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『抗ヒスタミン剤』 一般については、『抗ヒスタミン剤』 を参照して頂きたい。

今回は、『抗ヒスタミン剤』 と 『眠気』 について、である。

『飲酒運転』 が騒がれているが、『抗ヒスタミン剤』 も種類によっては、
自動車の運転を禁じられている。




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抗ヒスタミン剤の副作用として鎮静作用があり、特に 『眠気』 が多い。

抗ヒスタミン剤を飲んだら、自動車の運転をしてはいけない、 
と抗ヒスタミン剤の注意書きにも明記してある。

日本で承認されている抗ヒスタミン剤のうち、
添付文書に眠気についての記載が無いのは、現在の所、
『アレグラ』 と 『クラリチン』 に限られている。

大抵の 『カゼ薬』 には、抗ヒスタミン剤が含まれている。


しかも、抗ヒスタミン剤の服用により、 『眠気』 を自覚しなくても、
作業効率の低下など中枢神経機能の抑制による認知機能の障害がみられる。

この事を、
インペアード・パフォーマンス(impaired performance)』 と呼ぶ。

インペアード・パフォーマンスは、多忙な現代社会において、
仕事、学業、家事に多大な影響を及ぼすという点で十分に考慮すべき事である。


抗ヒスタミン剤を飲むと、『グラス4杯分のウイスキー』 を飲んだのに
匹敵するほどの能率低下をもたらす、と指摘する専門家もおり、
その弊害は私達の想像以上に大きいと認識しなければならない。


『sanofi avenntis』 の 『アレルギーi』 参照。
http://www.allergy-i.jp/hifu/hisutamin/index.html


『インペアード・パフォーマンス』 と言うのは、
患者さんの自覚に関わらず、
集中力・判断力・作業能率が低下した状態

の事である。

抗ヒスタミン剤が脳に入ると活動性が抑えられる。

すぐ思い浮かぶのは 『眠気』 であるが、鎮静作用は眠気だけではなく、
他にもあり、それが 『インペアード・パフォーマンス』 である。

『インペアード・パフォーマンス』 が強くても全然眠くないって事もある。

お酒を飲むと、自分では酔っていないつもりでも思わぬミスをすることがある。

アルコール摂取時、抗ヒスタミン剤内服時、いずれも反応時間は遅くなっている。

1



『集中力・判断力・作業能率が低下した状態』 にあるのを自覚していない場合、
知らないうちに危険な状況に陥っている事も考えられる。


つまり、抗ヒスタミン剤の鎮静作用には、
『自覚出来る眠気』 と
『自覚出来ないインペアード・パフォーマンス』
の2つがある。


くれぐれも眠くないから大丈夫だとは思ってはいけない。



アメリカでは37州とワシントンDCで、鎮静性の抗ヒスタミン剤を服用して
運転することが禁じられている。

2



6500人以上の抗ヒスタミン剤を飲んだ事がある人へのアンケートで、
『服用後の自動車運転が禁止されている薬があることを知っている』 と答えた人は 24.5%
だったという調査結果がある。

3




また、脳内ヒスタミンは、『摂食行動』 にも関わっている。

満腹中枢にはヒスタミン受容体がたくさんあり、脳内ヒスタミンが結合すると、
『おなかいっぱい』 と感じて、食べることを止める。

抗ヒスタミン剤が脳に移行したら、摂食行動が抑制されなくなり、
つい食べ過ぎてしまう。

また、脳内ヒスタミンは交感神経を刺激して、脂肪を燃焼させる働きもある。

脳内ヒスタミンは2つの経路で、『過食防止物質』 として働いている。

そういう副作用もあるのである。




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一般的に病院で、『アレルギーの血液検査をしましょう』 と言われる場合、
殆どの場合、『IgE抗体値』 を検査している。

今回は、その 『IgE』 について、である。



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IgEについて

IgE とは、免疫グロブリン(immunoglobulin=Ig)と呼ばれる抗体の1種で、
異物が身体に入ってきた時に迎え撃つ武器の1つであり、
主にアレルギーに関係する抗体である。

