を宣伝する。


民間療法でも、それが有効かどうかは科学的な根拠をきちんと示す必要があり、
本当にアトピーの人達の立場にたって治療を考えているかどうかが重要である。

医療機関での治療は、通常、アトピーに何%効くかという
エビデンスに基づき診療している。

 『エビデンス』とは 参照。

しかし、アトピービジネスの宣伝は、効かない例を示さない。

効かない例があると、売れないからである。

どんなにアトピーに悩まれていても、まず治療効果はどれぐらいあったか、
といった正確なデータがあるかどうかを冷静に判断するべきである。



アトピービジネスの問題点

アトピー性皮膚炎への正しい理解から患者を遠ざけ、誤った治療法により、
病気が悪化する。

症状の悪化をすべてステロイドのためと誤解して、アトピーの悪化因子を
見逃してしまう。さらに悪化してしまう。

『一生治らない病気が治るのだからこれ位は安い』と言われ、
高価な商品を買わせられる。

マスコミ報道にも問題があり、『アトピーがすぐ治る』 などと誤って報道すると、
患者がその特殊療法に飛びついてしまう。

一部の医者が脱ステロイド治療と称して、アトピービジネスを行っている事は、
非常に大きな問題である。

医者が勧めるとなると、さらにだまされやすい。



何故、アトピービジネスが増えたか?

アトピー性皮膚炎の発症は、体質・環境などの関与しているが、
真の原因は解明されていない。

 『アトピーの原因』『アトピーは一生治らないのか?』 参照。

治療法も確立さされたものはなく、患者さん個人により違うため、
非科学的な治療法が入りやすい。

従来からアトピーの治療は、ステロイド軟膏外用による対症療法である。

 『ステロイド軟膏の使い方』 参照。

従って、『アトピーはステロイド薬では治らない。
体の中から根本的に体質を変えなければダメですよ』
という誘いに乗りやすい。

 『アトピーと体質改善』 参照。

また、ステロイド外用剤も乱用すると副作用やリバウンドがあり、
患者の中には 『ステロイド恐怖症』 の人が少なくない。

 『ステロイド軟膏のリバウンド』 参照。

ステロイドの副作用などに対する過去のマスコミの過剰報道も原因である。

ステロイドの安全性を医師がいくら説明しても、
アトピーの原因、増悪因子、などの充分な説明をしないで、
ただステロイド軟膏のみを処方する治療には患者さんは納得しない。

多くの患者さんが、『アトピービジネス』 に走るのは、
ステロイドを悪者にして、ステロイドを使う医師を 『悪徳医師』 とし、
医者と患者さんを引き離すという作戦にはまってしまった結果ではあるが、
そのような、『医者不信』 を招いてしまった原因には、
医者が患者さんの悩みを解り、疑問に答えていない結果である、
という事を真摯に受け止めなければいけない。


怪しい商品の見分け方はいくつかある。

『必ず治ります』、『100%、○ヶ月で治ります』
といった言葉は大抵、大袈裟・誇大広告である。

誰にでも、100%効果のある薬など、まず存在しない。

そもそも、アトピー性皮膚炎はすぐには治らない。
アトピー皮膚炎の定義は、『6ヶ月以上続く湿疹』 である。

使った人で良くなったなど、都合のよい体験談しか載せない。

ステロイドの副作用を 必要以上に強調 して自らの製品を宣伝する。

悪化した時には、『毒を出しているから悪くなっています』、
『ステロイドなどを使ったせいです』 などと使用した本人のせいにする。



アトピービジネスのマインドコントロール

何十万円もする掃除機、健康保険の利かない薬、入浴剤、健康食品、など、
その商品を使えば、アトピー性皮膚炎が、根治するかのような印象を与える、
マスメディアを利用した 洗脳 である。

また、ステロイドを 『悪者』 として攻撃し、
自らの商品が副作用なく、体質までも改善するかのように言っている。

これまで、彼らのステロイドを怖がらせる戦略は、大成功している。

もちろん、高額な治療・商品の中にも、効果の良いものもある ため、
その見極めは非常に難しい。

そのやり方であるが、はじめに、アトピー性皮膚炎を 『難病』 と思い込ませる。

『難病であるのでステロイドを使っていたら一生治らない』 と繰り返し、
患者に絶望感を与える。

そして、ステロイド外用薬の副作用を極端に強調し、不安感をあおる。

その後、『アトピーからの離脱』、『水でよくなるアトピー』、
『ステロイド治療こそ重症アトピーの根源』 などのパンフレット・書物をみせ、
アトピーを治すためには体の中から体質を変える必要を強調する。

治癒した具体例をもっともらしく示し患者を納得させ、
ステロイドの代わりに業者の商品・特殊療法を使えば良くなると宣伝する。

新興宗教と同じ方法である。

患者の症状が悪化した時は、
『体の中の毒が出ているので、いったん全部出した方が良い』、
『過去のステロイド外用剤のリバウンド現象で、よくなる前の好転現象』

であると言い逃れ、さらに症状が悪化して特殊治療に疑問を持ち出すと、
『良くならないのは、努力が足りない』、『食べ物が悪い』、
『ストレスが溜まっている』 など、誰にでも心当たりがある事を言って責任を逃れる。

