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RSウイルス(Respiratory Syncytial Virus、RSV)は、
主に1歳未満の乳児における肺炎や細気管支炎等の下気道疾患の
主要な原因ウイルスである。

RSウイルス一般については、『RSウイルス感染症について』 参照。

『早産児』、『慢性肺疾患等の慢性呼吸器疾患の乳児』、
『先天性心疾患を有する乳児』 においても重症化し、
これらの乳幼児におけるRSV感染はしばしば致死的な経過を辿る。

今回は、その 『RSウイルス』 に対する抗体、『シナジス』 についてである。

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『シナジス』 はRSVに特異的に結合するヒト化モノクローナル抗体である。

『シナジス』 は 『ワクチン』 ではなくて、
ウイルスをやっつける 『抗体』 そのものを筋肉注射する事で感染を防ぐ、
もしくは、感染しても重症化を防ぐ。

RSウイルスに対する 『ワクチン』 はまだ開発されていない。


注射による副作用は、殆ど無い。


しかし、
薬が非常に高価(1本=10万円前後、体重によっては2本以上使用)である事、
体に 『抗体』を作らせる通常の 『ワクチン』 とは異なり、
『抗体』 そのものを注射するため、毎月1回の筋肉注射が必要となる。

そのため、普通の乳児への使用は認められておらず、
早産児、肺疾患や心疾患を持った乳幼児に限って使用されている。


日本小児科学会では、『シナジス』 の適正な使用を目的として、
使用に関するガイドラインを作成している。


適応としては、以下の新生児・乳幼児である。


RSウイルス流行期(大体11月から2月、病院により10月から3月まで差がある)に、

・在胎期間28週以下の早産で12ヶ月齢以下の乳児、
・在胎期間29-35週の早産で6ヶ月齢以下の乳児、
・過去6ヶ月以内に気管支肺異形成症(慢性肺疾患)の治療を受けた
 24ヶ月齢以下の乳幼児
・24ヶ月齢以下の血行動態に異常のある先天性心疾患の乳幼児


副作用も殆ど無く、ワクチンと同じ日にも注射出来る。


注射するデメリットは無いが、
『毎月の筋肉注射』のため、痛い、小さい乳児でしかも時期も時期なので、
面倒、カゼをもらう危険、などが引っかかる点である。




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