抗体 とはダニ、ホコリなどの抗原に対して、生体を防除する物体の事である。

体内に異物(抗原)が侵入した時に作られ、
再び侵入してきた時にその抗原を認知してアレルギー反応を引き起こす。

IgEは、『肥満細胞』 という粘膜に多くある細胞に結合し、
アレルギー反応を引き起こす様々な化学物質を放出する。

寄生虫などの敵が居る場合は 『やっつけて終了』 となるので良いのだが、
どこにでもある花粉やダニなどを敵と勘違いした場合は、
常に戦いに備え、化学物質を過剰に放出し続ける事になる。


IgEが高い程、アレルギー反応を起こしやすいと考えられるが、
IgEが正常でもひどい症状の場合
あるいは、IgEが1万を超えても無症状 の場合もあり、
IgEの値だけで判断するのは危険である。


IgE抗体検査は、更に、ダニ、ハウスダスト、ランパク、などの
ある特定の抗原(アレルゲン)のみと結合する 『特異的IgE抗体』
という物を測る事も出来る。


IgEは、アレルギー体質かどうかを考える上では有用で、
また、蕁麻疹などの原因を確認するのには向いていると思われる。


IgEの解釈で気を付ける点が幾つかある。

一つは、前述した通り、IgEが正常でもひどい症状の出る場合、
あるいはIgEが著明に高値でも無症状
 の場合がある事である。

食物アレルギー、アトピー性皮膚炎、喘息などの診断には、
症状が最優先され、不必要な食物制限、
不必要な治療は避けるべき
 である。

特に、食物アレルギーにおいては、こどもの消化能力の発達
などにも左右される。

基本的に、IgEは 即時型反応、つまり、早い反応に関わる抗体であり、
1-2日後の湿疹の悪化、下痢の悪化、などには関与していない。


もう一つは、幼少な児ほどそもそものIgEの産生が低く、
年齢により正常値が異なると考えられる事
 である。

生まれた直後はIgEは極めて低く、
通常 年齢が上がるにつれ上昇 していく。

同じように特異的IgE抗体も幼少なほど陽性にはなり難い。


また、幼少なほど、ダニ、ハウスダストなどの 環境アレルゲンに対して
IgE産生が低く、卵白、牛乳などの 食物アレルゲンに反応し易い

つまり、乳幼児期では、ダニ、ハウスダスト、スギなどの特異的IgE抗体が、
上がっていないから大丈夫、では無くて、
アレルギー体質・家族歴のある場合は、乳幼児期より、
ダニ、ハウスダスト、スギ、カビ、などの環境アレルゲンに気を付ける必要がある。

既に乳幼児期から環境アレルゲンに対する
『感作』 は始まっている
 のである。


『感作』 とは、アレルゲンに頻繁に接触する事で、
そのアレルゲンに対し、敵と勘違いして、IgE抗体を作り出す事である。


総IgEの正常値は施設、報告者によって多少異なるが、
大体これ位と考えてもらえば良いだろう。

   6ヶ月未満  5 U/ml以下
    1歳未満  10 U/ml以下
    1-3歳  20 U/ml以下
    3-5歳  40 U/ml以下
    5歳以上 100 U/ml以下
    成人   170 U/ml以下


10歳までは、『IgE値= 年齢×10以下が正常』
と言っておられる先生も居て、覚え易い。


つまり、例えば、 9ヶ月の場合は、9/12×10=7.5以下、
3歳の場合は3×10=30以下、が正常値となる。


症状とIgEの検査値が一致する場合、
アレルギーの診断は容易である。



IgE値に惑わされてはいけないが、有用な検査である。






今回は、文部科学省の 『アレルギー疾患に関する調査研究』 についてである。




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アレルギー:児童・生徒、ぜんそく73万人
文科省、初の全校調査

                        2007.4.12 毎日新聞
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/medical/news/20070412ddm003100052000c.html