その後、さらに症状が酷くなると、患者は学校・会社を辞めて、
家に引きこもったり、入院する羽目になる。


つまり、
アトピーは 『難病』 で一生治らない、と 絶望 させる。
ステロイドの外用薬を使うから良くならない、と 不安をあおる
特殊療法による 『奇跡』 を示し、解決法を提示する。


巧妙な販売戦略として、
慈善事業のように装い企業としての性格を表に出さない、
○○友の会などの公的な団体を思わせる名称で宣伝する、
『脅威の○○療法』 などのタイトルの本を出版しその本の広告をする、
民間療法をニュースとしてマスコミに乘せる、などを行っている。

本当に効果があるのか、信頼出来るのか、を、区別するのは非常に難しい。



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地域で呼び名が違うモノはたくさんあり、興味深い。

いわゆる 『方言』 の1種だが、その 『人体』 編があり、
面白かったので、紹介する。

 呼び名で分かる:地域編続・呼び名で分かる:名詞編 
 続・呼び名で分かる:意味が違う!編     も参照。

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         続・呼び名で分かる:『人体』 編
                                   毎日新聞 2006.11.1
            http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/katei/yobina/news


『ものもらい』、250種以上・・・嫌悪感・親近感も
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『ものもらい』 何と呼ぶ?

読者の皆さんから寄せられた 『共通語だと思っていたのに、
よそで使って驚かれた言葉』 には、人体にまつわる言葉が多く挙がりました。

そこで今回は 『体のパーツ』 編。

『ものもらい』 や 『鳥肌』 といった病気や状態を指す言葉にも、
多くの方言があります。

寄せられた情報の中で、最もバリエーションが豊かだったのは 『ものもらい』。

医学的には 『麦粒腫(ばくりゅうしゅ)』 といい、
まぶたの縁や内側に黄色ブドウ球菌などの細菌が感染して起こる目の疾患だ。

『学生時代、目にできものが出来た大阪出身の友人に 『ものもらいだな』
と声をかけたら 『ちゃう、めばちこや』 と言われた。
そのとき隣にいた宮崎出身の友人は 『それは、めいぼ!』
と譲らなかった』 (埼玉・40代)。

『東京で 『めばちこ』 と言って 『湖の名前ですか』
と聞かれた』 (大阪・30代)、などの体験談も多かった。

『バカ』 (宮城)のように嫌悪感が伝わる言葉もあれば、
『おひめさん』 (熊本)、『おきゃくさん』 (佐賀)、
『おともだち』 (沖縄)のように親しみのある呼称の地域もある。
両極端の印象が、呼び名として存在しているのは興味深い。

ロート製薬(大阪)は04年、全国約1万人を対象に、
『ものもらい』 を何と呼ぶか調べた。

同社の調査データを参考に、各都道府県で最もポピュラーな
『ものもらい』 の呼び名をまとめたのが地図だ。

『呼び名は全部で250以上もあった。世代別にみると、
10-50代は共通して1位が 『ものもらい』。
若い人を中心に、標準語が浸透しつつあるようだ』 と、同社広報調査室は話す。


打撲したときなどに内出血して出来る 『あざ』 も、
どう呼ぶかで出身地が推測できそうだ。
しかも、色は青か黒かに分かれる。

あおなじみ(茨城、千葉)、あおにえ(愛媛)、あおたん(北海道、東京など)、
あおじみ(福岡)などは 『青』 派。
『黒』 派は、くろにえる(愛知)、くろにえた(岐阜)、くろち(宮城、熊本)などだ。
『くろち』 は漢字で 『黒血』 と書くらしい。


また、傷跡などに出来る 『かさぶた』 を、
熊本、長崎、宮崎、鹿児島などでは 『つ』 と一文字で表現する。

『社会人になるまで 『つ』 が標準語で、
『かさぶた』 は別の皮膚病だと信じていた。
東京の大学に進み、宮崎弁が出ないように話していた友人も、
ある日自分の腕にできたかさぶたを 『つ』 と呼び、
友人たちが固まったのを見て 『やっちゃった~』
と気付いたそうだ』 (宮崎・30代)とのエピソードも寄せられた。


