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『保湿剤の塗り方①』 はこどものドライスキンに対するスキンケアの考え方について、
『保湿剤の塗り方②』 は実際の塗り方について、である。

ステロイド軟膏の塗り方については、『ステロイド軟膏の使い方』 参照。




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まず、こどもは多かれ少なかれ、ドライスキン である。


新生児期は、性ホルモンの盛んな時期であり、皮脂腺からの皮脂分泌も多い。

その脂っぽさが、『乳児湿疹』 の原因となっている。

生後2ヶ月目 に入ると性ホルモン分泌は停止し始め、それが 思春期まで 続く。

つまり、生後2-3ヶ月からドライスキンは始まる

成人と比べ、常に ドライスキン の状態である。


新生児期は 過剰な皮脂を適度に除去 するスキンケアを、
その後は 乾燥を防ぐスキンケア に切り替える必要がある。

それを 思春期まで継続 する事を習慣付けると良い。

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では、冬場の乾燥する時期にだけ、
スキンケアをすれば良いのか。



答えは、『NO』である。


今までに述べた通り、こどもの皮膚は 皮脂が一年中少ない

アトピー性皮膚炎のこどもなら、なおさらである。

当然、一年中スキンケア をする必要がある。


乾燥の目立たない夏も皮脂が少ないため、
皮膚のバリアー機能が低く、
湿疹・あせも・とびひ、などが出来易い。


日頃からのスキンケアによりそれらを防ぐ事が出来る。

 『とびひについて』 も参照。


ただ、夏はベタベタするので、ローション・化粧水タイプなどのさっぱりしたものを、
冬は乾燥が強くなるのでワセリンなどの油脂性軟膏・クリームタイプの方が良い。

暑い夏場は、保湿剤を冷蔵庫で冷やして使用するのも効果的である。





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アトピー性皮膚炎などに伴う湿疹に対するステロイド塗り薬の使用について、
いつもこのように指導している。

ただし、乳児湿疹、ウイルス性湿疹、蕁麻疹、などでは、
ステロイド剤を使用せずに治る事が多いので、
『湿疹が出たら何でもステロイド』 では無い事は理解して欲しい。

 
 『アトピーの原因』『保湿剤の塗り方①②』 なども参照して頂きたい。

 その他は、『アレルギー アトピー 目次』 参照。



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ステロイド軟膏の使い方


まず、ステロイドは使い方次第で薬にも毒にもなる。

 『ステロイドについて』 参照。


ステロイドホルモンはもともと身体から出ているホルモンであるが、
その使用量を増やせばどんな人にでも100%副作用が出る薬である。


つまり、当然使い方次第で毒になる。


ステロイド否定派の人は毒の部分のみ強調するが、
使い方を誤らなければ副作用は出ない。


アトピー性皮膚炎の 炎症の強い 皮膚病変に対し、
『保湿剤』 や 『非ステロイド系の塗り薬』 のみで湿疹の改善を期待する
のは 困難 であり、さらに 『非ステロイド系の塗り薬』 でも
接触性皮膚炎 を引き起こす事がある。