全国の公立小中高校でぜんそくにかかっている児童・生徒は全体の
5.7% にあたる 73万466人、アトピー性皮膚炎も
5.5% の 69万9086人 が罹患していることが11日、
文部科学省の 『アレルギー疾患に関する調査研究』 で分かった。

are

全児童・生徒を対象にした 初の調査 で、同疾患を持つ子供の実数が判明した。

一方、病気の児童・生徒に掃除当番を免除するなどの配慮をしている学校は
25.5% にとどまるなど、対応が十分でない実態も明らかになった。

調査は公立小中高校3万6830校を対象に、04年6月現在でのアレルギー疾患を持つ
児童・生徒数と取り組み状況を聞き、3万6061校(有効回答率97.9%、
在籍者総数1277万3554人)から回答を得た。

アナフィラキシーは2臓器以上に起きるアレルギー反応で、死に至るケースもある。

疾患を持つ児童・生徒が在籍する学校の割合は疾患によって
20.4~96.1% とばらつきがあるが、ほぼ全校に在籍している。

ぜんそくの場合の対応では、体育や修学旅行などで配慮している例が
7~8割 に達しているものの、
『緊急時の対応や連絡体制の共通理解を図っている』 学校は 58.0%
『掃除当番等で配慮している』 は 25.5%
『薬の保管場所を提供している』 は 12.6%、と低率にとどまった。

学校の対応について、文科省は 『十分に取り組まれているとは言いがたい』
と指摘。心臓疾患などを持つ児童・生徒が医師から発行してもらう
『学校生活管理指導表』 のアレルギー版を07年度中に作成する一方、
先進事例をまとめた手引書も作成する方針。

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アレルギーの子供は多い。

治療がなされているかどうか、はまた別問題である。


『アレルギー性鼻炎』 が 9.2% と一番多い。

幾つかのアレルギーが重なっているこどもも多い。

診断方法も難しいが、ほぼ全校にアレルギー患者が在籍している。


病気の児童・生徒に配慮をしている学校は 25.5% にとどまり、
対応が十分でない。

『緊急時の対応や連絡体制の共通理解を図っている』 学校は 58.0%
であるが、是非全ての学校で対応策を考えて欲しいものである。


『学校生活管理指導表』 により、アレルギーの児が特別視されたり、
行動が制限されない事を期待する。






喘息一般、アトピー性皮膚炎一般について、治療について、などは、
別項参照して頂きたい。

 『アレルギー 喘息 目次』 
 『アレルギー アトピー 目次』  参照。

今回は、『発作を予防する』、『抗原に感作されない』
ための環境整備について、である。




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アレルギーを起こさないための環境整備


ダニ・カビの好む環境を作らない


小児喘息患者の 9割 がアレルギーを持っていると言われている。

その中でも一番多いのが ヒョウヒダニ に対するアレルギーである。

ダニは生体だけでなく、死骸・フン・抜け殻など、全てがアレルゲンとなる。
特に、死骸・抜け殻などは軽く、空中に舞い易いため、厄介なものである。

カビは、それ自体がアレルゲンになるとともに、ダニのエサになる。

ダニ・カビの好む環境を作らない事が、喘息の発作の予防に重要である。


室内対策の大原則は、3つある。

 ①湿気を取る。
 ②ホコリをためない。
 ③ダニの生育場所を減らす。



①湿気を取る

結露は拭き取り、布団・クッション類は外に干し、湿気を取る。
こまめに窓を開けて換気をする。



②ホコリをためない

ホコリの中には、人の垢・フケ、ダニの死骸・フン、などの
アレルゲンがたくさん混じっている。

ホコリがたまり難くするように、家具の配置の工夫、蓋や扉のあるものを選ぶ、
などすると良い。



③ダニの生育場所を減らす

ダニが好むのは、湿気が高く、中に潜り込めるような、
絨毯・畳・布製のソファ・ぬいぐるみ・クッションなどである。

その他、観葉植物、加湿器などで湿度が高くなると、ダニ・カビが増えてしまう。

ダニは、エアコンの普及によって室内環境が年中安定している事、
アルミサッシの普及で室内の機密性が高まっている事、などより、
ダニの住み易い環境となり、ダニの増加を招いている。