鳥肌を 『さぶいぼ』 と呼ぶのは、大阪とその周辺。
福岡や宮崎では 『さむさむ』 と言う。
地域は特定できなかったが 『ふゆふゆ』 という呼び名もあるらしい。


鹿児島で 『頭』 は 『びんた』。
『平手打ちの 『びんた』 は、逆に意味が分からなかった』 (鹿児島・40代)とか。

『びんちょ』 は長崎で 『もみあげ』 のこと。

『つむじ』 は 『ちょうまく』 と言うそうだ。
体の頂で巻いているから 『頂巻く』 なのだろうか。

広島ではまゆ毛を 『まひげ』、長野では舌を 『へら』 と呼ぶらしい。

ひざのことを 『すねぼん』 と呼ぶのは岡山。
かかとは 『あど』 (熊本)、太ももは 『ももど』 (佐賀)。
おしりの穴を 『けつめど』 (茨城)、『じごんす』 (鹿児島)と言うなど、
独特の呼び名は体の隅々にあった。

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『ものもらい』 の呼び方地図が面白い。

これで、出身地がバレルかも。



 ↓少し順位が上がりました。応援ありがとう御座います。
   




地域で呼び名が違うモノはたくさんあり、興味深い。

いわゆる 『方言』 の1種だが、その 『人体』 編があり、
面白かったので、紹介した。

その前に、『名詞編』 があった。

 呼び名で分かる:地域編続・呼び名で分かる:人体編
 続・呼び名で分かる:意味が違う!編    も参照。

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          続・呼び名で分かる:名詞編
                                  毎日新聞 2006.10.23
            http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/katei/yobina/news


続・呼び名で分かる:名詞編 なぜか多い学校関係

通じない・名詞編
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あるモノを何と呼ぶかで出身地がわかる 『呼び名で分かる・地域編』 に、
多くの反響をいただきました。
その後 『あなたは共通語だと思っていたのに、よそで使って驚かれた言葉』
を募集したところ、全国から1000件を超す情報が寄せられました。

まずは、物の呼び名などの 『名詞編』 から。

読者から寄せられた、主な 『へえ!』 を地図にまとめた。
地域特有の呼び名を持つモノは、なぜか学校関係の用語に多い。
愛知では授業と授業の間の休み時間を 『放課』 という。
15-20分ある少し長い休みは 『大放課』、
千葉の一部では 『業間』 というのだとか。

体操服は宮城では 『ジャス』。『ジャージースーツ』 の略らしい。
東京女子大の篠崎晃一教授(社会言語学)によると、
『地元では最近 『標準語ではないようだ』 と気付き、
使う頻度が徐々に減っているそうです』。
山梨では 『ジャッシー』 という。

また、ひざを抱える体育座りは愛媛で 『おちょっぽ』。

正座は福井で 『おちょきん』、長野で 『おちゃんこ』、
沖縄では 『ひざまずき』 となる。

文具の呼び名も違っていた。
定規を 『さし』 と呼ぶのは大阪、広島、徳島など西日本各地。
静岡では 『せんひき』 という。

言葉を聞いただけではイメージ出来ず 『何、それ?』
と聞き返してしまいそうな名詞も。

富山で 『じゃみじゃみ』 は、テレビの放送終了後に映る通称 『砂嵐』 のこと。

大阪や京都、香川では、ゆで卵を 『にぬき』 と呼ぶ。

自転車の 『ケッタ』 (愛知など)は分かるが、
三重では原付きバイクがなぜか 『ゴンタ』。

狭い道で車がすれ違うことを、福岡や山口などでは 『離合』 という。

さらにバリエーションを探してみたい調査対象も見つかった。

例えば、セミの幼虫。
新潟県小千谷市で 『うまうま』、兵庫県赤穂市で 『がんざ』 と言うらしい。

また、電灯についているオレンジ色の小さな電球は、宮崎県で 『にしょっこう』、
大阪や京都では『あかだま』。メーカーによっても違う。

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これで、やはり出身地が解るかも。

『言葉』 には、歴史はあって、面白い。



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地域で呼び名が違うモノはたくさんあり、興味深い。

いわゆる 『方言』 の1種だが、その 『人体』 編があり、
面白かったので、紹介した。

その前に、『名詞編』 と 『地域編』 があった。

 続・呼び名で分かる:名詞編続・呼び名で分かる:人体編 
 続・呼び名で分かる:意味が違う!編     も参照。

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        呼び名で分かる:地域編
                                 毎日新聞 2006.9.20
           http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/katei/yobina/news


出身地を推測できる 『ばんそうこう』
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『ばんそうこう』 何と呼ぶ?

『ねえ、リバテープ持ってる?』。
そう口にして、友人や同僚に妙な顔をされた経験がある。私は福岡県出身。
『リバテープ』 は九州を中心に流通するガーゼつき救急ばんそうこうの商標名だ。
地元では通じるが、よその皆さんには通じなかった。
実は、それを何と呼ぶか、で出身地が分かる物は少なくない。
あなたは 『ばんそうこう』 何と呼ぶ?

