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今回は、赤ちゃんの発熱について、である。




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『赤ちゃんはお母さんの免疫をもらっているので
カゼをひかない?』



確かに赤ちゃんは母親から免疫をもらっている。


だから、母親が麻疹や風疹、水痘などの免疫を持っていれば、
赤ちゃんもそういった病気に対する免疫をしばらく持つことになる。

母親からもらった免疫の有効期間は、病気の種類によっても多少異なるが、
大体、生後半年位 までである。


しかし、お母さんでもひいてしまう 『カゼ』 には当然赤ちゃんもかかる事になる。


母親以上に赤ちゃんの免疫が強いはずが無い。


母親から免疫をもらっているので、母親がかかるような感染症は、
何にしろ、赤ちゃんもかかる と思った方が良い。


しかも、いわゆる 『カゼ』 には数十種類のウイルスが居て、
殆どの人が毎年何回も掛かるように、ウイルス自体も微妙に変化している。

もともといわゆる 『カゼ』 に対する感染防御として
『抗体』の効果は薄い。



赤ちゃんの発熱の9割方はいわゆる 『カゼ』 であるが、中には、
重症な細菌感染症が混ざっている、
容易に脱水に陥る、
症状が出にくい・変化が解り難い、
などのため、
幼少児、特に3ヶ月未満の赤ちゃんが発熱した場合、入院となる事が多い。
(全例入院としている病院もある位である)


元気かどうか、哺乳がどうか、が最も重要であるが、
3ヶ月未満の赤ちゃんが発熱した場合は、
速やかに病院へかかることを勧める。



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今回は、赤ちゃんの血便、特に心配の要らない 『糸くずのような血便』 について、である。

この質問は比較的多い。

 

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赤ちゃんの糸くずのような血便

赤ちゃんの血便の原因はたくさんある。

細菌性胃腸炎、ウイルス性胃腸炎(嘔吐下痢症)、などの一般的な病気もあるが、
怖いものでは、腸重積、溶血性尿毒症症候群、凝固異常、などもあるし、
乳児には稀なものも入れると、アレルギー性紫斑病、潰瘍性大腸炎、虚血性腸炎、などもある。

これらの病気は、腹痛が強い、出血が多い、下痢が酷い、発熱、嘔吐、などの他の症状も強く、
速やかに病院にかかる必要がある。


今回は、乳児期早期の赤ちゃんで、発熱無く、元気で、ご機嫌で、哺乳も良好
という状態の赤ちゃんの 糸くずのような血便 について、である。

腹痛があると、不機嫌な事が多い

こういう場合、大腸リンパ濾胞増殖症、ミルクアレルギー(軽症)、ウイルス性腸炎(軽症)、
大腸ポリープ(軽症)、メッケル憩室、肛門亀裂(傷)、などが考えられる。

乳児期後半から幼児期では、肛門亀裂、つまり、便秘、外傷に伴う肛門の傷、による出血が多い。

まずは、便秘のコントロールをする必要がある。


ミルクアレルギー、ウイルス性腸炎、大腸ポリープ、メッケル憩室、などは軽症の場合、特に他の
症状がはっきりせず、軽い血便だけの場合もある。

出血が長く続く、増加する、他の症状が無いという事であれば、これらの病気でも、基本的には
経過観察で良いと思われる。

悪化すれば精査すべきである。


『大腸良性リンパ濾胞増殖症』 は、腸管粘膜内のリンパ組織(リンパ濾胞)の数が反応性に
増加・腫大し、小ポリープ状に消化管内に突出し、便が通過する際に少量出血するものである。