ホコリ1g (ピンポン玉大) に5千-1万匹も住む事が出来、
6畳敷きカーペットに2万匹、布団1枚に30万匹、
毛布1枚に1万匹
 も居るとされる。

6-7月に増殖し、8-9月に死ダニが増える。
これが秋に喘息発作の多い原因の一つとも考えられている。

アレルギーで問題になるのは、そのダニの死骸や糞であり、丸洗いしたり、
掃除機で吸い取る事が非常に重要である。

ダニを減らす方法としては、寝具の清掃が最も重要 である。

布団はダニの好む条件が全て整う可能性がある場所であり、
1日の中で長時間体に接しているため、寝具の清掃は大変重要となる。

丸洗いが可能な素材を選ぶ。年1-2回は布団の丸洗いをする。

ダニアレルゲン粒子を殆ど通さない高密度繊維で出来た布団カバー、
防ダニ加工を施した布団なども有効である。

ただし、殆ど効果がない 物も販売されている。大抵の物は非常に高価であり、
お金をかけた分の効果があるかは疑問 である。


天気の良い日に寝具を干すことは良い。
(干す時に黒い布をかけると温度が上がりダニを殺す効果が上がる)

干した後、取り込む時に軽く叩き、取り込んだ後、表裏に掃除機をかける。

布団乾燥機も50℃以上でダニを殺す効果があるが、
生き残ったダニがまた増殖する、死骸もアレルゲンになるため、
その後に掃除機をかける必要がある

掃除機については、市販の掃除機(吸い込み率210W/hr以上、紙パック式)で
畳1枚分の広さにつき、1-2分程 かける。

簡単に言えば、普通の掃除機で、
布団1枚の裏表に約1分づつ
 時間をかけて埃を吸い取る。


木質フローリングは、普通に掃除機をかけていれば殆どダニの発生は無い。

多量のダニが発生するため、絨毯・カーペットは出来るだけ避ける。
掃除し易い、ホコリが溜まり難い、敷物が良い。


わざわざ高い吸塵力の掃除機を購入する必要は無い。
高い商品を手に入れるより、毎日根気よく続ける 事が重要である。


除湿も重要で、部屋の湿度は60%を目標にすると良い。
(室温25度で湿度が75%で最もよく増殖する)

夏は室温を下げるより、湿度を下げる方が効果がある。


その他、ソファーはビニールのカバーのものなら、掃除がし易くダニも余り増えない。

カーテンはまめに外して丸洗いする。

ぬいぐるみは丸洗いするか、ビニールの袋やケースなどに入れて飾っておく。



ペットを飼わない

毛のあるペットを室内で飼っていると、どうしてもダニが増える。
水槽の中で飼えるペットは大丈夫であるが、
水槽・えさなどの管理をしっかりしないと、ダニ・カビが増える。

実際、飼ってからは、なかなか手放す事は出来ないので、
その時は、ペットを充分に洗うのが良い。

絶対にペットを寝室に入れない ようにする。

ペットは寿命まで大事に飼って、
その後はもう飼わないようにする




タバコは絶対に避ける

喘息のこどもは少しの空気の汚れにも過敏で、すぐに発作を起こす。
こどもにとって、喘息以外の不利益も多い。

タバコのヤニはダニの好物でもあり、こどもの為、自分のためにも禁煙を勧める。

 『こどもとタバコの害』 参照。






毎日新聞の特集記事である。

11月2-4日、第56回日本アレルギー学会秋季学術大会が開かれ、
『子どものアレルギー・大人のアレルギー』 と題した市民公開講座が開催された。
講座ではアレルギー対策の参考になる話が多くあり、演壇に立った4人の
医師の講演内容を要約の形で掲載してあったため、紹介する。