ばんそうこうは、各地で 『バンドエイド』 『カットバン』 『サビオ』
など商標名で呼ばれていることが多く、どう呼ぶかで出身地が推測できる。

東京女子大の篠崎晃一教授(社会言語学)は、
呼び方の地域的なバリエーションを 『方言』 ととらえ、約10年前に全国調査した。
どの地域でも一般名称である 『ばんそうこう』 のほかに、
複数の呼び方が存在している。
篠崎教授の調査を参考に、その都道府県で一番ポピュラーと思われる
呼び名の分布をまとめたのが別図だ。

広く浸透しているのは、現在43%の市場シェアを誇るジョンソン&ジョンソンの
『バンドエイド』 だ。
篠崎教授の調査時点で、全国でテレビCMをしていたのは 『バンドエイド』
だけだった。日本上陸は59(昭和34)年。
メディアの影響力も後押しして、最も有名なブランドになったといえる。

『リバテープ』 は60(同35)年に星子旭光堂(現リバテープ製薬)が発売。
創業のルーツが西南戦争という、熊本県のしにせメーカーだ。
『熊本での認知度はほぼ100%。九州の人なら一度は聞いたことがあるはず』
と同社総務部。九州では、ほかに 『カットバン』 の知名度も高い。
命名の由来は 『ばんそうこうをカットしたもの』だから。
佐賀県に本社のある祐徳薬品工業の商品だ。
北海道での呼び名 『サビオ』 は、もともとスウェーデンの有名メーカーの商品。
日本では63(同38)年からニチバン、75(同50)年以降はライオンが
ライセンス契約を結び、販売していた。
『20年ほど前は、北海道でシェア1位だった』 (ライオン広報部)が、
02(平成14)年に製造が中止されている。
商品は消えたのに、商標名が一般名詞として使われ続ける珍しい例だ。

篠崎教授は 『現代になって新しく出来たものの場合、
ホチキス、サランラップ、宅急便などのように、
特定のブランド名が一般名称のように定着する例はある。
ばんそうこうは、複数の商標名が定着しているうえ、地域的な特徴も大きい』。
かなりユニークな存在といえそうだ。


大きく分けて、関東と関西、東日本と西日本で呼び方が違う物も少なくない。

例えば 『赤ちゃんの夜泣き薬』。東では 『宇津救命丸』 だが、
西では 『樋屋奇応丸(ひやきおうがん)』。
どちらも商標名だが、代名詞化している。

一般名詞では、画びょうと押しピン、お漬物とお新香、お汁粉とぜんざい、
今川焼と回転焼 (ほかに大判焼、二重焼などの呼び名もあり) などだ。


また、省略の仕方が東西で違う例も。

ファストフードの 『マクドナルド』 は関東は 『マック』、
関西は 『マクド』。

約1500万部のロングセラー 『試験に出る英単語』 は東日本では 『でる単』、
西日本では 『しけ単』 が主流だ。

日本マクドナルド広報部は、
『何故2種類の省略があるのか、どこが東西の境か。よく質問されるが、
諸説あって正直よくわからない。会社側からは省略形で呼んだことはなく、
どちらもお客様がつけてくれた 『愛称』 なので、ありがたいことです』 と話す。


さらに 『局地的』 に特殊な呼び方をする物もある。

例えば、中部・近畿ではコーヒーに入れるミルクを 『フレッシュ』 と呼び、
関西では一部年配男性がアイスコーヒーを 『レーコー』 と言う。

『おねえちゃん、このレーコー、フレッシュついてへんで』 という具合だ。

鶏肉を 『かしわ』 と言うのは近畿、九州など。

鹿児島では黒板消しを 『ラーフル』 と言い、出身者の生活家庭部デスクは
『大学で上京するまで、外来の標準語だと思っていた』 と話した。

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これで、出身地が解るかも。

やはり、『言葉』 には、歴史はあって、面白い。



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『奈良の妊婦死亡問題』 についてのコラム①、を参照して頂きたいが、
今回のこの記者コラムの記事を見て、さらに、マスコミへの不満を感じた。

言い訳してくれただけましなのかも知れないが、『医療問題』 が解ったのなら、
自分の非を認めるなら、もっと、もっと、『ペン』 で頑張って欲しい。

何度も言うが、マスコミには力がある。

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       医療現場の声聞いて
                日刊スポーツ新聞社 記者コラム 2006.11.3
            http://blog.nikkansports.com//nikkansports/writer


厳しい意見を頂きました。
前回、奈良の町立病院で妊婦が出産中に意識を失い、
18病院が受け入れ不可能と判断、
約6時間後に男児を帝王切開で無事出産も母親は死亡したことで、
私は医療を批判しました。
そして医療関係者から、実態を知らずに書いたことへの抗議と、
現状を知らせるメール がたくさん届きました。
多くは、『感情むき出しの批判の垂れ流し』 との声でした。
その通りです。改善策も示さず、感じたままを文字にしました。
医療がどれだけ混乱しているかを、どんな形であれ読んだ人に痛烈に、
思い知ってもらいたいと思いました。
主観を前面に、一方的な視点で言葉を投げることにしました。
なぜなら、私のように無知でも、病院は救ってくれるんだと信じ、
医者にすがるしかない人が、どれだけ深く絶望したかを、
そのまま伝えたかったからです。
読んですぐ忘れられてはいけないテーマと思い扱いました。
読む人の心に石を投げ込むように書きました。
『知りもしないで』 との声もありました。
知る→書く、知らない→書かない。これは論理的なことです。
我々の仕事は、知る→取材→書く→検証、の連続です。
一方でこうしたコラムに臨む時、大きな驚きや失望に接した時、
『知らない』 『取材していない』の理由で書かないことには疑問があります。
問題が起きたその時に、伝えたいものがあるのなら、
事実を踏まえてどれだけ提起できるか。これも求められると思います。