もちろん、湿疹の悪化原因を取り除く 事が最優先であるが、
皮膚病変の勢いが強い時にはステロイド軟膏でしか炎症を沈静化出来ない。


ステロイド軟膏は薬により強さがあるが、
こどもではストロング(5段階の真ん中)以下で充分コントロール出来る。


ただし、年長児の手・肘・足の苔癬化(ごつごつした所)した部位には
『ベリーストロングクラス』 で無いと太刀打ち出来ない事もある。


塗り始めて 3-4日間 で皮疹の改善が見込める強さが
『適当』 であり、1週間以上 塗っても改善が無い塗り薬を
いくら塗っても  にしかならない。


ステロイドの塗り薬の副作用は2種類ある。


1つ目は全身的な副作用である。


量的にはストロングクラスで15g/dayと言われていて、
出来れば7g/day以下としたい。
といっても、これはリンデロンVG軟膏1日1本以上である。


1日にそんなに使う事は滅多に無いので、
問題は2つ目の局所的副作用である。


ステロイドを長期間連用すると、
皮膚の毛細血管が拡張したり、皮膚が薄くなったりする事がある。


こういった症状は、
弱いステロイドでも長期使用により出現する事があるが、
ステロイド軟膏を止めれば正常の皮膚に戻る。



特に幼少な児になればなるほど、そして顔面、眼周囲などの皮膚の薄い部分ほど、
局所的な副作用が出易い。

顔面、外陰部は吸収が良いなど、
場所により吸収率が異なるので注意が必要である。


こどもにおいては、顔面はマイルド以下、
体幹はストロング以下で、
連用は1週間、せいぜい2週間とする。



また、『ステロイド軟膏を塗ると肌が黒くなる』
という人が居るが、ステロイドで皮膚は黒くならない。


日焼けのあとが黒くなる、のと同じで、
炎症が治ると色素沈着が起こり皮膚が黒くなる。

ステロイドを塗る事で治って黒く見えるだけであり、
むしろもっと早く炎症を鎮めれば黒くならなかったかもしれない。



保湿剤とステロイド剤のミックス剤を出してくれる病院もあるが、
混ぜてもそれほどステロイドは弱くならないし、
混ぜる事で薬の成分が変化し易くなる。

2倍に薄めれば安全性が2倍になるわけではない。


 『塗り薬の混合について』 参照。


むしろ、混ざっているがために、
ステロイドを塗らなくて良い部位まで
ステロイドを塗る羽目になるし、
弱いと思い込んで多量に長期に使う危険性もある。



いくつもの塗り薬を持っていても混乱するだけなので、
ステロイド剤はストロングで1剤、マイルドで1剤、保湿剤、
の 3種類 で充分治療出来る。

ただ、『先発品』 と 『後発品』 で、効果の違う事もあるので要注意である。

 『後発医薬品とは』 参照。


1回に塗る量は、『1FTU』 である。


『FTU (finger-tip unit) 』 とは、
人差し指の指腹側の先端の1関節 (指の関節は3つあり、その一番先端の部分=
2~2.5cm程) にチューブから軟膏を押し出した量を 『1FTU』 という。

また、ローションタイプでは1円玉大で 『1FTU』 になる。

『1FTU』 は約0.5gで、その量で塗れる範囲は、
両方の手のひらの範囲である。



ステロイド剤と保湿剤、どちらを先に塗るか、であるが、結論はどちらでも良い。

 『保湿剤とステロイド剤 どちらを先に塗るか?』 参照。


保湿剤をザーッと全身に塗ってからステロイドを塗った方が
少ない範囲にステロイドが塗れて効率が良いし、
副作用も少ない。



まとめると、
湿疹がひどくなったら、ステロイドを1日2-3回、
3-4日間しっかり塗る。



適当なクラスのステロイド剤ならこれでかなり炎症は沈静化出来ているので、
湿疹は治り、塗り薬を中止出来る。

その後は、悪くなったら塗る、良くなったら止める、
の繰り返しとなる。

改善するにつれ、少しずつ塗る間隔は空いていく。

steroid



アトピー性皮膚炎の児では遺伝的に皮脂が少ないので保湿剤は併用する。

 保湿剤の塗り方は、『保湿剤の塗り方①②』 参照。






アトピー性皮膚炎を引き起こす原因としては、様々なものが考えられる。

それらは、大きく分けると 『遺伝因子』 と 『環境因子』 である。

アトピー性皮膚炎は、
もともと 『遺伝因子』 (体質)のある人に、
『環境因子』が加わって発症し、悪化する
 と考えられる。


『遺伝因子』

『遺伝因子』として、現在2つの要因が考えられている。

1つは、『皮膚のバリア機能が弱い』 、
もう一つは、『免疫を調節する機能に問題がある』 である。



『皮膚のバリア機能が弱い』

『皮膚のバリア機能』とは、皮膚の一番外側にある角層が皮膚を保護したり、
水分を保持したりする働きの事である。

アトピー性皮膚炎の患者さんは角質細胞の中の天然保湿因子や、
角質細胞と角質細胞の間にあるセラミド(保湿機能をもつ脂質)の量が
普通の人に比べて少なく、バリア機能がもともと弱い事が解っている。