もともとの記事は1個だが、長くなるので、3つに分けた。

『子ども・大人のアレルギー 効果的な対策・治療法①』 は、アトピー性皮膚炎、
『子ども・大人のアレルギー 効果的な対策・治療法②』 は、花粉症、
『子ども・大人のアレルギー 効果的な対策・治療法③』 は、喘息、

についてである。


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子どものアレルギー・大人のアレルギー 
効果的な対策、治療法

                                 毎日新聞 2006.12.13
              http://www.mainichi-msn.co.jp/science/medical/news


アトピー性皮膚炎やぜんそく、花粉症などアレルギー疾患に悩む子どもや大人が
増えています。どのような治療法や対策をとれば、QOL(生活の質)が改善される
のでしょうか。11月2-4日、第56回日本アレルギー学会秋季学術大会が開かれ、
『子どものアレルギー・大人のアレルギー』 と題した市民公開講座が
開催されました。講座ではアレルギー対策の参考になる話が多く出ました。
演壇に立った4人の医師の講演内容を要約の形で報告します。



 子どものぜんそく

日記で症状を客観的に
日本大学医学部付属練馬光が丘病院小児科・橋本光司医師


子どものぜんそくは、もともとぜんそくやアレルギーになりやすい人が
風邪を繰り返してゼロゼロするようになり、発症します。この時の気道には、
大人と同じように慢性的な炎症があって、過敏な状態である事が分かってきました。
炎症を繰り返すほど気管支の構造が変化(リモデリング)して重症化しますから、
症状が重くなる前に 早めに炎症を抑えていく 治療が有効です。

以前は発作時の治療が中心でしたが、最近は抗炎症作用のある予防薬が重要で、
吸入ステロイド薬を基本に抗ロイコトリエン薬やインタール吸入薬などを
組み合わせて対処するようになりました。

子どものぜんそくは、今までの報告では 思春期になる頃まで
7-8割 くらいは治るといわれていますが、
約2割は成人まで持ち越しています。
今後、治療法の進歩でもっと治癒率が上がることが期待されます。
幸いぜんそくの死亡率は減ってきました。

ぜんそくと上手に付き合うコツは毎日、ぜんそく日記をつけることです。
小学生くらいからは家庭でも簡単に肺機能を測定できる機械
(ピークフローメーター)を使用することで客観的にぜんそくの状態を
評価することが出来ます。

吸入ステロイド薬については、副作用を心配される保護者も多いと思います。
子どもでも 通常の使用量 ならば、ステロイドホルモンを分泌する機能や
骨の成長が低下するといった副作用の心配はほとんどありません。

大人は噴霧式や粉末式の吸入薬を使用しますが、子どもは吸入薬を
上手に吸うことが出来ない 悩みがあります。
6歳以上 では粉末式ならば十分出来るようになりますが、
5歳以下 の子どもはうまく吸えません。粉末式では練習用の笛で練習したり、
噴霧式ではスペーサーと呼ばれる補助具を使うなど工夫がいります。

日本でも今年9月からステロイド吸入液を 使用出来るようになった
事は乳幼児のぜんそくには朗報です。

しかし、ある調査では 患者の半分 が吸入ステロイド薬を途中で
勝手にやめてしまうことが分かりました。どんなに効果のある薬でも
継続して使用しなければ 効果はあがりません。
中断しやすく、手技に工夫がいることが吸入療法の落とし穴であり、
医師にとっても悩むところです。




 大人のぜんそく

吸入ステロイド薬は継続して
同愛記念病院アレルギー・呼吸器科、鈴木直仁医師


ぜんそくは気管支を取り巻く筋肉がけいれんし、気管支が狭くなって
呼吸困難に陥る病気です。ぜんそくは発作が特徴ですが、症状がない時でも、
気管支の粘膜がむくんだり、はげ落ちたりする病的な状態が続きます。

症状がないからといって、放置すると 徐々に気道が過敏 になり、
発作が起きやすくなって、ついには慢性的な呼吸困難に陥る危険があります。
ですから、治療に当たっては、症状がない状態をいかに長く維持
するかがポイントになります。