今回のケースは、
①産婦人科、脳外科、麻酔科、小児科などの医師、
 大勢のスタッフが必要な非常に難しい状態だった、
②地域に対応可能な高次医療機関の不足
 (社会保障への国、地方行政のあり方も関連)、
③度重なる訴訟で、助けられそうにない患者は引き受けない、
 いわゆる 『防衛医療』 への加速、
などが背景に考えられます。

訴えられるケースが増え、産科医、小児科医などへのなり手の減少もあります。
病院の能力以上の患者を受け入れ
それ以前の入院患者への対応が不安視される時、病院は、
『引き受け不可能』 と判断する。現場の生々しい言葉でした。
まるで診察をするように、私への感情を抑え、
静かに真実を伝えようとする文章がありました。
現場には、『助けたい』 と懸命に働く人が多いことも
今さらながら十分に分かりました。
医療現場の病巣は深く、いつ、どこで、誰が同じ目に遭うか、
不安はみんなが抱えています。知れば知るほど絶望します。
『何故助けてくれないの』。
私は弱い側のやり場のない悔しさを医療へ向けて投げました。
そして、『救いたくても救えないんだ』 の声を聞いたその先に、
強いはずの医療が実はもろく、その崩れ方を知らずに、『助けてもらえる』
と信じていた現実を知りました。
医療が命を救う、その根元が折れそうです。
人は必ず医療の力を必要とします。例外なく誰もが、この混乱を
『冷静』 に見つめて行くしかないと自戒を込めて感じました。

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医療がどれだけ混乱しているかを、どんな形であれ読んだ人に
痛烈に、思い知ってもらいたい
・・・

前の記事はそうではなかった。
ただの病院批判であり、『医療問題』 については全く触れられてない。


『知りもしないで』 との声もありました・・・

知らないから書いてはいけない、とは誰も言っていない。
少し調査してから書けば、前回のような記事にはならず、
今回の記事にあるような 『医療問題』 を挙げつつ、
もっと建設的な、前向きな、記事が書けたと思う。


現場には、『助けたい』 と懸命に働く人が多いことも今さらながら
十分に分かりました
・・・

何故、それが解っていなかったのか?
『助けたい』 と思わない医療スタッフが居ると思って居たのか?
地域の医者がどれだけ頑張っているのか、知らずに、記事を書いていたのか?


混乱を 『冷静』 に見つめて行くしかない・・・

マスコミには力がある。

『冷静に見つめる』 暇があったら、どんどん、記事にして、
事態を良い方に進めようと考えて欲しい。




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『奈良の妊婦死亡問題』 についてのマスコミの報道について、
事件の『本質』、つまり、『医療問題』について、何にもマスコミは解ってない事は、
今までにも書いてきた。

 地方医療の崩壊『奈良の妊婦死亡問題』 から
 『奈良の妊婦死亡問題』に対する個人的な意見』、 なども参照。

その中でも、強烈な衝撃を受けた、日刊スポーツ新聞の記者コラムがあった。

マスコミはこんなにも、解ってないのか?

世間の人は、こう感じているのか?

あまりに医療状況を解ってない衝撃的な内容であったので、
怒りを通り越して、悲しみ・無力感を感じた。

しかし、同じ人物が、再度コラムを書いているのを見て、さらに、
大きな衝撃を受けたので、たまらず書く事にした。

 『奈良の妊婦死亡問題』 についての記者コラム② 参照。

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          命を救ってこそ病院
                   日刊スポーツ新聞社 記者コラム 2006.10.24
              http://blog.nikkansports.com//nikkansports/writer


命にかかわる緊急事態で医師の治療が切迫しているのに、
受け入れ病院が決まらず焦る。
誰でもいいからすがり付きたい。わらにもすがる思いだ。

今年8月、奈良県町立大淀病院で出産中の妊婦が意識不明の重体になった。
受け入れ先の病院を探すも、18病院に 『満床』 を理由に拒否され、
妊婦さん(32)は19カ所目の病院で脳内出血と診断された。
緊急手術で男児出産も約1週間後に死亡。
意識を失ってから処置を受けるまで6時間かかった。