そのため、皮膚が汗等の刺激を受け易く、また、
細菌等の異物が侵入し易い状態になっている。

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『免疫を調節する機能に問題がある』

一般にアトピー性皮膚炎の患者さんは、IgE抗体を作り易い体質を持っており、
炎症の経過が長くひどいほど、血液中にIgE抗体が増える傾向にある。

ただし、これはアトピー性皮膚炎の患者さん全員にみられる事ではなく、
また特定のIgE抗体が増えても、症状が悪化しなかったり、
症状が良くなってもなかなかIgEが減少しなかったり、
と症状の経過と一致しない事も多い。

アトピー性皮膚炎におけるIgE抗体は病気を引き起こす直接の原因でなく、
結果をみているだけなのかも知れない。

しかし、診断の参考にはなるので、『有用』 ではある。



『環境因子』

『環境因子』は 『アレルギー反応が関与しているもの』、
『アレルギー反応が関与していないもの』 に分かれる。


『アレルギー反応が関与しているもの』 には、
ダニ、ハウスダスト、食物、細菌、カビ、などの特定の抗原に対する
アレルギー反応、かぶれ、などがある。


『アレルギー反応が関与していないもの』 としては、
汗の刺激、強い乾燥、シャンプーや石鹸などの化学的刺激、
引っ掻くなどの物理的刺激、精神的ストレス、などがある。

これらはいずれもアトピー性皮膚炎を引き起こしたり、
悪化させる原因となるため、『悪化因子』とも呼ばれる。


その他の、『アトピー』 関連の記事も参照して頂きたい。

 『アレルギー アトピー 目次』 参照。





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『保湿剤の塗り方①』はこどものドライスキンに対するスキンケアの考え方について、
『保湿剤の塗り方②』 は実際の塗り方について、である。