原因は、ウイルス感染、慢性炎症刺激、ともいわれているが、詳細ははっきりしていない。

母乳栄養児に多く、生後6ヶ月頃にみられなくなる事が多い。

数ヶ月の間、同様な血便がみられ、繰り返す事が多いが、時期が来れば、自然に改善する事が多い。


また母乳の赤ちゃんはもともと血便が出易いと考えられている。

それは、母乳の赤ちゃんは、母乳中に含まれる乳糖が腸内で発酵する事により、
腸の中が 酸性 に傾くことが刺激になって、腸の蠕動が活発となるためである。

酸性である事で、腸の粘膜は出血しやすくなり、また腸がよく動く事で粘膜がこすれて出血を
起こしやすくなると考えられている。

赤ちゃんが元気で、哺乳も良好で、ご機嫌で、特に、下痢、嘔吐、発熱、などの症状も無く、
便に混じる血液も少ない、という場合は、経過観察で良いと思われる。

出血が増える、悪化する、他の症状を伴う場合は、速やかに病院へ行く必要がある。






タバコを誤飲する事故はかなり多い。

今回はタバコ誤飲について、である。




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タバコ誤飲

日本中毒情報センターへのタバコ誤飲の問い合わせは年間に 5000件
1日平均13-14件で、これは総相談件数の16-17%に相当する。

タバコ誤飲の 70%は0歳児 で、大体生後5-6ヶ月以降にみられ、
8ヶ月児に最も多くみられる。

誤飲したタバコが置かれていたのは、
床から50cm以下の場所が8割を占めている。


赤ちゃんと同じ部屋に居て誤飲した場合をみると、
『テレビを見ていた、居眠りをしていた、電話中』 など、
ほんの一瞬目を離したスキ に起こっている。

赤ちゃんと別室に居た場合は、『台所仕事、後片付、洗濯、掃除』 などが多い。


タバコ誤飲が恐れられるのは、ニコチンの致死量が成人で40-60mg、
乳幼児で10-20mgと毒性が極めて高いためである。

タバコを温水に1時間浸潤するだけで、含有ニコチン量の70%が溶出し、
しかも肺、皮膚、消化管かのいずれもからも、容易に吸収される。

タバコの箱に記載してあるニコチン量は、
火をつけてフィルターから回収出来る量で、実際の含有量は10倍以上であり、
市販の紙巻きタバコ1本のニコチン含有量は16-24mgで、
乳児の致死量は、1/2-1本 である。


しかし、現在まで、タバコ誤飲による 死亡例の報告はなく
重篤例もきわめて稀なケースとされている。


その理由として、乳児がタバコを口にしても実際の誤飲量が少ない事、
誤飲しても強酸性の胃液中では水と異なり、
タバコからニコチンの溶出が遅れるためニコチンの 吸収に時間がかかる 事、
吸収されたニコチンは強い催吐作用を有するため、
嘔吐により摂取量の大半が体外に排除 されるため、である。

溶出したニコチンの吸収は、
胃液のような酸性液の中ではゆっくりで、
15分で3%しか吸収されない。

危険なのは、空き缶などを灰皿代わりにして、
タバコが水に浸かっているような液体を飲んだ場合で、
速やかに吸収され重篤な中毒症状を示す可能性がある


タバコ誤飲の中毒症状の出現頻度は14%程度で、
最も頻度が高い症状は、嘔気、嘔吐である。


嘔吐は10~60分以内にみられる。
その他の症状も殆どは 2-4時間以内に出現する。



その他の症状として、主要成分であるニコチンが、自律神経系作動薬であるため、
白律神経・中枢神経・骨格筋などの各神経に対して作用し、
少量のニコチンでは刺激作用により、血圧上昇、頻脈、皮膚蒼白、発汗、
興奮などが発生し、大量となると中枢神経抑制により呼吸停止となる。


日本小児科学会『タバコ誤飲に対する処置について』 では、

気づいた時点ですぐに吐かせるのが原則。
しかし、消化管中で吸収されるのを阻止するため、
タバコの葉や吸い殻を誤飲した場合は、水や牛乳は飲ませない

誤飲したタバコの長さが2cm以下の場合は用手催吐以外の処置は不要、
また、誤飲した量が不明の場合であっても、ニコチン中毒症状、嘔気、嘔吐などを
認めない時には、2cm以下の場合と同じ処置でかまわない』 となっている。