吸入ステロイド薬を毎日吸入し、症状が悪くなった時、
早めに発作止めの気管支拡張薬を使う というのが
治療の基本になります。

吸入ステロイド薬は発作などの症状がなくても、気管のむくみなどを治してくれます。
吸っても効かないとすぐにやめてしまう人がいますが、
2週間続ければ、確実な効果が出てきます。

副作用を怖がって敬遠する方も見られますが、飲み薬のステロイドと違って、
吸入ステロイド薬では糖尿病や高血圧になるようなことはありません。
妊娠中でも安全に使えます
『風邪を引いたら使うな』 という医師もいますが、
ぜんそくを悪化させる風邪をひいた時こそしっかりと吸入してください。

薬を使っていて、効いていないと思ったら、危険な兆候なので
早く医療機関にかかる ことも大事です。

ぜんそくは子供の病気というイメージがありますが、実は 大人 に
圧倒的に多いのです。大人のぜんそくは都市部で多く、死亡者は高齢者に多い。
日本のぜんそく死亡者は 年間3200人 くらいですが、
若い男性の死亡率は 欧米の10倍以上も高い のです。
これは有効性の高い 吸入ステロイド薬の普及の遅れ が
最大の原因でしょう。
吸入ステロイド薬が普及するほど、ぜんそくの 死亡が減少 することが
世界中で確認されています

ぜんそくは、遺伝的な体質のほか、家のほこり、ダニ、カビ、ペット、過労、
ストレスなどが影響して生じます。両親の どちらか が 喫煙者 だと
子供がぜんそくになるリスクは 2-4倍
両親とも 喫煙者だと 約8倍 にも達します。
親の喫煙は絶対にやめて下さい

冷たい空気も発作の原因になります。
冬場のマラソンは避けた方が無難です。

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より早期にしっかり治療をする事で、『治癒』 に近づく。

発作を繰り返す事で、気管支が痛んで、次の発作が起こり易くなる。
その悪循環になる前に治したいものである。

 『喘息 長期管理薬について』
 『喘息 薬の副作用が心配』 参照。



『日本でも今年9月からステロイド吸入液を使用出来るようになった』
⇒パルミコート吸入液の事である。

 『吸入ステロイド パルミコート懸濁液』 参照。



『患者の半分が吸入ステロイド薬を途中で勝手にやめてしまう事が
 分かりました。どんなに効果のある薬でも継続して使用しなければ
 効果はあがりません』
⇒治療を継続して頂くのがなかなか難しい。

上手くステロイド吸入出来る事、しっかり続ける事、これがいつも悩みである。


吸入ステロイドに対する誤解が解け、また、喘息に関するしっかりとした知識を
持って頂ければ、しっかりステロイドを継続し、コントロールも良好になる。
そうなれば、喘息死亡・入院どころか、発作による予定外受診もおおいに減ると思う。

 『小児での吸入ステロイドについて』
 『吸入ステロイド フルタイド』     参照。



『両親のどちらかが喫煙者だと子供がぜんそくになるリスクは2-4倍、
 両親とも喫煙者だと約8倍』
⇒喫煙は自分のため、こどものために、やめて頂きたい。

 『こどもとタバコの害①』『こどもとタバコの害②』 参照。




喘息の記事が一番多い。是非参考にして頂きたい。

『アレルギー 喘息 目次』 参照。


その他、特に参考にして頂きたい記事は、

 喘息とは
 ロイコトリエン受容体拮抗薬について
 小児でのテオフィリンについて

などがある。是非読んで頂きたい。






毎日新聞の特集記事である。

11月2-4日、第56回日本アレルギー学会秋季学術大会が開かれ、
『子どものアレルギー・大人のアレルギー』 と題した市民公開講座が開催された。
講座ではアレルギー対策の参考になる話が多くあり、演壇に立った4人の
医師の講演内容を要約の形で掲載してあったため、紹介する。

もともとの記事は1個だが、長くなるので、3つに分けた。

『子ども・大人のアレルギー 効果的な対策・治療法①』 は、アトピー性皮膚炎、
『子ども・大人のアレルギー 効果的な対策・治療法②』 は、花粉症、
『子ども・大人のアレルギー 効果的な対策・治療法③』 は、喘息、