激しい怒りが込み上げる。
拒否した病院の無責任さ、
受け入れ先を見つけられず手間取った病院の無能

ぶりに対してだ。
該当する18病院は高崎さんの死をどう受け止めるのか。
『我々以外の17病院も拒否した。責任は18分の1だ』 とでも言うのか。
『18病院もが受け入れできなかったのだから致し方ない。非常に残念です』。
そんな空々しいコメントが容易に想像出来る。
後日、実は新生児集中治療室が満床ではなかった病院の存在が明らかになった。
その病院は切迫早産で入院中の妊婦のためベッド確保の必要があった、
と説明している。
理由はあるだろう、いくらでも。
後から探せば何とでも言える。
出来ない理由など100でも1000でも探せる。
難しくても急を要する患者を、厳しい条件下で受け入れ、
出来得る限りの治療を施すのが医療人の使命であり義務だ。
時間的余裕もあり誰でも治せて、助かる確率が高い患者だけを選んでいるのか?
18病院が受け入れの姿勢を見せていれば、
助かる確率は19番目の病院到着時よりも高かった。
その事実をどう思うか。

以前、家族が意識を失い救急車で搬送された。付き添った救急車の中で驚いた。
受け入れ先が見つからない。1時間は待っただろう、家の前で。
救急車は停車したままだ。
隊員は困った表情で、
『ベッドがいっぱいで入院は出来ないそうです。どうしますか?』
と、1病院ごとにこちらに判断を求めてきた。
精神的なゆとりはわずかにあったが、緊急搬送の実態を知って焦りは倍増した。
『ベッドがどうかは気にしないで下さい。まず治療を受けられる病院に、
それも一番近いところに運んでください』と伝えて、ようやく走りだした。
信号を無視して突っ走る救急車に乗りながら、ものすごく矛盾を感じた。
『ここで急ぐことよりも、もっと根本のところが間違っている』。

18病院は大淀病院がどの順番で打診したかを知りたがるだろう。
そして、早くに打診された病院は、
『我々に打診された時はまだ重篤ではなかったはず』 と言い逃れ、
最後の方の病院は、『自分たちよりも前に打診された病院の責任が重い』
と主張するだろう。

○○さんが亡くなり、これだけずさんな実態があらわになった。
死に至らないケースはもっとある。とても人を助けるどころじゃない。
命を救うのが病院ではないのか。
命を見捨てた18の病院に言いたい。恥を知れ。

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完全に、状況を理解せずに書いた、ただの感想である。
推測のみで書いてある部分も多い。

以前、家族が救急搬送された時に 『間違っている』 と感じたなら、
何故、その時、声を上げなかったのか?


拒否した病院の無責任さ、受け入れ先を見つけられず手間取った病院の無能・・・

当時の状況をどこまで知って書いているのだろうか?
責任があるからこそ、『重症』 患者さんが受け入れられないのである。


『我々以外の17病院も拒否した。責任は18分の1だ』、
『18病院もが受け入れできなかったのだから致し方ない。非常に残念です』、
『我々に打診された時はまだ重篤ではなかったはず』、
『自分たちよりも前に打診された病院の責任が重い』
 ・・・

そんな事言う訳ない。仕方ないなんて思わない。
しかし、実際は、『受け入れ困難』 であった。
それを議論にすべきではないか?


理由はあるだろう、いくらでも。後から探せば何とでも言える・・・
世間の人が誤解しないように付け加えておくが、『満床』 とは、
単に 『ベッドが一杯』 では無くて、
『入院患者をこれ以上受け入れる余裕が無い』
という事を指す。
もちろん、ベッドが一杯の事もあるが、ベッドだけの問題なら、何とか出来る。
そうではなくて、既に病院の医療レベルが飽和状態で、受け入れにより、
その患者さんだけでなく、現在入院中の患者さんをも危険にさらす可能性があり、
受け入れ出来ないのである。


出来得る限りの治療を施すのが医療人の使命であり義務だ・・・

出来得る範囲で頑張ってきた。
むしろ、頑張り過ぎてきたせいで、こういう状況が黙認されてきた。


命を見捨てた18の病院に言いたい。恥を知れ・・・

この言葉は痛烈に響いた。

『命を見捨てる病院』 など無い・・・。

病院のエゴで、医者の怠慢で、患者さんを受け入れしない訳ではない・・・。

医者は自らの命をすり減らして、働いている。
ただ、医者は人間であり、24時間、365日、働けない。
診れる患者さんの数、専門性には限界があるし、
手術の場合、多くの手術スタッフが要る、など個人的にはどうしようもない事もある。


恥を知れ・・・

この言葉で医者を辞めたくなった人が何人居るか?