つまり、タバコの葉を
2cm以下誤飲した場合には、特に処置を必要とせず、
4時間観察して症状が出現しなければ問題ない。


何らかの症状がみられたり、
タバコの葉を2cm以上、
あるいはタバコが溶け出た水を飲んだ場合は

医療機関を受診する必要がある。


タバコの誤飲予防の一番良い方法は、
こどもの環境からタバコを一切無くす 事である。


タバコの害については一般に良く知られているが、
もし、どうしてもタバコを無くせない場合は、生後5ヶ月を過ぎたら、
タバコの誤飲が起こり易い事、タバコを床から1m以下の場所に置かない事、
空き缶などを灰皿代わりに使わない事、を絶対に守らなければならない。

 『こどもとタバコの害①』 参照。




今回は 『呼吸窮迫症候群』、通称 『RDS』 についてである。

『呼吸窮迫症候群』 は低出生体重児・早産児に起こり、
すぐにNICUに入院する事になるため、なじみは薄いかも知れない。

普通の赤ちゃんの呼吸障害の原因で一番多いのは、
『新生児一過性多呼吸』 であり、『呼吸窮迫症候群』 とは異なる。




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呼吸窮迫症候群 RDS (respiratory distress syndrome)


『肺サーファクタント』 という物質が足りないために、
肺が充分に開かず、生まれてすぐに呼吸障害を呈する。

『肺サーファクタント』 とは、肺胞の細胞が作り出す表面活性物質で
この物質のおかげで肺はつぶれず呼吸をすることが可能になる。

我々が息を吐いた時には肺胞(肺の先端の袋)はしぼむが、この時、
『肺サーファクタント』 が反発しあって、肺胞が完全に潰れるのを防いでいる。

もし、『肺サーファクタント』 がないと潰れてしまった肺胞を押し広げるのに
大変な力が必要となる。


ゴム同士がペタッとくっ付いている風船と、
既に少し膨らんでいる風船と、
どちらが楽に膨らませられるか?



それと同じである。

つまり、『肺サーファクタント』 が足りないと、
呼吸をするのに大変な圧力・労力を要する。


『肺サーファクタント』 の生成は、在胎20週頃から開始され、
在胎28週頃から肺胞内に分泌されるようになる。

在胎35週 位までの 『肺サーファクタント』 の生成量は不十分な為、
これ以前の時期に出生した赤ちゃんは、 『呼吸窮迫症候群』 を呈する
可能性が多くなる。


特に、在胎週32週未満、出生体重1500g未満
の児で起こる確率が高くなる。

おおよそ、在胎25週未満は7-8割、在胎26-28週で五分五分、
在胎29-32週で3-4割、の発症率と言われている。


また、満期で生まれた赤ちゃんでも、胎便を肺に吸引した場合、
仮死などで強い低酸素なった後などに、ひどい呼吸障害を呈し、
2次的に 『肺サーファクタント』 の働きが阻害されて発症する事もある。


診断は、レントゲン写真、血液の酸素濃度、などから総合的に判断する。


治療は、気管支に管を入れて人工呼吸器による呼吸補助を行いながら、
出来るだけ早期に人工肺表面活性物質(人工サーファクタント)を
気管から肺に注入する。

胎便吸引、仮死などが原因の場合は、肺の洗浄、昇圧剤などによる循環の補助、
などの治療も同時に行う必要がある。


人工サーファクタントを入れれば速やかに改善するが、ただ、
『呼吸窮迫症候群』 を発症する赤ちゃんは未熟性が強い・呼吸障害が強かった、
などのために通常数日から2週間程の人工呼吸器による治療が必要となる。





生まれたての 『赤ちゃんの呼吸障害』 で最も多いのは、
『新生児一過性多呼吸』 と呼ばれる病気である。


『新生児』 の 『一過性』 の『多呼吸』 なんて何て適当な病名か、
と思うが、れっきとした病名である。


今回は、 『新生児一過性多呼吸』、通称 『TTN』 『TTNB』 についてである。




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新生児一過性多呼吸 TTN (transient tachypnea of newborn)