についてである。


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子どものアレルギー・大人のアレルギー 
効果的な対策、治療法

                                 毎日新聞 2006.12.13
              http://www.mainichi-msn.co.jp/science/medical/news


アトピー性皮膚炎やぜんそく、花粉症などアレルギー疾患に悩む子どもや大人が
増えています。どのような治療法や対策をとれば、QOL(生活の質)が改善される
のでしょうか。11月2-4日、第56回日本アレルギー学会秋季学術大会が開かれ、
『子どものアレルギー・大人のアレルギー』 と題した市民公開講座が
開催されました。講座ではアレルギー対策の参考になる話が多く出ました。
演壇に立った4人の医師の講演内容を要約の形で報告します。



 花粉症

湿度抑え、掃除機でダニ退治
千葉大学大学院医学研究院耳鼻咽喉科学・堀口茂俊医師


現在、花粉症が大きな社会問題になっており、先進国でしかも都市部に
患者が多いのが特徴です。日本では国民の 2割 近くが花粉症に悩む
アレルギー性鼻炎の患者だといわれています。

私たちの調査では、小中学生の8割 近くが、すでにスギやヒノキに
感作(花粉を外敵として記憶)しています。

山梨県の子どもたちを調べたところ、花粉の多い所でも少ない所でも
感作率に差はありません が、学年が上がるにつれて
発症者が増えています。千葉県南部の小学生を調べた結果でも、
過去10年間でスギに感作している割合は増えています。

原因はいろいろありますが、家の中のダニが昔に比べて増えています。
密閉された住環境 が要因のひとつでしょう。
交通量の多いところで発症率が高い のを見ると、
大気汚染や喫煙も関係していると考えられます。

家庭で出来る自衛策は出来るだけ実践しましょう

ダニ退治には 二重フィルター付きの掃除機 を使い、
室内の湿度は50%以下 にしましょう。
空気清浄機を設置 するのもよいです。
家に入るときは 花粉専用ブラシ で花粉を落とし、うがい をしましょう。
外出時には 帽子やマスク、メガネ をもっていきましょう。
野外活動後に シャワー で体を洗うのもよいでしょう。

花粉の飛散に備えられるように千葉大学耳鼻咽喉科では花粉予報の
情報配信サービスをやっています。インターネットでも見られ、
1時間ごとに2キロマス目の地区の花粉飛散量が分かるようになっています。
例えば、『今日の銀座は少なそうだ』 といった情報が分かります。

決定打になるような治療法はまだない のが現状ですが、
患者が何に困っているかを医師によく話して頂くのが一番大事です。

微量のアレルゲンを注射して体質を変える 減感作療法 は、
根本的に治る可能性を秘めていますが、治療に 2年近くかかる
のが短所です。私たち千葉大学医学部では注射しない
舌下減感作 という治療法を臨床試験しています。

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こどもの花粉症も増えている。

国民の4-5割ほどが 『花粉症』 と言われ、最近は1歳児でも、
花粉症のこどもが出てきている。

この記事でも、花粉・ダニ対策の必要性が言われている。

神経質になり過ぎる必要は無いが。


アレルギーを起こさないための環境整備の事については、
『アレルギー 環境整備』 参照。






毎日新聞の特集記事である。

11月2-4日、第56回日本アレルギー学会秋季学術大会が開かれ、
『子どものアレルギー・大人のアレルギー』 と題した市民公開講座が開催された。
講座ではアレルギー対策の参考になる話が多くあり、演壇に立った4人の
医師の講演内容を要約の形で掲載してあったため、紹介する。

もともとの記事は1個だが、長くなるので、3つに分けた。

『子ども・大人のアレルギー 効果的な対策・治療法①』 は、アトピー性皮膚炎、
『子ども・大人のアレルギー 効果的な対策・治療法②』 は、花粉症、
『子ども・大人のアレルギー 効果的な対策・治療法③』 は、喘息、