ステロイド軟膏の塗り方については、『ステロイド軟膏の使い方』 参照。





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保湿剤の実際の塗り方について


塗る量

『FTU (finger-tip unit) 』 という単位がある。

人差し指の指腹側の先端の1関節、
指の関節は3つあり、その一番先端の部分=2~2.5cm程に、
チューブから軟膏を押し出した量を 『1FTU』 という。

また、ローションタイプでは1円玉大で 『1FTU』 になる。

『1FTU』 は約0.5gで、その量で塗れる範囲は、
片方の手首から先の両面(手のひら+手の甲)である。


例えば、片腕で3FTU、体幹のおなか側で7FTU、背中で7FTU、顔と首で2.5FTU、という具合である。

クリームタイプの保湿剤の場合、適量塗ると、
『かろうじて光る』 程度であり、
ティッシュペーパーが皮膚に付着する。




塗る回数

1日1回塗るだけでは保湿効果は低い。

1日2~3回塗る必要がある。

そのうち1回は、入浴後早い時期に塗ると効果的である。

入浴により上昇した角質の水分量は、
入浴後20分程で入浴前と同じ程度にまで低下する、というデータがあり、
入浴後20分以内に塗ると効果的である。




塗り方

特に決められた順番は無いが、顔から下に進めていくと塗り易い。

保湿剤を点在させ、それぞれ円を描く様に、マッサージするように滑らせて伸ばす。

寝る剤形は、こどもの嫌がらない剤形が良い。

特に、頭などの有髪部・夏場はローション・化粧水タイプ、
冬場は保湿効果の高い油脂性軟膏、などが望ましい。



マルホ 『保湿剤の塗り方』 も参照。
https://www.maruho.co.jp/hoshitsu/





今回は、アトピー性皮膚炎のこどもが入浴時に注意すること、についてである。
以前書いた記事の内容を少し変更した。


アトピー性皮膚炎については様々な記事を書いているので、参考にして欲しい。

 『アレルギー アトピー 目次』 参照。

 おすすめは、『保湿剤の塗り方①②』『ステロイド軟膏の使い方』 である。




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アトピー性皮膚炎のこどもにとって、入浴は重要 である。

ドライスキンの改善 と 皮膚の清潔 が望めるためである。



アトピー性皮膚炎のこどもが入浴時に注意すること


 ・石鹸を使って、皮脂膜に紛れ込んだ汗や汚れを洗い落とすが、
  強く擦ってはいけない。

 ・石鹸やシャンプーは洗浄力の強過ぎるものを避け、低刺激のものにする。
  ただし、皮膚表面の汚れが落ちない場合は普通の石鹸を用いても良い。

 ・ナイロンタオルの使用は避け、木綿の柔らかいタオルを用いる。

 ・湿疹の部位は 石鹸を泡立てて手で優しく洗う ようにすると良い。

 ・石鹸やシャンプーをつけた後はよく洗い流す事が大切である。

 ・お湯の温度が熱過ぎると痒みがひどくなるため、40℃程度のぬるめの方が
  良い。乳幼児は大人よりも湯の温度を 高いと感じる ため、
  大人がぬるいと感じる温度で良い。

 ・長湯や頻回の入浴 は、角質細胞間物質や天然保湿因子が
  流れ出てしまうので避ける方が良い。

 ・垢すりのように角層まで落とす必要は無い。

 ・入浴剤は保湿作用を持つものが勧められるが、硫黄分を含む入浴剤は
  皮膚を乾燥させ、角層剥離作用があるため避ける方が良い。

 ・体を拭く時は肌に刺激を与えないよう、柔らかい木綿のタオルで
  擦らずに 押さえるように拭く

 ・入浴後、まだ皮膚の角層に 水分が残っているうちに 保湿剤を塗って
  水分を閉じ込めるようにする。

 ・入浴後、必要に応じて、適切な塗り薬を塗布する。



保湿効果のある入浴剤も有効であるが、刺激の強いもの、痒みを増すもの、
湿疹の赤みが増すようなものは、避ける必要がある。


温泉についても、様々な効能、リラックス効果、などが期待される。
精神的な安定は、成人のアトピー性皮膚炎には効果がある可能性がある。

入浴剤と同様、刺激が強いもの、痒みを増すものは避ける必要がある。






今回は、『アトピービジネス』 についてである。

民間療法を否定する訳では決してなく、
『悪徳業者・悪徳商品』 にひっかからないように注意を促したいだけであるため、
誤解しないで頂きたい。

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『アトピービジネス』 とは何か?

甘い言葉で治療に対する効果を実際以上、もしくは、嘘を宣伝する事により、
アトピーに悩む人達からお金を巻き上げるビジネスである。

アトピー性皮膚炎をこじらせて重症化した患者の悩みに付け込んで、
『これを使えば、アトピーは必ず治る』、『○か月で治る』 などと、
『驚異の治療法』 と称して、高額な商品を売りつけ、特殊な治療法を勧める。

業者は、ステロイド軟膏を 『悪の権化』 にみたて、
『ステロイドを使っている間は治らない』、『悪化するのはステロイドのせいだ』
と不安をあおり、その代わりに自らの商品・特殊療法を宣伝する。


民間療法でも、それが有効かどうかは科学的な根拠をきちんと示す必要があり、
本当にアトピーの人達の立場にたって治療を考えているかどうかが重要である。

医療機関での治療は、通常、アトピーに何%効くかという
エビデンスに基づき診療している。

 『エビデンス』とは 参照。

しかし、アトピービジネスの宣伝は、効かない例を示さない。

効かない例があると、売れないからである。

どんなにアトピーに悩まれていても、まず治療効果はどれぐらいあったか、
といった正確なデータがあるかどうかを冷静に判断するべきである。



アトピービジネスの問題点

アトピー性皮膚炎への正しい理解から患者を遠ざけ、誤った治療法により、
病気が悪化する。

症状の悪化をすべてステロイドのためと誤解して、アトピーの悪化因子を
見逃してしまう。さらに悪化してしまう。

『一生治らない病気が治るのだからこれ位は安い』と言われ、
高価な商品を買わせられる。

マスコミ報道にも問題があり、『アトピーがすぐ治る』 などと誤って報道すると、
患者がその特殊療法に飛びついてしまう。

一部の医者が脱ステロイド治療と称して、アトピービジネスを行っている事は、
非常に大きな問題である。

医者が勧めるとなると、さらにだまされやすい。



何故、アトピービジネスが増えたか?