あまりにも、頑張りは報われていない。



 ↓少しでも多くの人の目に触れるよう頑張ってます。
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『医師不足』 の1つの原因に、女医さんが働き難い環境である事がある。
 
 『医師不足①②』 参照。

『女性医師働きやすく:宿直、呼び出し免除』 も参照して頂きたいが、
労働条件・働く環境を変えていかなければ、状況は変わらない。

『新医師確保総合対策』 にも、『病院内の保育所の利用促進や、
病院経営者への啓発事業を展開する』 と謳われている。

今回は、それに関連する記事である。

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 日赤和歌山医療センター、医師の乳幼児の預かり開始
                              毎日新聞 2006.10.28
            http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/wakayama/news


優秀な人材確保を目的に

日赤和歌山医療センターの事業所内保育施設 『あすなろ保育園』 で、
医師の乳幼児の預かりを始めた。
これまでは、看護師や助産師など、看護職員の就学前の子どもに限っていた。
優秀な医師の確保が目的で、全国92の赤十字の施設では 初めての試み

あすなろ保育園は、75年4月から預かりを開始。定員は100人。
看護師の確保、離職防止などを目的に、他の赤十字病院には例の無い
24時間保育 をしてきた。
建物の老朽化で、隣接地に移って保育を始めた。
同センター総務課は、『全国的に医師不足の問題が叫ばれる中、
将来にわたって優秀な人材を確保するために必要なこと』 としている。

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『優秀な人材確保』 では無くて、
単に、女医さんを含めた 『人材確保』 のためである。

優秀かどうかは 『保育園』 の有無と大きく関係はしない。

『日本赤十字』 で、『初めて』 の意味が解らない。

今まで無かった事がおかしい。

しかも、24時間勤務に対応する、24時間の預かりをしている保育園が殆ど無い。

女医さんなど、少ない医者資源を少しでも生かすよう、配慮して欲しい。


現在、勤務中の病院でも、医者のこどもは預かってくれない。
医者は医局の人事で動いていて、転勤が多く、県をまたぐ事もしばしばである。
自分自身、2人のこどもが居るが、いずれの実家も遠く、妻・こどもの内、
誰か1人でも病気になったら、自分は働けない状況に陥る。

もちろん、これは、核家族の会社員、教師、作業員、どの職種にも、
当てはまる事ではあるのだが、医者は、特に臨時の代務が困難である。

突然、知らない患者さんの診察・手術は出来ない し、
当直も突然代わるのは困難である。

そもそも、代わりの医者など居ない

少しずつでも、環境が改善していく事を望む。



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しつこいが、今回も 『医師不足』 のニュースである。

  『医師不足①②』『地方医療の崩壊』 なども参照。

その記事の中で出て来た、2006年8月に厚生労働省など4省から出された
『新医師確保総合対策』 なるものが実現出来れば、
多少改善出来ると思われるが、先は長い。

 『新医師確保総合対策』 参照。

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全国の8割 『産科医不足』 小児科、へき地医療も深刻
                               共同通信社 2006.10.30
                               http://www.tokyo-np.co.jp


各地で医師不足が深刻化する中、
全都道府県の約8割が 『産科医不足』 に、
約7割が 『小児科医不足』 に直面していることが30日、
共同通信社の調査で分かった。
へき地や離島などの医師不足を挙げた都道府県も半数を超えた。

診療科・地域の医師偏在が全国的に広がっている実態が裏付けられた形。
2008年度から始まる大学医学部の入学定員増だけでは、
『解決につながらない』 とする意見も目立ち、
国は自治体への財政援助や医師派遣体制の構築など、
幅広い対応を迫られそうだ。

調査は10月、各都道府県の医療行政担当者に面会し、聞き取りをした。
都道府県が抱える最も大きな課題を自由回答で尋ねたところ、
診療科別で不足しているのは、産科医(38都道県)、
小児科医(32都道府県)、麻酔科医(11道県)
 の順だった。
『へき地、島嶼部、山間部などの医師不足』 は24都道府県。
『救急と産科は隣の医療圏に行かなければならない』 (愛知東三河)、
『人が住む28の離島のうち15が無医島』 (鹿児島県)などの影響があった。

厚生労働省など4省が8月に決定した医学部の入学定員増(東北地方など10県で、毎年10人ずつ10年間)が問題解決につながると考えているのはわずか12県。

 『新医師確保総合対策』 参照。

つながらないとする主な理由は、
『卒業後に産科や小児科を選択するか不明』、
『医師養成には時間がかかる』 など。

『地域医療の面白さや役割を知ってもらうための教育』 (島根)、
『小児科や産科の診療報酬見直し』 (東京、愛知、広島)などを組み合わせれば、
医師不足解消につながる、との意見も多かった。

医師不足は、04年度に始まった 『医師臨床研修制度』 で、
民間病院での研修、勤務が増え、人員不足に悩む大学側が、
これまでのように各地の病院に医師を派遣出来なくなった事が一因。
中でも産科・小児科は、過酷な勤務や訴訟の増加でなり手が少ないといい、
休診する病院が増えている。

厚労省は都道府県に対し、
・卒業生の地域定着を目的とした奨学金制度の創設
・産科医、小児科医の集約化-などを求め、支援する、としているが、
『財政的に厳しい』 (鳥取)、『奨学金を返還されると、他に移ってしまう』 (栃木)
などの不安も上がっている。