『肺水』 の吸収障害が原因 である。


お腹の中の赤ちゃんは肺で酸素を交換する必要が無く、
肺は 『肺水』 という液で満たされている。


生まれたての赤ちゃんが正常な呼吸が出来るためには、
生まれた直後にこの 『肺水』 という液体が肺から取り除かれなくてはならない。


『肺水』 の輸送がすぐに行われないと、肺胞に液体が残留し、
赤ちゃんは呼吸困難に陥る事になる。


『肺水』 は、20-25ml/kg 存在しているため、
おおよそ満期の赤ちゃんで、70ml程ある。

それが残るとなると、生まれたての赤ちゃんの気管支に直接
ヤクルト一本以上を流し込むと想像して欲しい。


そりゃ苦しいはずである。

成人なら、『1000ml以上』 の計算になる。


『肺水』 の産生は陣痛が始まると、
陣痛に伴うカテコラミンの作用などで産生が減少する。


分娩時産道を通過する際に、赤ちゃんの胸郭が圧迫されて物理的に排泄される事、
肺呼吸の開始により 『肺水』 は肺胞周囲の間質へ移動し毛細血管から吸収され、
空気と入れ替わる事、などにより 『肺水』 は無くなる。


帝王切開 で生まれた赤ちゃんでは、 『陣痛発来なし+圧迫なし』、
のため、『肺水』 の吸収が遅れる。


低タンパク血症 では、血液の膠質浸透圧(濃度)が低いため、
間質から血中への 『肺水』 の吸収が不十分となる。


多血症 があると、静脈圧が高く、毛細血管からの吸収が起こり難くなる。


『肺水』 は濃度が薄い方から濃い方、圧が高い方から低い方、に流れる。


その他、母体が 糖尿病 の時もインスリンにより肺の吸収を阻害するため、
TTNになりやすい。



症状は、出生直後から数時間以内より多呼吸が出現する。

『呼吸窮迫症候群』 より軽く、週数も満期産の赤ちゃんに多い。


誘因としては、

呼吸確立の遅れ : 胎児仮死・新生児仮死、骨盤位分娩、母体の全身麻酔
胎児へのストレスが少ない : 帝王切開
血液の膠質浸透圧が低い : 低タンパク血症         などがある。
 


大部分の赤ちゃんは、酸素投与 により、
数時間-数日間 で軽快するが、
治療開始までの時間が長いと重症度は上がるし、
そもそも、この病気の重症度は幅が広く、個人差も大きい。


一部の赤ちゃんでは、N-CPAP (鼻に装着して酸素と圧を補助する装置)、
あるいは、人工呼吸器になる事もある。


呼吸障害が続き、肺胞の細胞が痛む事で、
2次的に 『呼吸窮迫症候群』 に陥る事もある。

血漿成分の漏出により、サーファクタントを不活化 してしまうためである。


基本的には、『一過性』 の病気であり、
早期に治療を開始すれば経過は良好である。





今回は、世界最小の超低出生体重児についてのニュースである。

 『低出生体重児 分類』『低出生体重児 原因・症状』 なども参照。




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身長10インチ未満の世界最小の超未熟児、順調に成育
                       マイアミ/米国 2.20 AFP
                     http://www.afpbb.com/article/1352228

マイアミの病院で、21週6日 の早産で生まれた世界最少の超未熟児が、
新生児集中治療室で順調に成育、誕生から4か月後、20日に退院する運びとなった。

この超未熟児はアミリア・テイラーちゃん。マイアミのバプティスト小児病院
によると、母親のソーニャ・テイラーさんへの早産防止処置が失敗。
急きょ帝王切開に切り替えられ、アミリアちゃんは2006年10月24日に産まれた。
誕生時には、体重280グラム
身長はボールペンよりやや長い9.5インチ(約24センチメートル)
しかなかったという。

誕生直後のアミリアちゃんは、人工呼吸器の力を借りなくとも自発呼吸があり、
産声をあげようとする動きも数回みられたという。

母親のソーニャさんは 『この子がこんなに良く育ってくれるとは、
出産直後には思いもしなかったけど、今では普通の赤ちゃんらしくなってきた』
と喜びを語った。

アイオワ大学によると、23週以下の超未熟児の生存例はなく、
アミリアちゃんは世界最少記録になるという。

しかしソーニャさんは、現在、1800グラムのアミリアちゃんも、
『十分に、ふくよかな赤ちゃん』 と嬉しげだ。

同病院の新生児担当医師、ウィリアム・スモーリングさんによると、
誕生時、頭部裂傷があったアミリアちゃんだが、傷はすぐに治り、
今では両親の世話のもと、自宅で暮らせるまでに順調に成育したという。