アトピー性皮膚炎の発症は、体質・環境などの関与しているが、
真の原因は解明されていない。

 『アトピーの原因』『アトピーは一生治らないのか?』 参照。

治療法も確立さされたものはなく、患者さん個人により違うため、
非科学的な治療法が入りやすい。

従来からアトピーの治療は、ステロイド軟膏外用による対症療法である。

 『ステロイド軟膏の使い方』 参照。

従って、『アトピーはステロイド薬では治らない。
体の中から根本的に体質を変えなければダメですよ』
という誘いに乗りやすい。

 『アトピーと体質改善』 参照。

また、ステロイド外用剤も乱用すると副作用やリバウンドがあり、
患者の中には 『ステロイド恐怖症』 の人が少なくない。

 『ステロイド軟膏のリバウンド』 参照。

ステロイドの副作用などに対する過去のマスコミの過剰報道も原因である。

ステロイドの安全性を医師がいくら説明しても、
アトピーの原因、増悪因子、などの充分な説明をしないで、
ただステロイド軟膏のみを処方する治療には患者さんは納得しない。

多くの患者さんが、『アトピービジネス』 に走るのは、
ステロイドを悪者にして、ステロイドを使う医師を 『悪徳医師』 とし、
医者と患者さんを引き離すという作戦にはまってしまった結果ではあるが、
そのような、『医者不信』 を招いてしまった原因には、
医者が患者さんの悩みを解り、疑問に答えていない結果である、
という事を真摯に受け止めなければいけない。


怪しい商品の見分け方はいくつかある。

『必ず治ります』、『100%、○ヶ月で治ります』
といった言葉は大抵、大袈裟・誇大広告である。

誰にでも、100%効果のある薬など、まず存在しない。

そもそも、アトピー性皮膚炎はすぐには治らない。
アトピー皮膚炎の定義は、『6ヶ月以上続く湿疹』 である。

使った人で良くなったなど、都合のよい体験談しか載せない。

ステロイドの副作用を 必要以上に強調 して自らの製品を宣伝する。

悪化した時には、『毒を出しているから悪くなっています』、
『ステロイドなどを使ったせいです』 などと使用した本人のせいにする。



アトピービジネスのマインドコントロール

何十万円もする掃除機、健康保険の利かない薬、入浴剤、健康食品、など、
その商品を使えば、アトピー性皮膚炎が、根治するかのような印象を与える、
マスメディアを利用した 洗脳 である。

また、ステロイドを 『悪者』 として攻撃し、
自らの商品が副作用なく、体質までも改善するかのように言っている。

これまで、彼らのステロイドを怖がらせる戦略は、大成功している。

もちろん、高額な治療・商品の中にも、効果の良いものもある ため、
その見極めは非常に難しい。

そのやり方であるが、はじめに、アトピー性皮膚炎を 『難病』 と思い込ませる。

『難病であるのでステロイドを使っていたら一生治らない』 と繰り返し、
患者に絶望感を与える。

そして、ステロイド外用薬の副作用を極端に強調し、不安感をあおる。

その後、『アトピーからの離脱』、『水でよくなるアトピー』、
『ステロイド治療こそ重症アトピーの根源』 などのパンフレット・書物をみせ、
アトピーを治すためには体の中から体質を変える必要を強調する。

治癒した具体例をもっともらしく示し患者を納得させ、
ステロイドの代わりに業者の商品・特殊療法を使えば良くなると宣伝する。

新興宗教と同じ方法である。

患者の症状が悪化した時は、
『体の中の毒が出ているので、いったん全部出した方が良い』、
『過去のステロイド外用剤のリバウンド現象で、よくなる前の好転現象』

であると言い逃れ、さらに症状が悪化して特殊治療に疑問を持ち出すと、
『良くならないのは、努力が足りない』、『食べ物が悪い』、
『ストレスが溜まっている』 など、誰にでも心当たりがある事を言って責任を逃れる。