についてである。


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子どものアレルギー・大人のアレルギー 
効果的な対策、治療法

                                 毎日新聞 2006.12.13
              http://www.mainichi-msn.co.jp/science/medical/news


アトピー性皮膚炎やぜんそく、花粉症などアレルギー疾患に悩む子どもや大人が
増えています。どのような治療法や対策をとれば、QOL(生活の質)が改善される
のでしょうか。11月2-4日、第56回日本アレルギー学会秋季学術大会が開かれ、
『子どものアレルギー・大人のアレルギー』 と題した市民公開講座が
開催されました。講座ではアレルギー対策の参考になる話が多く出ました。
演壇に立った4人の医師の講演内容を要約の形で報告します。



 アトピー性皮膚炎

厚さ0.1ミリ、角層の保湿対策を
国立成育医療センター皮膚科・佐々木りか子医師


アトピー性皮膚炎は皮膚のバリアが壊れた状態ですから、
治療とともに日常的に皮膚を守るスキンケアがとても大事です。
今日は乳幼児を中心にスキンケアの基本をお話しします。

まず、小児(15歳以下)の皮膚の厚さは、大人に比べて薄いということです。
ごしごしこすれば、壊れてしまいます。ですから、スキンケアは、
皮膚の一番外側にある厚さ 0.1ミリにも満たない 角層をいかに守るか
が大切です。

実は 10歳まで の皮膚は皮脂の形成が少なく、一生の中で、
皮膚の表面が 一番乾いている時期 なのです。
大切に守ってあげないと水分がすぐに減ってしまい、特に冬場は水分が
ゼロ近くになってしまいます。
このため、保湿剤を使って角層を保護 しないといけません。

新生児でも頭には脂が多い時期があります。このときは頭髪用シャンプーで
ちゃんと洗ってあげましょう。私の子育て経験からいって、新生児の頭でも、
ジャージャーと湯を流して洗って大丈夫です。

アトピー性皮膚炎の子供は北半球では 8-11月うまれに多い
という調査結果があります。生後2カ月前後は皮脂の量が一番少なくなる時期です。
ちょうどその時に 肌が乾燥しやすい冬 を迎えますが、
この時のケアがうまくいかずアトピー素因のある子どもは 
アトピー性皮膚炎になりやすいという考え方です。
ですから、新生児期から保湿は必要 です。
おむつかぶれが出来やすいお尻の周辺や口の周りはローションのようなものを
塗りましょう。

新生児期以降でも、顔や体の保湿対策は欠かせません。
塗る前には、肌の角層が傷つかないよう柔らかいタオルで、汗などの汚れを
やさしくふきとってから塗ります。

顔では、ほおやあごなど 皮膚の出っ張った所 に赤みやカサカサが
出来やすいので、刺激の少ないせっけんで よく洗ってから
保湿剤を塗ります。塗りむらが生じないよう顔全体に均一にのばして塗りましょう。
耳たぶや耳の外側も塗ってください。首から下も、胸、腹、背中、腕、足、お尻と、
左右均等に軽くマッサージするように塗っていきます。

保湿は出来れば 1日3回 を目標にしてください。3回が無理なら、
せめて 夜の風呂上がりと登校前の朝 も心掛けてください。

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スキンケアがいかに大切かという事が解って良い。

厚さ0.1ミリ しかない角層を守る、と言われると、洗い難くなった人も
多いかも知れないが。


しっかり洗って汚れを落とす事、そして、『保湿剤』 は
その角層の代わり・補充であるので、しっかり塗って頂きたい。


アトピー性皮膚炎の記事もたくさん書いている。

 『アレルギー アトピー 目次』 参照。


特に、以下の記事は参考になると思う。

 アトピーの原因
 アトピー性皮膚炎におけるスキンケア 
 アトピー 入浴時に注意する事
 ステロイド軟膏の使い方
 保湿剤の塗り方①
 保湿剤の塗り方②


これらの記事は是非読んで頂きたい。






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