スモーリング医師にとって、アミリアちゃんは正に 『奇跡のベビー』 だ。

アミリアちゃんの治療について、同医師は 『地図のない航海』 のよう
だったと語る。『こんなに小さな新生児の 『正常』 な血圧値なんて、
誰も知らないんだからね』

また、米国小児科学会が、一般的に 23週以下で400グラム未満 の
新生児には生存能力がないとの見解を発表していることについて、
スモーリング医師は 『アミリアの例を考慮して、未熟児の生存能力基準を
再度見直す必要がある』 との考えを示した。

『時を経て、医療技術はアミリアのような超未熟児を救えるほどに
目覚ましい発展を遂げた。10年前には生存不可能だった未熟児も、
今なら我々の手で救うことができる』

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わずか21週で出生の女児退院へ
                       2007.2.20 共同通信
    http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20070221-OHT1T00164.htm

米フロリダ州マイアミのバプテスト子供病院は20日、同病院で昨年10月に
妊娠わずか21週の段階で生まれた女児が順調な成長を続け、数日内に
退院できる見通しになったことを明らかにした。生まれたときの体重は
284グラムしかなかった。

同病院によると、低体重児のデータを集めているアイオワ大のまとめでは、
妊娠23週以降 に生まれた赤ちゃんが育つ事例しかなく、世界記録
とみられている。

現在の体重は約2040グラム。母親は 『いまだに驚いている。
このように大きくなるとは想像もできなかった』 と話しているという。

女児はアミリア・ソニア・テーラーちゃん。昨年10月24日、帝王切開により誕生、
身長は 『ボールペンよりやや長い』 約24センチ。妊娠期間は21週と6日だった。

妊娠期間は通常37―40週で、日本の厚生労働省などによると、
2500グラム未満で生まれた赤ちゃんを 『低出生体重児』 と呼ぶという。

アミリアちゃんの成長は、病院も 『奇跡』 と呼ぶほどで、
病院はあくまで 例外的な事例 だと強調。
『多くのことがうまくいった場合にあり得るだけで、
新たな(医学的)傾向を確立したとは考えないでほしい』
と くぎを刺している


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21週6日体重280グラム・・・。


日本の法律では、22週からは、『赤ちゃん』 とみなされる。

記事には、23週未満での成長記録は無いとあるが、日本の多くの有名な
NICUでは、22週台での退院は既に何例もある。

自分自身も数人は見た事がある。


ただ、『21週台』 はないであろう。

というのも、21週台での出生は、『早産』 では無くて、『流産』 と
考えられるからである。

ヨーロッパでは、『24週以上』 としている所が多い。

神経学的後遺症などが全く無く育つ確率は低く、普通は小児科医が
立ち会う事はない。


2つの記事の結びが少し異なる。

『アミリアの例を考慮して、未熟児の生存能力基準を再度見直す必要がある』
『時を経て、医療技術はアミリアのような超未熟児を救えるほどに
目覚ましい発展を遂げた。10年前には生存不可能だった未熟児も、
今なら我々の手で救うことができる』