その後、さらに症状が酷くなると、患者は学校・会社を辞めて、
家に引きこもったり、入院する羽目になる。


つまり、
アトピーは 『難病』 で一生治らない、と 絶望 させる。
ステロイドの外用薬を使うから良くならない、と 不安をあおる
特殊療法による 『奇跡』 を示し、解決法を提示する。


巧妙な販売戦略として、
慈善事業のように装い企業としての性格を表に出さない、
○○友の会などの公的な団体を思わせる名称で宣伝する、
『脅威の○○療法』 などのタイトルの本を出版しその本の広告をする、
民間療法をニュースとしてマスコミに乘せる、などを行っている。

本当に効果があるのか、信頼出来るのか、を、区別するのは非常に難しい。



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少し前のものであるが、アトピー性皮膚炎の患児・親御さんを
アンケート調査した報告がある。

今回は、『アトピー性皮膚炎 患児調査レポート』 の紹介と、感想である。

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     アトピー性皮膚炎 患児調査レポート
               監修 東京女子医科大学 皮膚科教授 川島 眞 先生


2005年2月に行われたアトピー性皮膚炎の患児、保護者の方に対する
インターネットによる全国アンケート調査である。
アトピー性皮膚炎 0-12歳の保護者 1505名、
10-12歳の患児 214名、からの回答である。

様々な質問があり、『患児の性別』、『患児年齢』、『地域』、『診断された時期』、
『患児の日常生活に影響を与えている事象』、『患者から医師に質問出来るか』、
『もらっている外用剤の種類』、『保湿剤の使用状況』、など多岐に渡る。


その中で、興味深かった回答が幾つかあった。


『受診している医療機関』 は、
個人開業78%、大学病院以外の医療機関18%、大学病院4%、であった。

病院にかかっている人は少ないようである。


『受診している科』 は、
皮膚科62%小児科25%、であった。

今回の調査は5歳以上の保護者が85%を占めていたせいもあると思うが、
実際の印象より 『皮膚科』 に通っていると感じた。


『医療機関に対する満足度』 は、
満足60%、どちらでもない32%、不満8%、であった。

『満足』 の理由は、
医師の説明が丁寧、症状が改善する、治療方針に納得出来る、などであるが、
『不満』 の理由も、なかなか治らない、医師の説明が少ない、
治療方針に納得出ない、などと裏返しとなっている。


『受診した医療機関の数』 は、
1ヶ所36%、2-3ヶ所55%、4ヵ所以上9%、
と 複数 かかっている事が多い。

他の病気では、こういう事は少ない。


『最も改善させたい症状』 は、
保護者・患児ともに、かゆみ70%、湿疹20%、乾燥10%、程度であり、
いかにかゆみで困っているかが解る。


『受診時に医師から説明を受け項目』 は、
医師の治療方針 82%で高かったが、
薬の副作用については59%、であった。

医者は、言いたい事しか言ってないのかも知れない。


『患者から医師に質問出来るか』 は、
思い通り・ほぼ思い通りで75%、あまり・全然が9%、であり、
大体思い通りに質問出来ていた。


『スキンケアに関する説明を受けた経験』 は、
ある65%、無い35%、であり、
受けてない患者さんも非常に多かった。


『保湿剤の一回の使用量』 は、
指示されている12%、指示されていない88%
と殆ど指示されていない。


『保湿剤の実際の使用回数』 は、
49%で1回、39%で2回であった。


『湿疹が消退した後の保湿剤の使用状況』 は、
継続的56%、継続的ではない44%と、
かなりの割合の患者さんが継続的な保湿剤の使用を止めてしまっている。

その理由は、特に理由は無い34%面倒30%
医師の指示が無い24%、であった。


スキンケア、保湿は大変重要であるが、
上手く指導出来ていないようである。


 『アトピーの原因』『アトピー性皮膚炎におけるスキンケア』
 『保湿剤の塗り方①②』 など参照。


『保湿剤に対する満足度』 では、
満足61%、どちらでもない33%、不満6%、であった。

塗れば湿疹・かゆみが軽減して満足するが、
良くなれば止めてしまう、ようである。


もう少しスキンケアの指導、副作用の説明、などすべきと反省した。



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