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今回は、抗アレルギー剤、『ロイコトリエン受容体拮抗薬』 についてである。

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そもそも、『ロイコトリエン』leukotriene(LT)とは何か?


『ロイコトリエン』 とは、
アレルギー物質やウイルスなどに反応すると放出される化学物質で、
気管支の炎症を起こしたり、気管支を強く収縮させたり鼻粘膜をむくませたり、
気管支や鼻の粘膜を過敏にしたりする。


この 『ロイコトリエン』 が気管支・鼻の粘膜にある 『ロイコトリエン受容体』 に
くっつくと、アレルギーの化学反応が起こる。

この 『ロイコトリエン』 が 『ロイコトリエン受容体』 に
くっつかないようにするのが 『ロイコトリエン受容体拮抗薬』 である。


『ロイコトリエン』 の気管支収縮作用は、アレルギー物質として有名な
『ヒスタミン』の1000倍 とも言われる。


それを抑える事で気管支拡張作用、抗炎症作用を発揮する。


これまでの抗アレルギー薬より効果が出るのが早いが、
それでも薬の効果がわかるまでに、数日から2週間程度の投与期間が必要である。


経口の抗アレルギー薬の中では、現在、最も有効性の高い薬だが、
効果の大きい患者さん、効果の小さい患者さんが居る。

成人喘息では6-7割の有効率と言われているが、
こどもの喘息ではもっと効いている印象がある。


運動誘発喘息をおさえる効果もある。


比較的新しい薬のため、値段が少し高いのが欠点、ではある。


現在、オノン、シングレア、キプレス、アコレート、の4種がある。


副作用は、吐き気、腹痛、下痢、などの消化器症状、肝障害・発疹、
などのどんな薬にも起こりうる副作用がこの薬でも起こりうるが、
他の薬と比べ、副作用の程度・頻度は低い。

乳児にも安全と言われている。





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こどもの喘息発作時の治療薬(リリーバー)についてである。

発作の程度は、『喘息 発作の程度の判定』 参照。

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小発作

β2(ベーターツー)刺激薬を20-30分毎に2-3回吸入する。

β2刺激薬については、『β刺激薬について』 参照。



中発作

β2刺激薬吸入に加え、テオフィリン and/or ステロイド点滴を施行する。

それでも改善しない場合は入院加療となる事が多い。


ただ、テオフィリン製剤は副作用が多く、
特に点滴は急激に血中濃度が上がり易く副作用が出易い。

実際、テオフィリン点滴を避ける施設が増えてきている。
 
 『小児でのテオフィリンについて』 参照



大発作、呼吸不全

直ちに入院し、テオフィリン・ステロイド点滴施行となる。

酸素吸入、イソプロテレノ-ル(β刺激薬)の持続吸入なども追加する。
必要なら気管内挿管も考慮する。



自宅での対応

『小児気管支喘息治療・管理ガイドライン2005』において、小発作・中発作では、
医療機関から事前に説明を受けている発作時の対応、
β2刺激薬吸入・内服などを行い、
反応良好なら自宅で経過観察、
反応不良なら医療機関に受診、
 となっている。


β2刺激薬の吸入で改善するも効果が不十分な場合は、
β2刺激薬吸入を20-30分後に追加した上で受診するか決めても良い。

ただし、何回も吸入して粘るのは禁物である。


大発作は直ちに救急病院に受診とする。


発作時の対応については吸入の方法、救急病院への受診なども含めて、
事前に対応を医師から指示してもらっておく必要がある。


実際の所、
中発作以上でβ2刺激薬吸入のみで改善する事は少ない。

その場合は、速やかに救急病院を受診する。





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