『多くのことがうまくいった場合にあり得るだけで、新たな(医学的)
傾向を確立したとは考えないでほしい』 とくぎを刺している。


助かった例があるからといって、より幼弱な赤ちゃんを救おうと考えるのは
間違っている。

確かに、赤ちゃんには無限の可能性がある。

しかし、それ以上に、後遺症の残る赤ちゃんを多く生み出す可能性があり、
医療費も莫大にかかることになる。

医療の限界に挑む必要は無い。


現在、未熟児が増えて、NICUがパンクし、助かるはずの赤ちゃんも
入院出来す、遠くまで搬送されるケースがある位である。

まず一歩ずつ、普通のお産、普通の赤ちゃんが産める環境を整えた後に、
より未熟な赤ちゃんを助ける範囲を拡げるべきである。


ただ、この赤ちゃんの事は応援したい





1ヵ月健診で聞かれる事が多い質問が幾つかある。

『赤ちゃんの頭の変形』 について、めやにについて、湿疹について、などが多い。

今回は、結構多い質問 『赤ちゃんの嘔吐』 について、である。



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赤ちゃんは、食道と胃のつなぎ目の締まりが緩く
胃の機能も未熟 なため、また、ミルクを飲む際に一緒に 空気 も飲み込むため、
『溢乳』 (いつにゅう)といって、口の端からタラタラとミルクが流れ出たり、
ゲップと共に勢いよく吐いたりする事がある。

これらの多くは 生理的 なもので、成長とともに改善していく。

吐いた後に 機嫌が良く、発熱など他の症状がなければ、問題の無い事が多いが、
元気がなく、ぐったりしていたり、頻回に吐いて水分が摂れない時は、注意が必要である。

赤ちゃんは 容易に脱水 に陥るためである。

 『嘔吐・下痢時の対処法について』『こどもの脱水について』 も参照。
 ただし、これは主に幼児についての記事である。


当然、赤ちゃんでも胃腸炎にはかかる


グッタリする場合、発熱などを認める場合は、
髄膜炎などの 重症な病気 の可能性があり、小児科にかかる方が良い。

急に嘔吐の回数が増えた場合、噴水状に勢い良く吐き出す場合、嘔吐が続く場合、
血液・緑色のものを吐いたりする場合、なども、放っておけない 外科的な病気 
の可能性があり、すぐに病院にかかる方が良い。


また、乳児で突然激しく泣いて嘔吐するものに 『腸重積症』 という病気もある。

 『腸重積について』 参照。


空気を飲み易い赤ちゃんの場合は、途中で何回かゲップをさせながら哺乳する、
飲み終わった後ですぐに寝かさず、しばらく立て抱きにする、
上半身を起こし気味にして寝かせる
右側を下にして寝かせる
などによって嘔吐の回数が減少する。

胃から食道への 軽度の逆流は殆どの赤ちゃんにある が、
上半身を起こし気味にして寝かせる、右側を下にして寝かせる、
事で、逆流もしにくくなって、溢乳も減る。

『右を下にして寝かせる』 のは、体の右側に 胃の出口 があるためである。

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右側を下にする事で、胃の出口にミルク、入り口に空気、となり、
ミルクの腸への流れがスムーズになる、空気が戻る時にミルクを道連れにしなくなる、
などとなるためである。

胃から食道へのミルクの逆流(胃食道逆流)・溢乳も程度を超えると異常である。

その目安は、体重が増えているかどうか、である。

体重が良く増えていれば、必要な1日分のカロリーは取れているため、問題無い事が多い。

生理的な胃食道逆流は大きくなるに連れて、改善する。


1回に哺乳する量が多すぎる場合もある。

この場合も、体重増加は良好であれば、そのままもペースで様子を見て良いが、
改善が悪い時・気になる時は、1回量を減らし、少量ずつ頻回に
ミルクを飲む事で嘔吐は減る。


生まれて数日以内の嘔吐は、『初期嘔吐、新生児嘔吐』 の事が多く、
分娩時に飲み込んでしまった羊水・血液が胃の刺激になる、
まだ胃腸の働きが十分でないため、などのためである。

嘔吐が頻回の時は、NICUに入院し、点滴となる事もあるが、数日で改善する。


外科的な病気には、『肥厚性幽門狭窄症』、『腸閉塞・腸閉鎖』、『腸捻転』、
などがある。

肥厚性幽門狭窄症は、胃の出口である幽門が周りの筋肉が肥厚する事で
徐々に狭くなる病気で、典型的には生後2-3週頃から始まる、
噴水状の嘔吐が主な症状である。

1日から数日単位で悪くなる 病気である。
突然嘔吐が悪化した時には要注意である。

『腸閉鎖』、『腸捻転』などは、数時間から1日単位 で悪くなる病気である。








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