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『医師不足』、『体制の問題』・・・・。

市民からの突き上げにより、
スピードは加速するはずである


少しずつでも、一歩一歩、進んでくれる事を望む。



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             新医師確保総合対策
                                 2006.8.19 読売新聞
                           http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news

厚生労働省などは今年8月、東北・中部地方などの10県に限り、
2008年度から大学医学部の入学定員増を認めることを決めた。
同月発表された 『新医師確保総合対策』 では、
産科、小児科の拠点病院への集約化や、医師派遣システムの構築など、
都道府県による取り組みを支援することを明記した。
このほか、女性医師の就業支援、ヘリコプターによる離島の巡回診療なども
検討している。

医師の不足や偏在の問題に対応するため
厚生労働、文部科学、総務の3省で検討していた
『新医師確保総合対策』 の原案が18日、明らかになった。

医師不足が特に深刻となっている都道府県に限り、
大学医学部の定員増を暫定措置として認めるほか、
離島やへき地で勤務する医師を養成している自治医科大学の定員も増員する。
また、都道府県の要請に基づき 緊急避難的に医師を派遣・紹介 
するシステムを構築する。
3省は近く最終的な対策をまとめ、可能な施策から実施に移す。

医学部の定員は、1986年以降、削減傾向が続き、
97年に 『引き続き医学部定員の削減に取り組む』 ことも閣議決定された。
定員増が認められれば 約20年ぶりの方針転換 となる。

原案では、定員を暫定的に増やす条件として、
県が奨学金拡充など卒業後の地域定着策を実施する、
定着する医師が増えた場合に限り、暫定的な増員が終わった後も
以前の定員数を維持出来る、こととした。

また、医学部が地元出身者の入学枠を拡充することや、
山間へき地で活動する地域医療の志望者に特別入学枠を設ける
事を推進するとした。
卒業後の一定期間は地元の医療機関に勤務することを条件に、
都道府県が奨学金を設けることも盛り込んだ。
政府も、医師が特に少ない都道府県を対象に、
医師確保のための補助金を重点配分する。

一方、結婚や出産を機に退職する女性医師が増えていることから、
女性医師が働きやすい環境づくりにも取り組む。
具体的には、病院内の保育所の利用促進や、
病院経営者への啓発事業を展開する。

特に医師不足が深刻な小児科、産婦人科では、
都道府県ごとに人材や機能の集約化・重点化を進めるほか、
現在31都道府県で展開している小児救急電話相談事業を全都道府県に拡充する。
産婦人科では助産師との連携も進める。

離島などのへき地医療対策では、ヘリコプターを活用した離島での巡回診療、
住民が遠方の産婦人科等を受診する場合の宿泊支援などを盛り込んだ。



新医師確保総合対策案の要旨

小児科医・産科医の広く薄い配置を改善し、
病院勤務医の勤務環境の改善、医療安全の確保 を図る。
他診療科などへの病棟の転換整備への支援や
小児科・産科医療体制整備事業を推進 する。

地域医療対策協議会を活用し、
地域に必要な医師の確保の調整
医師のキャリア形成を行うシステムを構築する。

厚生労働省に地域医療支援中央会議を設置。従来は大学が担っていた
医師派遣(紹介)・キャリア形成システムの構築支援 を検討する。

医学部の入学者選抜で地元出身者のための入学枠(地域枠)を拡充する。
地域医療に関する教育の充実を図る。

医師不足が深刻な県の大学医学部で、現行の医師の養成数に上乗せする
暫定的な調整を容認する。
自治医科大で、現定員に上乗せする暫定的な調整を容認する。

出産、育児などに対応した女性医師の多様な就業支援の推進
女性医師バンクを創設 する。

助産師や助産所を活用する体制の整備を進める。

妊産婦らに小児科医が育児指導・相談を行い、
産まれてくる子どものかかりつけ医師を確保する事業を支援する。

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2ヶ月以上前に出された案である

実現の可能性は別として、『新医師確保総合対策案』 は、
対策案としては良いと思う。

これにより、『医師不足』 で悩む県の医学部の定員増に道を開いた。

『医師数が増えると医療費も増加する』 という事で、
政府はこれまで医学部の定員を厳しく抑制する政策をとってきた。
政策の転換を決めた背景には、医師の大都市への流出・偏在
が看過出来ないほど深刻になっている事情がある。

ただ、地方の医学部の入学定員を増やしただけでは、問題解決にはつながらない。
卒業後も、引き続き地元にとどまって活躍する医者を増やさなくては
何にもならない。
しかし、大学が学生の卒業後の進路を完全に縛ることは出来ないだけに、
地域医療への関心を高めるカリキュラムの開発などの
真剣な取り組みが伴わなければ実効性は期待出来ない。


『効率化』、『集約化』、なども盛り込まれている。

何とか、少しずつでも、進んで欲しいものである。


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